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【アメリカ】バンダイナムコ『テイルズ オブ エターニア リマスター』、海外レビュー集計で77点。英語版で削られたスキットが復活

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【アメリカ】バンダイナムコ『テイルズ オブ エターニア リマスター』、海外レビュー集計で77点。英語版で削られたスキットが復活

3行サマリー

  • バンダイナムコの『テイルズ オブ エターニア リマスター』は、海外レビューの集計サイトMetacriticで77点(11媒体、好評8・賛否3・否定0)でした。
  • OpenCriticの平均は76点、「おすすめ」と判定した媒体は64%。海外Redditのレビューまとめスレッドには94件のコメントが付いています。
  • 日本では10月15日に発売。英語版で削られていたキャラクター同士の掛け合い「スキット」が、今回初めて英語で収録されました。

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テイルズ オブ エターニア リマスター、海外の採点は77点で「好評」

バンダイナムコエンターテインメントの『テイルズ オブ エターニア リマスター』は、海外レビューの集計サイトMetacriticで77点の「おおむね好評」になりました(日本時間10月15日19時時点)。

集計対象の11媒体のうち、好評は8、賛否両論は3、否定的な評価は0です。もう一つの集計サイトOpenCriticの平均は76点で、14媒体のうち64%が「おすすめ」と判定しています(海外Redditのレビューまとめスレッド掲載時点)。

海外のレビューは10月14日(現地時間)に解禁されました。日本では同じ15日にNintendo Switch 2、Nintendo Switch、PS5、PS4、Xbox Series X|Sで発売され、Steam版は10月16日に出ます。原作はPS1で2000年に出たシリーズ第3作です。

CGMagazine「英語版に無かったスキットが戻った」

出典:Tales of Eternia Remastered Reviews(Metacritic / 2026年10月15日観測)

出典:Tales of Eternia Remastered (PS5) Review(CGMagazine / 2026年10月14日)

Tales of Eternia Remastered restores the skits, along with a brand-new dub and script for the game.

(訳:本作はスキットを復活させ、新しい英語吹き替えと新しい翻訳まで用意した)

カナダのゲーム媒体CGMagazineは10点満点で7.5点を付けました。評価の中心に置いたのは、ゲームの中身より「英語版で欠けていたものが戻ってきた」ことです。

海外ファンが喜ぶ理由は、英語版でスキットが削られていたから

海外の評価がこの一点に集まるのは、英語圏のファンが25年近く「不完全な版」しか遊べなかったためです。

『テイルズ オブ エターニア』は北米で2001年に『Tales of Destiny II』という別の題名で発売されました。このとき多くのスキットが削られていました。ブラジルの媒体Manual dos Gamesは「PS1版とPSP版の英語版に欠けていたすべての内容が入った」と書き、10点満点で8.5点を付けました。

スキットは、移動中にボタンを押すとキャラクター同士の短い会話が見られる仕組みです。シリーズのファンにとっては「テイルズらしさ」の中心にあたります。Redditのまとめスレッドでも、ある利用者が「英語版でスキットが削られていたのが、途中でやめた一番の理由だった。テイルズはキャラクターのゲームだ」と書き込み、購入を決めたと述べています。スキット抜きのテイルズは日本のファンには想像しにくく、この喜びようにはうなずけるものがありました。

リマスターでは新しい英語吹き替えと翻訳のやり直しに加え、日本語音声も選べます。戦闘や移動を手軽にするブースト機能、エンカウントの切り替え、オリジナルのグラフィックと効果音に戻せるモードも入りました。

採点は7〜8.5点に集中、「シリーズで一番安定した7点」の声

個別の点数は、7点から8.5点のあいだに集まっています。

  • Noisy Pixel(PS5版):8.5点。「リアルタイムの戦闘は見事で、仲間たちも魅力的」とする一方、ミニゲームの出来のばらつきと町の物足りなさを挙げています。
  • COGconnected:80点。戦闘は対戦格闘ゲームのファンにも響くとしながら、会話やテンポには「今のプレイヤーが飽きたJRPGの悪い癖」が残ると指摘しています。
  • Nintendo Connect(ドイツ):83%。クリアまで約40時間、サウンドトラックはシリーズの中でも強いほうだと評価しました。
  • Push Square:7点。翻訳の刷新で物語と人物はかつてより輝くが、戦闘は時代に追いついていない、という採点です。

Redditのまとめスレッド(71票・コメント94件)で最も支持を集めたのは「テイルズは、たぶんゲーム界で一番安定した7点シリーズだ」という書き込みで、99票が付きました。次いで「普通のゲームのよくできたリマスター。だからこれ以上は望めない」という受け止めも上位に入っています。

一方で、26年前の作品に今のゲームと同じ基準で人物描写の古さを減点したレビューには、「当時はそれが新鮮だった」と反論する声も出ています。

日本版は元からスキット入り、海外とは「待っていたもの」が違う

日本のプレイヤーにとって、今回のリマスターの価値は海外とずれています。日本語版にはPS1の発売当初からスキットがあり、遊べなかった要素はありません。

日本で注目されるのは、快適さを上げる機能と、Switch 2やPS5で手軽に遊べる環境のほうです。対して海外では、「ようやく本来の形で遊べる」ことそのものが評価されています。採点の数字以上に、Redditの書き込みはこの差をはっきり映しています。

同じ77点でも、日本と海外では喜んでいるところが違う。そこがこのリマスターのおもしろさだと感じます。4Gamer.netは日本の発売日を伝える記事を10月15日に掲載しています。

出典:「テイルズ オブ エターニア リマスター」本日発売(4Gamer.net / 2026年10月15日)

2D時代のテイルズを再び出した一本、次の復刻にも期待が向く

『テイルズ オブ エターニア リマスター』は、海外では77点という「シリーズらしい」点数に落ち着きました。それでも英語圏のファンにとっては、25年近く欠けていたスキットが戻った特別な一本です。

Redditには「なぜ『デスティニー』より先にこれをリマスターしたのか」と、次の復刻を待つ声も出ています。バンダイナムコはこれまで『グレイセス エフ』『ベルセリア』などをリマスターしてきました。2D時代の作品が海外でどれだけ売れるかが、次の題材選びの手がかりになりそうです。

参考:r/JRPG レビューまとめスレッド/Noisy Pixel のレビュー

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。