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【世界】バンダイナムコ『エースコンバット8』、Steam評価が「非常に好評」84%に。直近の日本語レビューは好評79%で英語の90%を下回る

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【世界】バンダイナムコ『エースコンバット8』、Steam評価が「非常に好評」84%に。直近の日本語レビューは好評79%で英語の90%を下回る

3行サマリー

  • バンダイナムコ『エースコンバット8』のSteam評価が「非常に好評」に上がりました。10月20日時点で22,106件中84.0%が好評です。
  • 10月3日の9,107件から増えた約1万3,000件では、好評が約9割を占めました。一方で公式は10月16日、クラッシュの暫定策として「RAMと仮想メモリで計48GB」を示しています。
  • 直近100件の好評は英語90件に対し、日本語は79件でした。日本語の不評21件のうち6件がクラッシュやメモリに触れています。

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バンダイナムコ『エースコンバット8』の発売前後の海外レビューとSteam評価の推移を追う連載

  1. 2026/9/15【アメリカ】バンダイナムコ『エースコンバット8』、実写ドラマを9月15日から4話公開。前作のSteam評価は日本語レビューだけ「賛否両論」
  2. 2026/9/26【アメリカ】バンダイナムコ『エースコンバット8』、海外レビュー平均88点。物語だけは不評で、日本のファミ通と評価が割れた
  3. 2026/9/30【アメリカ】バンダイナムコ『エースコンバット8』、先行プレイのSteam評価は「賛否両論」。前作と逆で日本語レビューだけ好評81%
  4. 2026/10/2【世界】バンダイナムコ『エースコンバット8』、正式発売でSteam評価が「やや好評」に上昇。日本語レビューは好評86%
  5. 2026/10/5【世界】バンダイナムコ『エースコンバット8』、発売3日でSteam評価が「やや好評」に回復。日本語レビューは好評83.8%
  6. 2026/10/20【世界】バンダイナムコ『エースコンバット8』、Steam評価が「非常に好評」84%に。直近の日本語レビューは好評79%で英語の90%を下回る(この記事)

エースコンバット8のSteam評価、発売から18日で「非常に好評」84%に

バンダイナムコエンターテインメントの空戦ゲーム『エースコンバット8 ウイングス・オブ・シーヴ』は、Steamの総合評価が「非常に好評」に上がりました。2026年10月20日19時(日本時間)にSteamの公開データを確認したところ、レビューは22,106件で、好評18,561件・不評3,545件、好評率は84.0%でした。

正式発売の直後は「やや好評」で、発売3日目の時点でも「やや好評」にとどまっていました。PC版のクラッシュや動作の重さを指摘する不評が多く、評価の足を引っ張っていたためです。そのクラッシュは、まだ修正アップデートで解消されていません。

公式が10月16日に出した暫定策は「RAMと仮想メモリで計48GB」

バンダイナムコは10月16日20時(日本時間)、Steamのお知らせ「Product Notice ②」でクラッシュ調査の途中経過を公表しました。原因は複数あり、恒久的な修正を作業中と説明しています。

社内テストでは、RAMとWindowsの仮想メモリを合わせて約48GB以上ある環境で、メモリに起因するクラッシュが減ったとしています。暫定策として示した目安は、RAM 32GBなら仮想メモリを16GB以上、RAM 16GBなら32GB以上です。公式はゲームのメモリ使用量そのものを「大きな問題」と認め、使用量の削減にも取り組むとしました。この設定ですべてのクラッシュが直るわけではない、とも明記しています。

出典:Product Notice ②(ACE COMBAT 8 公式 Steamお知らせ / 2026年10月16日)

出典:ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE(Steamストアページ / 2026年10月20日確認)

systems with a combined total of approximately 48 GB or more of available memory generally experienced fewer occurrences of these crashes.

10月9日のお知らせでは、不具合修正とゲームバランス調整を含むアップデートを準備中だと告知していました。配信日と内容は、10月20日時点でまだ発表されていません。

10月3日から増えた約1万3,000件は、好評が約9割

評価が上がったのは、発売後に書かれたレビューの大半が好評だったからです。フランスのゲームメディアKami Labsは、10月3日時点のSteam評価を9,107件・好評75.8%(好評6,906件)と伝えていました。10月20日までに増えたのは12,999件で、そのうち好評は11,655件、割合にすると89.7%です。

なぜ後から書かれたレビューほど好評なのか。直近の英語レビューでは、不評の理由にクラッシュを挙げるものがほとんど見られません(後述の直近100件では不評10件中1件)。Steamの討論掲示板では、仮想メモリを約32GBに増やしてクラッシュが止まったという報告が共有されており、プレイヤー側で回避できる人が増えたことが評価の回復につながっています。

販売面の追い風もあります。バンダイナムコは10月9日、全世界の販売が100万本を超え、シリーズ30年で最速だったと発表しました。レビュー集計サイトの批評家スコアでも、2001年の『エースコンバット04』に次ぐシリーズ2位としています。

直近100件の好評は英語90件、日本語は79件

言語別に見ると、日本語のレビューが英語より辛くなっています。総合の好評率は英語86.0%(11,780件)、韓国語82.4%(602件)、日本語83.2%(1,293件)、簡体字中国語78.4%(5,748件・「やや好評」)でした。

新しい順に100件ずつ取り出すと、差はさらに開きます。英語は10月20日の半日分で好評90件、簡体字中国語は10月19日〜20日の分で87件でした。日本語は10月14日〜20日の1週間分で79件にとどまりました。

  • 英語:不評10件のうち、クラッシュに触れたのは1件。「10点を付けたいが、落ち続けてマルチにも入れない。直ったら評価を変える」という内容でした。
  • 簡体字中国語:不評13件のうち6件がクラッシュに触れていました。「error 01」の画面を挙げて「直ったら好評に変える」とするものが目立ちます。
  • 日本語:不評21件のうち6件がクラッシュやメモリに触れていました。最も参考票を集めた不評は「今までのエスコンと特に変わらない」という内容で、7年ぶりのナンバリングに期待しすぎたという声もあります。

同じ「不評」でも、英語と中国語はクラッシュ、日本語は中身への不満と、理由が言語ごとに分かれているのが印象的でした。

好評の側では、英語圏で「シリーズで一番好き」「サウンドトラック賞は取ってほしい」という声が上位に並びました。日本語では、主人公を空母のパイロットとして描く物語を評価し、難易度ベテランで1周22時間と書いたレビューに最も多くの参考票が付いています。

先行プレイでは日本語だけ好評だったが、今は日本語のほうが厳しい

日本のプレイヤーから見ると、評価の向きが発売前と逆になりました。先行プレイの段階では全体が「賛否両論」のなか日本語レビューだけが好評81%で、正式発売の直後には86%まで上がっていました。それが10月20日には83.2%まで下がり、直近の100件では英語との差が11件分あります。

日本語の不評は、クラッシュだけでなく「前作から変わっていない」という中身への不満が多いのが特徴です。クラッシュは修正パッチで減らせても、こちらは不具合修正では埋まりません。日本語の評価が英語に追いつくかどうかは、バグ修正より中身の追加にかかっています。

次の判断材料は、修正アップデートの配信日

『エースコンバット8』は、クラッシュが残ったままでも「非常に好評」まで戻しました。空戦と物語への評価が、技術面の不満を上回ったと受け止めています。

残る課題は2つです。1つは公式が「恒久的な解決策ではない」とした仮想メモリ設定に頼らず、アップデートでメモリ使用量を減らせるか。もう1つは、日本語レビューの「変わり映えしない」という声に、追加コンテンツやオンラインモードで応えられるかです。修正アップデートの配信日が出たら、言語別の評価がどう動くか、引き続き追いかけたいと思います。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。