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【世界】アタリの『ゴジラ怪獣大乱闘』リマスター、Steamは95%が好評で批評家は72点。日本語レビューは591件中2件

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【世界】アタリの『ゴジラ怪獣大乱闘』リマスター、Steamは95%が好評で批評家は72点。日本語レビューは591件中2件

3行サマリー

  • アタリが11月3日に発売した『ゴジラ怪獣大乱闘』リマスターは、Steamで591件中95%が好評の「圧倒的に好評」です。
  • 批評家の評価はOpenCriticの平均で72点、推薦率は56%。IGNやGameSpotなど主要4媒体はいずれも10点満点の7点でした。
  • 元は2002年12月12日に日本でもゲームキューブで発売された作品ですが、Steamの日本語レビューは2件にとどまります。

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アタリの『ゴジラ怪獣大乱闘』リマスター、発売2日でSteam「圧倒的に好評」に

アタリが11月3日に発売した『Godzilla: Destroy All Monsters Melee Remastered』(日本語題『ゴジラ怪獣大乱闘』)が、Steamで「圧倒的に好評」の評価を得ています。11月5日朝(日本時間)の時点で、ユーザーレビュー591件のうち95%が「おすすめ」でした。

2002年に発売された怪獣格闘ゲームを、当時の開発元Pipeworks Studiosが作り直したリマスターです。対応機種はPC(Steam)、PS5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2。使える怪獣は12体で、オンライン対戦が新たに加わりました。Steam版の価格は3,850円で、日本語の字幕と音声に対応しています。

一方で、批評家の評価はそこまで高くありません。プレイヤーと批評家の評価が分かれ、日本ではまだほとんど遊ばれていない。この記事ではその3点を数字で確かめます。

Steamストアは95%が好評、OpenCriticの批評家平均は72点

出典:Godzilla: Destroy All Monsters Melee Remastered(Steamストア / 2026年11月5日 日本時間6時台に閲覧)

出典:Godzilla: Destroy All Monsters Melee Remastered Reviews(OpenCritic / 2026年11月5日 日本時間6時台に閲覧)

“a delightful throwback to a bygone era of lazy weekends past”(過ぎ去った時代の、のんびりした週末を思い出させる楽しい作品)(IGN)

OpenCriticには26件の批評が集まり、上位批評家の平均は72点でした。「おすすめ」とした批評家は56%です。IGN、GameSpot、Nintendo Life、Push Squareの4媒体はいずれも10点満点の7点をつけています。同じ時刻のSteamの同時接続プレイヤー数は2,132人でした(Steam公式APIの値)。

批評家は「中身が薄い」、プレイヤーは「子どもの頃のまま」で評価が分かれた

点数の差は、同じ「元のまま」を短所と見るか、長所と見るかの違いから生まれています。批評家の多くは、リマスターが2002年版にほぼ手を加えていない点を、遊びの浅さと結びつけました。GameSpotは、友人と短時間遊ぶときがいちばん楽しいとしたうえで、こう書いています。

“at its worst when it attempts to prolong a game that never had much depth to begin with”(もともと深みのないゲームを長引かせようとするときが最悪)(GameSpot)

Nintendo Lifeも「忠実なアップデート」と評価しつつ、1人用モードは「とても薄い」と指摘しました。

Steamのレビューでは、同じ忠実さが評価されています。「参考になった」順の上位には、ゲームキューブ版をレンタルしたり、兄弟や親と遊んだりした思い出を書いたレビューが並びます。「あの頃のまま、それでいて見た目は良くなった」という声が並びます。不満点として挙がったのは、画面の表示(HUD)が元のゲームキューブ版より味気ないことくらいで、それを書いた人もおすすめに入れていました。

なぜ懐かしさがここまで点を押し上げるのか。レビューを読むと、プレイヤーが比べている相手は今の格闘ゲームではなく、自分の記憶の中の2002年版です。あるレビューは、コラボや他の格闘ゲームへの参戦ではない、ゴジラが主役の公式ゲームがようやく出たことを喜んでいました。批評家は「今のゲームとして十分か」を問い、プレイヤーは「あの遊びが戻ってきたか」を問うています。問いが違うので、点数も分かれました。

最も参考になったレビューは1,989票、海外ファンは続編のリマスターを求めて買っている

Steamで「参考になった」の票を最も集めたレビューは1,989票でした。『GTA VI』を引き合いに出した冗談で、7.6時間遊んだうえでおすすめしています。249票を集めた別のレビューは「ゴジラファンなら、もっと出してほしければ買って支えるのが務めだ」と書きました。

この「買って支える」という考え方は、Redditのゴジラ掲示板r/GODZILLAにも出ています。発売前日の11月2日(米国時間)、パッケージ版を手にした写真に「続編『Save the Earth』のリマスターを後押しするため、自分にできることをする」と添えた投稿が898票、コメント76件を集めました。コメント欄では「Save the Earthが出たら初日に買う」という声のほか、Xbox版にパッケージ版が無いことへの不満も目立ちます。

批評家の側も同じ方向を見ています。Nintendo Lifeはレビューの最後を、続く2作のリマスターを望む一文で締めくくりました。

“Now if we could just get a remaster of Save The Earth and Unleashed…”(あとは『Save The Earth』と『Unleashed』もリマスターしてくれれば……)(Nintendo Life)

出典:Steamコミュニティのレビュー一覧/r/GODZILLAの投稿(いずれも2026年11月5日 日本時間6時台に閲覧)

日本語レビューは591件中2件、日本でも2002年に発売された作品なのに

Steamのレビューを日本語に絞ると、11月5日朝の時点で2件しかありませんでした。591件の中の2件という数字には、正直なところ少し驚きました。2件ともおすすめで、1件は「ゲームキューブでやってた者です。あの頃そのまんまです」と書いています。

元の作品は日本でも発売されていました。インフォグラム ジャパン(アタリブランド)が2002年12月12日、ゲームキューブ用『ゴジラ 怪獣大乱闘』を5,800円で出しています(GAME Watch)。日本の怪獣が主役で、日本でも発売された作品ですが、今回の評価を支えているのはほぼ海外のプレイヤーです。

日本で遊ばれていない理由の一つは、買える場所が限られていることです。電ファミニコゲーマーは10月20日、Steamのストアページに日本からもアクセスできるようになり、日本語対応の体験版が配信されたと報じました。一方で、家庭用ゲーム機版については、その時点で国内向けのストアページは確認できていないとしています(電ファミニコゲーマー)。Steamで日本語の字幕と音声が用意されていても、日本のゲームキューブ世代にはまだ届いていません。

Steam95%の評価は、海外ファンの「次も出してほしい」という意思表示

このリマスターの高評価は、出来の良さだけを表したものではありません。批評家の72点が示すとおり、ゲームの中身は2002年からほとんど変わっていません。それでも95%がおすすめしたのは、ゴジラの対戦ゲームが続くことを望む海外ファンが、レビューと購入で意思を示したからです。

日本のファンにとっての論点は、この流れに日本が加わるかどうかです。Steam版は日本語で遊べますが、日本語レビュー2件という数字は、日本ではまだ発売に気づかれていないことを示しています。アタリが続編『Save the Earth』のリマスターを考えるとき、判断の材料になるのは海外の売れ行きです。日本のファンが加わる余地はまだ残っていると感じます。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。