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【韓国】映画ちいかわ、公開初日に12万2千人で興行1位。日本公開から2カ月、2位作品の1.7倍

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【韓国】映画ちいかわ、公開初日に12万2千人で興行1位。日本公開から2カ月、2位作品の1.7倍

3行サマリー

  • 映画ちいかわ 人魚の島のひみつは9月30日に韓国で公開され、初日の観客は12万2,291人で日別興行1位でした
  • 1,079スクリーン・3,596回の上映で、2位『暗殺者(たち)』の7万1,938人を1.7倍上回りました
  • 日本公開(7月24日)から約2カ月。公開前の先行上映を含む韓国の累計は15万3,016人です

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Series映画ちいかわ 海外公開全11本

映画ちいかわの海外公開。中国・台湾・香港でどう受け止められたかを国ごとに観測する。

  1. 2026/7/24【中国】映画ちいかわ 海外の反応。微博が「世界一かわいい」と歓喜、上海に海外初の旗艦店
  2. 2026/7/29【台湾】映画ちいかわ 台湾の反応。6歳未満お断りの「保護級」に「大人でもホラー」の声
  3. 2026/7/31【香港】映画ちいかわ、日本に13日遅れて8月6日公開。マクドナルドの限定お守りは初日2時間で品切れ続出
  4. 2026/9/14【韓国】映画ちいかわ、日本から68日遅れで9月30日公開。吹き替え予告で一番多かった声は「歌も韓国語にして」
  5. 2026/9/19【台湾】映画ちいかわ、興収1.5億台湾ドルを突破し年間10位入り。日本式の週替わり特典は8週目まで続いた
  6. 2026/9/23【韓国】映画ちいかわ9月30日公開、前売りが1日で1,561人から52,511人に増えた
  7. 2026/9/27【韓国】映画ちいかわ、9月30日公開を前に前売り14万人。今年14万人を超えた6本で唯一のアニメ
  8. 2026/9/29【韓国】映画ちいかわ、公開前日の前売り20万2,216枚で全体1位。今年のアニメ映画の予売最多を更新
  9. 2026/10/1【韓国】映画ちいかわ、公開初日に12万2千人で興行1位。日本公開から2カ月、2位作品の1.7倍(この記事)
  10. 2026/10/2【韓国】映画ちいかわ、公開初日12万人で興行1位。日本式の入場者特典には転売への怒りが噴出
  11. 2026/10/5【韓国】映画ちいかわ、公開5日で60万人突破。開天節の祝日に1日20万人で首位奪還

映画ちいかわ、韓国公開初日は12万2,291人で日別興行1位

映画ちいかわ 人魚の島のひみつ(韓国題:극장판 치이카와: 인어 섬의 비밀)は、韓国公開初日の9月30日に12万2,291人を集め、その日の興行成績で1位になりました。韓国映画振興委員会の入場券統合電算網(KOBIS)の集計です。

初日の売上は約11億9,593万ウォンで、売上占有率は34.0%。公開前の先行上映を含めた累計観客数は15万3,016人に達しています。

当サイトでは公開前日の時点で、前売りが20万2,216枚に達し、今年のアニメ映画の前売り最多を更新したことをお伝えしました。その前売りが、初日の動員にそのまま表れた形です。

韓国映画振興委員会の集計と現地2媒体が伝えた初日の数字

出典:日別ボックスオフィス(2026年9月30日)(韓国映画振興委員会 KOBIS / 2026年10月1日確認)

出典:‘극장판 치이카와: 인어 섬의 비밀’ 개봉일 1위…관객 3명 중 1명 봤다(econovill / 2026年10月1日)

出典:‘극장판 치이카와: 인어 섬의 비밀’, 개봉 당일 박스오피스 1위(topstarnews / 2026年10月1日)

개봉일 1위…관객 3명 중 1명 봤다(公開日に1位、観客の3人に1人が観た)

econovillとtopstarnewsが報じた初日の人数は12万2,376人と12万2,389人で、KOBISの最新値(12万2,291人)とは100人弱の差があります。集計の更新による差とみられるため、本記事ではKOBISの数字を使っています。econovillは、この日映画館を訪れた観客のうち33.3%がちいかわを選んだと伝えています。

2位『暗殺者(たち)』の1.7倍、上映回数の差は1割あまり

数字を並べると、ちいかわの強さは上映の多さではなく、1回あたりの入りにあったことが分かります。

  • 1位 ちいかわ:12万2,291人/1,079スクリーン・3,596回
  • 2位 暗殺者(たち):7万1,938人/1,052スクリーン・3,183回
  • 3位 タチャ:ベルゼブブの歌:5万7,854人/1,016スクリーン・2,612回

2位との上映回数の差は413回、比率にすると約13%にすぎません。それでも観客数は1.7倍に開きました。1回の上映あたりに直すと、ちいかわは約34人、2位の作品は約23人です。econovillは座席販売率もちいかわが26.0%で、2位(15.7%)と3位(18.7%)を上回ったと報じています。

2位の『暗殺者(たち)』はすでに累計176万人を超えた公開中の作品で、初日の新作が上映枠の数でほぼ並び、入りで大きく引き離したことになります。

初日に人が集まった理由は前売りと入場者特典、韓国の掲示板では転売業者への不満も

初日に動員が集中したのは、公開前から予約が積み上がっていたためです。newspimによると、公開前日の9月29日昼の時点で前売りは21万388人、予約率41.4%で全作品の1位でした。公開前の先行上映では、平均座席販売率が92.1%に達したと同紙は報じています。

もう一つの理由が、劇場チェーンごとの入場者特典です。韓国の大手掲示板theqooのアニメ板では、10月1日未明(日本時間)の時点で、特典の配布数や劇場ごとの違いを尋ねる投稿が並んでいました。中でも閲覧数が多かったのは、特典を狙う転売業者への不満を書いた投稿です。作品の内容については「ネタバレを知っていても後半は本当に息が詰まった」という声もありましたが、話題の中心は特典の確保にありました。

作品を観る前から特典の争奪が始まる光景は、日本の劇場アニメでもおなじみです。キャラクターIPとしてのちいかわの力が、韓国でもグッズと一体で動いていることがうかがえますね。

日本公開から約2カ月、韓国は字幕版と吹替版の同時公開で初日を迎えた

日本での公開は7月24日で、韓国はそこから約2カ月後の公開になりました。韓国では字幕版とテレビアニメ版の声優が続投した吹替版が同時に上映されています。99分、全年齢対象です。

日本で歴史的なヒットになった作品が、間を置かずに隣国でも初日1位を取った点は、ちいかわが「日本で人気のキャラクター」から「東アジアで同時に消費されるキャラクター」になっていることを示しています。韓国のアニメ映画の前売り記録(それまでの最多は『スーパーマリオギャラクシー』の15万4,375枚)を公開前に塗り替え、初日も公開中の話題作を抑えました。前売りの勢いが見かけ倒しではなかったことを、KOBISの数字がはっきり示したと受け止めています。

10月1日も前売り38.7%で1位、初週末の累計が次の物差しに

勢いは2日目以降も続いています。econovillによると、10月1日0時時点の前売りは20万688人、予約率38.7%で、4日連続の1位でした。

次に注目したいのは、最初の週末を終えた時点の累計です。初日の12万人台がどこまで積み上がるのか、そして特典の配布が一巡したあとも客足が続くのか。前売りの数字だけでは見えない、作品そのものへの評価がそこで表れるはずです。当サイトでは初週の数字が出た段階で続報をお届けします。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。