【世界】東京ゲームショウ2026の来場者は4日間で25万7642人。台風で最終日が消え、前年より5459人減った

3行サマリー
- 東京ゲームショウ2026の4日間の総来場者数は25万7642人でした。5日目にあたる9月21日は台風25号でリアル開催が中止になり、TGS史上初の5日間開催は4日で終わっています(主催のCESA発表)。
- 前年の4日間は26万3101人、2024年は27万4739人。2年続けて減っています。今年の減少5459人に対して、9月20日(日)1日だけで前年より5766人減りました。
- 一方で出展は53の国と地域から1138社。海外598社が国内540社を上回り、商談件数は過去最多の3673件でした。日本のファンから見れば、祝日の一般公開日が1日まるごと消えた年です。
Series東京ゲームショウ2026全2本
史上最長の5日間開催を掲げた東京ゲームショウ2026が、台風25号による最終日中止と来場者数の確定までにたどった経過を追う連載。
- 2026/9/20【世界】東京ゲームショウ2026、9月21日を台風25号で終日中止。史上最長5日間が4日に、30年で初の事態
- 2026/9/21【世界】東京ゲームショウ2026の来場者は4日間で25万7642人。台風で最終日が消え、前年より5459人減った(この記事)
更新:2026年9月21日 韓国Inven Global・台湾巴哈姆特GNNの報じ方の違いと、米GamesBeatが会場で聞いた海外出展者のコメントを追記しました。
東京ゲームショウ2026の4日間総来場者は25万7642人、5日目は台風25号で失われた
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は2026年9月20日21時50分、東京ゲームショウ2026(TGS2026)の総来場者数を発表しました。9月17日(木)から20日(日)までの4日間で25万7642人。会場は幕張メッセとTKP東京ベイ幕張ホールです。
本来この年のTGSは9月17日から21日までの5日間で、TGS史上最長の会期になるはずでした。台風25号の接近を受けて21日(月・祝)のリアル開催が終日中止になった経緯は、9月19日の発表を受けた記事で整理しています。つまり25万7642人という数字は、予定の5日分ではなく4日分の数字です。
CESA公式発表の日別表が示す2年連続の減少、2024年は27万4739人だった
出典:30周年の東京ゲームショウ2026 リアル開催閉幕!4日間の総来場者数は25万7642人(一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会 / 2026年9月20日)
出典:東京ゲームショウ2026,4日間の総来場者数は25万7642人。2027年は9月16日〜20日に幕張メッセで開催予定[TGS2026](4Gamer.net / 2026年9月20日)
9月17日(木)〜20日(日)の4日間、幕張メッセ、TKP 東京ベイ幕張ホールで開催したTGS2026の総来場者数は、25万7642人となりました。
CESAの発表資料には2024年・2025年と並べた日別の表が付いています。合計は2024年が27万4739人、2025年が26万3101人、そして2026年が25万7642人。いずれも実際に開催できた日を足した数字なので、単純な優劣の比較にはなりません。それでも3年並べると、ゆるやかに下がってきた線の上に今年が乗っていることは見て取れます。
減った5459人の内訳は9月20日に集中、台風接近が伝えられた日曜だけで5766人減った
前年と比べやすいのは、どちらも4日分の数字が出ているからです。日別に並べると次のようになります。
- 9月17日(木)ビジネスデイ:5万3630人(前年5万2352人)
- 9月18日(金)ビジネスデイ:5万2545人(前年5万4779人)
- 9月19日(土)一般公開日:7万8678人(前年7万7415人)
- 9月20日(日)一般公開日:7万2789人(前年7万8555人)
増えた日が2日、減った日が2日。全体の差は5459人ですが、そのうち9月20日だけで5766人減っています。この日は台風25号の接近が各所で伝えられ、翌21日の中止も前日に発表済みでした。ただしCESAは減少の理由について説明していないので、天候が原因だと断定はできません。数字がそう並んでいる、というところまでが確認できる事実です。
一般公開は3日の予定が2日で終わり、来場者の約6割がその2日間に集まった
TGS2026の会期は、9月17日・18日がビジネスデイ、19日から21日までが一般公開日という組み立てでした。一般公開日を3日取るのは史上初めてで、「史上最長、遊びづくしの5DAYS」というテーマもそこから来ています。それが実際には2日で終わりました。
19日と20日を足すと15万1467人。4日間の総来場者の約59%が、この土日2日間に入っています。祝日である21日に分散するはずだった人の流れは起きず、混雑の形は例年どおりに戻りました。チケットの払い戻し対象も21日券だけで、20日に来た人の体験そのものは変わりません。ただ「3日目の一般公開日」を楽しみにしていた人にとっては、その1日がそのまま失われました。
出展は53の国と地域から1138社、海外598社が国内540社を上回り配信はIGNやbilibiliと組んだ
来場者数とは逆に、出展側の数字は伸びています。CESAが開幕日に出した資料によると、出展社数は国内540社・海外598社の合わせて1138社。海外のほうが多く、国・地域の数は53で、前年の47から6つ増えました。いずれも過去最多です。
出典:史上最長の5日間開催となる30周年の東京ゲームショウ2026 ついに開幕!史上最大規模開催だった昨年を上回る53国・地域から1,138の企業・団体が出展!(東京ゲームショウ2026 公式サイト / 2026年9月17日)
ここで一つ気になる数字があります。出展社数は1138社で前年の1136社より多いのに、出展小間数は3999小間で前年の4157小間より158小間少ない。社数が増えて面積が減るということは、1社あたりのブースが小さくなっているわけです。大きな区画を張る会社が減り、小さく出る会社が増えた年、と読めます。インディーゲームコーナーが292社、ゲームアカデミーコーナーが70社という内訳も、その方向と矛盾しません。
配信の座組みも海外向けにはっきり振られていました。CESAは公式番組25本をYouTube・X・Twitchなどで流したほか、中国向けにDouYuとbilibili、欧米向けにIGNと連携して配信したと明記しています。会場に来られない海外のプレイヤーに、現地のプラットフォームで届ける形です。英語圏ではAnime News Networkなどが同日中に総来場者数を伝えました。
商談3673件は過去最多、来場者が2年続けて減った年に取引の場だけが伸びた
もう一つ増えたのが商談です。TGSビジネスマッチングシステムを使った商談は3673件で、過去最多だとCESAは発表しています。開幕時の資料でもビジネスミーティングエリアの出展が251社と、前年の177社から大きく増えていました。
来場者は減り、出展社と商談は増える。この2つは矛盾しているようで、たぶん同じことを別の角度から見ています。日本の会場に世界中の会社が集まる価値は、一般のお客さんの頭数ではなく、そこで誰と会えるかに移りつつある。海外598社という数字は、日本のゲーム産業がまだ「行けば話が進む場所」として見られていることの表れだと受け止めました。
日本のファンにとって、この変化は歓迎一色ではありません。ブースが小さくなり、試遊の待ち時間が長くなれば、体験の密度は下がります。それでも、海外から598社が来る展示会が毎年幕張で開かれている国は、そう多くありません。
韓国インベンは「TGSはもうグローバルなゲームショウ」、台湾の巴哈姆特GNNは「前年とほぼ横ばい」と書いた
同じ発表を読んでも、どこの国のメディアかで見出しに立てる数字が変わります。今年はその差がわかりやすく出ました。
韓国のInven Globalが選んだのは来場者数ではなく、出展社の内訳のほうでした。同誌は開幕式での日経BP・井口哲也社長兼CEOの発表を引きながら、TGSの歴史で初めて海外の参加企業数が日本企業を上回ったと報じています。見出しは「Overseas Exhibitors Overtake Japan for the First Time」。TGSが日本国内向けのイベントを超えて、グローバルなゲームショウへ本格的に踏み出した年だという位置づけです。ただしCESAの公式リリースは540社・598社という内訳こそ示していますが、「史上初」という表現は使っていません。この「初」はInven Globalによる指摘である点は添えておきます。
出典:Overseas Exhibitors Overtake Japan for the First Time: “TGS Is Now a Global Game Show”(Inven Global / 2026年9月)
台湾の巴哈姆特GNNは対照的でした。来場者数への評価は「大致跟去年持平」、前年とほぼ横ばいだと短く済ませ、紙幅は自国の出展に割いています。台湾からは9組のインディーチームが出展し、『文字遊戲』が日本ゲーム大賞のデザイナーズアワードを受賞しました。数の増減より、自分たちの作品が日本でどう評価されたかを見ている書き方です。
出典:巴哈姆特GNN「東京電玩展2026」閉幕報道(巴哈姆特GNN / 2026年9月20日)
そして日本の4Gamerやファミ通は、日別の内訳と前年比を淡々と並べました。韓国は構造が変わったと見て、台湾は横ばいと見て、日本は記録を見ている。数字は一つなのに読み方が三つに割れたことのほうが、今年のTGSの位置を映しているように感じます。
出典:「東京ゲームショウ2026」総来場者数を発表(ファミ通.com / 2026年9月20日)
5日目を失った海外出展者は、安堵と後悔を同時に口にしていた
中止でいちばん損をするのは、渡航して小間を構えた海外の出展社のはずです。ところが米GamesBeatが会場で聞き取った反応は、そう単純ではありませんでした。取材に応じた6社は、過去屈指の混雑となった会期のあとで、予定外の休みをむしろ歓迎する空気だったと同メディアは伝えています。
その両義性がよく出ていたのが、スタジオMegapopのゲームディレクター、Lise Hagen Lie氏のコメントです。ビジネスの観点ではもう1日あればもっと多くの人に遊んでもらえたはずで素晴らしかった、けれど個人としてはここに立っていると悪くない気もする、という趣旨のことを話したと報じられています。Skinny BanditのファウンダーでCEOのRobin Ekeheien氏は、毎朝からだじゅうが痛くて目を覚ますと語ったとのこと。5日間開催という日程が、出展する側にどれだけの負荷をかけていたかがうかがえます。
商談面の実害も限定的だったようです。マレーシア対外貿易開発公社(MATRADE)の担当者は、マレーシアのゲーム産業パビリオンへの影響は「minimal(軽微)」だったと述べたとされています。ビジネスデイの1日目と2日目ですでに具体的な引き合いを得ており、目的は果たしていたという説明です。商談3673件という過去最多の数字が、一般公開日1日の欠落でほとんど揺らがなかった理由もここにあります。
出典:Tokyo Game Show exhibitors express relief — and regret — over Sept. 21 typhoon cancellation(GamesBeat / 2026年9月20日)
撤収作業は9月22日まで延長されました。CESAは英語でも中止の告知と謝罪を出しており、CAPCOMやSmile Gate Stoveのように、21日に予定していたステージをオンライン配信へ切り替えた出展社もありました。会場は閉じても、海外に向けた発信そのものは止めなかったことになります。
出典:Notice of Cancellation of TGS2026 on September 21(東京ゲームショウ2026公式 / 2026年9月)
東京ゲームショウ2027は9月16日から20日、5日間開催はもう一度試される
CESAは同じ発表のなかで、東京ゲームショウ2027の会期を2027年9月16日(木)から20日(月・祝)までとし、リアル会場は幕張メッセを予定していると明らかにしました。つまり5日間開催は取り下げられていません。台風で途中が消えた今年の数字は、5日間という形の評価材料としては不完全なまま残ります。
事前の目標との距離も見ておきます。先に触れた開幕時の資料で、CESAは来場予定者数を5日間で30万人と示していました。1日あたりに直すと6万人です。実際は4日間で25万7642人ですから、1日あたり6万4410人。日単位のペースでは想定を7.4%上回っていた計算になります。30万人という数字だけを見ると未達ですが、日々の集客が鈍ったわけではない、というのが割り算の側の答えです。
25万7642人は、4日でこれだけ来た数字なのか、5日あれば30万人に届いた数字なのか。どちらとも言い切れないところに、今年のTGSの落ち着きどころがあります。答え合わせは2027年9月16日からの5日間です。
いま読まれている記事

鬼滅の刃 無限城編の配信はいつから・どこで見れる?【9月20日時点】レンタルは9月16日開始、主要10サービスは配信なし

【サウジアラビア】世界唯一のドラゴンボールパーク、2026年着工。東映アニメの最大IP輸出案件が問う日本のソフトパワー戦略

【アメリカ】コナミ『メタルギア』新コレクション、海外25媒体の平均83点。18年PS3専用だった『4』がSwitch 2でも動く

【中国】映画ちいかわ 海外の反応。微博が「世界一かわいい」と歓喜、上海に海外初の旗艦店

