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【アメリカ】追放された転生重騎士、海外で「中身は5分」と水増し批判。第17話のRedditは582コメント

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【アメリカ】追放された転生重騎士、海外で「中身は5分」と水増し批判。第17話のRedditは582コメント

3行サマリー

  • TVアニメ『追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する』第17話のReddit討論スレッドは582コメント。上位は「ギルド長に会うだけで1話が終わった」という不満でした
  • 海外の批判は「冒頭の前話再生とCM明けの巻き戻し」「戦闘中の長い独白」「1話分の中身が5分」の3点に集中しています
  • MyAnimeListの評価は6.80(2万1,473人)。2クール構成で、10月から始まった第2クールでも同じ指摘が続いています

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第17話のReddit討論スレは582コメント、「ギルド長に会うだけで1話」に不満が集中

『追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する』(英題:The Exiled Heavy Knight Knows How to Game the System)は、海外のアニメファンから「繰り返しが多く、話が進まない」と批判を受けています。特に反発が大きかったのが、10月23日(日本時間)に放送された第17話です。

英語圏最大のアニメ掲示板Reddit r/animeの第17話討論スレッドは、10月26日時点で312ポイント・582コメント。前週の第16話(306ポイント・442コメント)よりコメントが140件ほど多く、そのうち評価上位の多くが「何も起きなかった」という趣旨でした。この回はダンジョンで手に入れた素材を持ち帰り、ギルド長に報告するまでの話で、戦闘シーンがありません。

本作はGoHandsが制作し、TBS系「スーパーアニメイズムTURBO」枠で毎週木曜深夜0時26分から放送中です。公式サイトによると2クール構成で、10月から第2クールに入りました。

MyAnimeListのレビューとRedditのスレッド:「新しい話は実質5分」

出典:The Exiled Heavy Knight Knows How to Game the System – Episode 17 discussion(Reddit r/anime / 2026年10月23日)

出典:Crunchyroll’s The Exiled Heavy Knight Faces One Piece-Style Pacing Criticism From Viewers(OtakuKart / 2026年9月2日)

Each episode is basically 5 min of real content while flashbacks, recaps and old lines repeated over and over and over fill the run time.

MyAnimeList(MAL)に8月に投稿されたレビューの一文です。「各話の実質は5分ほどで、残りは回想と総集編、過去のセリフの繰り返しで埋まっている」という意味で、同じ見立ては7月の第2話の時点から複数のレビューに出ていました。MALの作品ページの評価は10月26日時点で6.80(2万1,473人が採点)、登録者数は10万5,256人です。

繰り返し:毎話の冒頭とCM明けに、直前の場面がもう一度流れる

海外の視聴者が最も多く挙げているのは、同じ映像の繰り返しです。MALのレビューには「次の話の冒頭で前話ラストの2〜3分を再生する」「最初の5分は前話の繰り返し」という指摘が並びます。

第3話を例に挙げたレビューは、構造をこう説明しています。第1・2話を振り返り、続けて第2話のラストシーンをもう一度回想し、さらに同じ場面を別のアングルで見せる。回想の中に回想が入っている、という不満です。

CM明けの巻き戻しも槍玉に挙がっています。第16話のスレッドでは「CM前の2分を、CM明けに2分かけて振り返る必要はない。そのうち総集編の回が来そうだ」というコメントが75ポイントを集めました。第17話のスレッドで138ポイントを得たのは、配信サイトCrunchyrollの不具合で第16話が流れてしまい、それに2分気づかなかったという投稿です。「また前の戦闘を振り返っているのだと思った」と書かれており、返信には「第17話の冒頭も実際その戦闘の振り返りだった」と付いています。

映像だけでなく、話の型の繰り返しを指摘する声もあります。第17話のスレッドで52ポイントのコメントは「どのダンジョンも台本が同じ。装備を整え、運良く勝ち、ボスを倒し、運良く宝を拾い、仲間の少女が値段に大げさに驚く。以下繰り返し」とまとめていました。

テンポ:敵が気絶している間に10分の独白、「戦闘よりギルド長との面会が長い」

第2の論点は、1つの場面にかける時間の長さです。第16話のスレッドで最も評価が高かったコメント(148ポイント)は、こう要約しています。

Enemy gets stunned / 10 min power up and inner dialogue / Stun ends / Finally attacks

「敵が気絶する、10分かけて強化と心の声、気絶が解ける、ようやく攻撃」。主人公が行動のたびに頭の中で状況を説明し直す演出が、戦闘の流れを止めているという見方です。「残り5分になっても剣を振らないので、来週まで持ち越すのかと心配した」という投稿も88ポイントを得ていました。

第17話ではこの独白が会話シーンに移りました。「ギルド長との会話は30秒で済むのに8分に感じた」(92ポイント)、「25分かけてギルド長に何かを伝える準備をしていた。さっさと言えばいい」(83ポイント)、「ギルド長との心理戦が、前のボス戦より手ごわかった」という反応が続きます。

引き伸ばし:第9話は半分近くが既出映像とOtakuKartが報道

「水増し(padding)」という言葉は、海外の感想で繰り返し使われています。海外のアニメ情報サイトOtakuKartは9月2日(日本時間)、Redditのユーザーが第9話を秒単位で数えた結果を紹介しました。第9話「Dreamlord」のうち11分56秒が新しい映像ではなく、新規の映像は11分ほどだったとしています。OtakuKartはこの状況を「ワンピース並みのテンポ」への批判として報じました。

ワンピースとの比較はMALのレビューにもあり、「総集編の量はワンピースに並ぶ」「初期のワンピースのように引き延ばされている」と書かれています。第17話のスレッドでは、ワンピースのファンが作った非公式の短縮版「One Pace」を引き合いに、「同じように編集したら3話分で終わる」というコメントが48ポイントを集めました。

では、なぜここまで尺を延ばすのか。第16話のスレッドには「作画がこれだけ動くのに場面ごとのテンポが悪いのは納得しにくい。長いカットと大量の振り返りは、アニメーターの負担を減らすためにあるように見える」という推測(29ポイント)がありました。制作側がこの理由を説明したわけではありません。ただ、GoHandsらしい動きの多いカメラワークと、話の進みの遅さが同じ画面に並んでいることが、視聴者の苛立ちを強めているのは確かです。

作品を楽しんでいるファンも、遅さには不満を書いている

批判は作品を嫌う人だけのものではありません。好意的な視聴者の感想にも、テンポへの不満がはっきり書かれています。第16話のスレッドでは「明らかな欠点を除けば、この作品は最高だ」というコメントが108ポイントを得ましたが、付いた返信は「振り返りで苛立たせておいて、良いアクションを見せてくる」「どれだけ良くなれたかが見えるのに、そうしなかったのが腹立たしい」というものでした。

第17話のスレッドでは「この作品を楽しんでいる側だが、今回はきつい」というコメントが56ポイントを集めています。会話を早送りし、水増し部分を飛ばしながら見ているそうです。MALでも、評価8のレビューが「唯一の不満は尺の約3分の1がOP・ED・総集編なこと」と書き、別の評価8のレビューは「総集編と中身の薄さに目をつぶれるなら面白い」と条件を付けていました。

遅さを長所に数えるレビュー(評価9)もありましたが、少数派でした。高評価を付けた人でさえ、まず「振り返りが多い」と断ってから褒めている。テンポの問題は、ファンとアンチの対立ではなく、ほぼ全員の共通認識になっています。

豪華な作画と薄い中身の落差が、第2クールの評価を分けている

海外の反応をまとめると、批判の中心は物語や設定ではなく、尺の使い方です。冒頭とCM明けの巻き戻し、戦闘中の長い独白、話の型の繰り返し。この3つが重なり、「1話の中身は5分」という評価が7月から10月まで変わっていません。

第17話は戦闘がなく、スレッドでは「ギルド長との会話が次回にまではみ出した」と受け止められ、批判が一気に表に出ました。印象的だったのは、それでもスレッドのポイントが第16話と第17話でほぼ横ばいだったことです。見るのをやめずに文句を言い続ける人が、それだけ多いということでしょう。第2クールの残りで振り返りの量が減るかどうかが、海外での評価を立て直せるかの分かれ目です。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。