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【アメリカ】カプコン原作の実写『ストリートファイター』、北米3週目で上映館750減。世界興収は製作費を超えたが日本はトップ10圏外

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【アメリカ】カプコン原作の実写『ストリートファイター』、北米3週目で上映館750減。世界興収は製作費を超えたが日本はトップ10圏外

3行サマリー

  • カプコン原作の実写『ストリートファイター』は、北米公開3週目の週末(10月30日〜11月1日)に推計320万ドルで4位。上映館は750館減って2,825館になりました
  • Box Office Mojo の集計で、世界興収は9,191万ドル。報じられている製作費8,200万ドルは超えましたが、北米の累計5,301万ドルは初週末3,078万ドルの約1.72倍にとどまっています
  • 日本では同じ週末の興行ランキングでトップ10の圏外。同じカプコン原作の『バイオハザード』は公開4週目で3位に残っています

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Series実写映画ストリートファイター全7本

カプコン原作の実写映画『ストリートファイター』(2026年10月16日日米同時公開)の公開前後の動きと海外の反応を追う連載

  1. 2026/9/30【アメリカ】カプコン原作の実写『ストリートファイター』、10月16日に日米同時公開。9月の予告編は2530万回再生
  2. 2026/10/14【アメリカ】カプコン原作の実写『ストリートファイター』、海外の初反応は賛否。10月16日の日米同時公開を前に「90年代風」の声
  3. 2026/10/16【アメリカ】カプコン原作の実写『ストリートファイター』、米批評家の支持率42%。日米同時公開の日、批判は脚本に集中
  4. 2026/10/19【アメリカ】カプコン原作の実写『ストリートファイター』、全米初登場1位。米国の評価は批評家40%・観客80%、日本の映画.comは2.9点
  5. 2026/10/22【アメリカ】カプコン原作の実写『ストリートファイター』、全米1位でも日本の初週末は8位。同じカプコン原作の『バイオハザード』は日本2位
  6. 2026/10/26【アメリカ】カプコン原作の実写『ストリートファイター』、北米2週目は72%減で4位。日本は初登場8位
  7. 2026/11/3【アメリカ】カプコン原作の実写『ストリートファイター』、北米3週目で上映館750減。世界興収は製作費を超えたが日本はトップ10圏外(この記事)

実写『ストリートファイター』、北米3週目の週末は推計320万ドルで4位

レジェンダリー製作、パラマウント配給の実写映画『ストリートファイター』は、北米公開3週目の週末に推計320万ドルを売り上げ、週末ランキングの4位でした。前週の858万ドルから62.7%減っています。

この週末から、上映館は前週の3,575館から2,825館に減りました。北米の累計は5,301万ドルです。

10月16日の公開初週末は3,078万ドルで全米1位でしたが、2週目は72.1%減の4位でした(前回の記事)。3週目は落ち幅こそ小さくなったものの、上映館が2割ほど減った状態で週末を迎えています。

Box Office Mojo の集計では北米5,301万ドル、世界9,191万ドル

出典:Domestic 2026 Weekend 44(Box Office Mojo / 10月30日〜11月1日・推計値)

出典:Jason Momoa’s Latest Flop Continues To Crash at Box Office(ComingSoon / 2026年11月2日)

出典:Street Fighter Is Pulled From 750 Theaters Despite Lack Of New Releases To Replace It(Screen Rant / 2026年10月31日)

出典:Weekend Box Office: You Can See Everything Hits a Milestone Over Slow Halloween Weekend(Rotten Tomatoes / 2026年11月2日)

Box Office Mojo の作品別の集計(2026年11月3日時点)では、11月1日までの成績は北米5,301万2,121ドル、北米以外3,890万ドル、世界合計9,191万2,121ドルです。世界の売上のうち北米が57.7%を占めています。

1日ごとの数字を見ると、10月30日(金)は105万ドルで6位、31日(土)は123万ドルで4位、11月1日(日)は92万ドルで4位でした。ハロウィンの土曜日にいったん持ち直し、日曜日に100万ドルを割っています。

「The film’s domestic total now sits at roughly $54 million against a reported $82 million production budget.」(北米の累計はおよそ5,400万ドル。報じられている製作費は8,200万ドルだ)

ComingSoon の記事は週末の速報値をもとにしているため、北米累計(約5,400万ドル)や世界興収(約8,360万ドル)が Box Office Mojo の現在の数字と少しずれています。この記事では Box Office Mojo の数字を使います。

製作費8,200万ドルは超えたが、北米は初週末の1.72倍どまり

世界興収は製作費を上回りましたが、それで黒字になったわけではありません。映画の興収は劇場と配給会社で分け合うのが一般的で、宣伝費も別にかかるためです。ComingSoon は、パラマウントの損失が5,000万ドルを超えるとする試算を紹介しています(同メディアの報道による)。

伸びが続かなかった理由は、北米の累計を初週末で割った倍率に出ています。初週末3,078万ドルに対して累計は5,301万ドルで、約1.72倍です。公開直後にファンが集中して、その後に客足が続かなかったことになります。

映画批評サイト Rotten Tomatoes の週末興行コラムは、『ストリートファイター』が「2026年に初週末3,000万ドル超で公開しながら、最終的に初週末の2.5倍に届かない9本目の作品になる」と書いています。同じ一覧には、同じ格闘ゲーム原作の『モータルコンバット2』(2.07倍)も入っています。

では、なぜ口コミで持ち直せなかったのでしょうか。Screen Rant は、Rotten Tomatoes の批評家スコアが41%にとどまり、評価が客足を支えていないと指摘しています。ハロウィンの週末は大きな新作が少なかったのに上映館が750館も減ったことについても、同メディアは「意外」と書いています。劇場側が、この作品の客足はもう戻らないと見て判断したと読めます。

なお、Rotten Tomatoes のコラムは世界興収が「1億ドルを超えたばかり」と書いていますが、Box Office Mojo の集計は9,191万ドルで、数字が合いません。

日本では3週目でトップ10の圏外、同じカプコンの『バイオハザード』は4週目も3位

日本での成績は、北米よりもさらに厳しいものになっています。興行通信社の週末ランキング(10月30日〜11月1日)では、『ストリートファイター/ザ・ムービー』はトップ10に入っていません。

日本では北米と同じ10月16日に公開され、マイナビニュースによると最初の3日間で動員7万8,676人、興収1億3,401万9,900円でした。この週末の全体ランキングは8位でした(前々回の記事)。

対照的なのが、同じカプコンのゲームを原作とする映画『バイオハザード』です。同じ週末のランキングで、公開4週目ながら3位に入っています。

同じ会社の原作で日本の結果がここまで分かれたのは、原作が日本でどう親しまれてきたかの違いが大きいと編集部は見ています。『バイオハザード』は、日本でも実写映画シリーズとして長く観られてきました。一方の『ストリートファイター』は、日本では何より「自分で遊ぶ格闘ゲーム」です。ゲームの知名度が、そのまま映画館への動員にはつながりませんでした。北米1位で始まった作品が、原作の地元ともいえる日本では公開3週目の時点でトップ10に名前がないことが、個人的にはいちばん印象に残りました。

出典:週末興行ランキング(興行通信社 / 10月30日〜11月1日)、映画『ストリートファイター/ザ・ムービー』が好スタート – 動員7.8万人、興収1.3億円を突破(マイナビニュース / 2026年10月20日)

次の週末は新作が相次ぎ、北米トップ10に残るのは今週が最後になる見込み

実写『ストリートファイター』は、世界興収で製作費を超えても、損益の面では厳しい状態のまま上映を終えることになりそうです。Rotten Tomatoes のコラムは、次の週末は公開作が多く、トップ10に名前が出るのは今回が最後になる可能性があると書いています。

北米で1位スタートを切ったゲーム原作映画でも、その後の伸びは作品への評価で決まります。日本では最初から上位に入れず、同じカプコン作品の『バイオハザード』と大きな差がつきました。Velleity Note では、配信開始の時期と最終的な世界興収を引き続き確認していきます。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。