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【世界】バンダイナムコ『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』、1周年の日に「リニューアルは取りやめない」と公式回答。Steamの好評率は発表を境に66%から26%へ落ちた

編集部
吉沢まことVelleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
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【世界】バンダイナムコ『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』、1周年の日に「リニューアルは取りやめない」と公式回答。Steamの好評率は発表を境に66%から26%へ落ちた

3行サマリー

  • バンダイナムコエンターテインメントが9月8日、『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』の「リニューアルに関するQ&A #1」を公開し、年末の大改修について「リニューアルを取りやめる予定はございません」と回答しました。
  • 改修を発表した8月30日を境に、Steamのレビューは直前30日の238件・好評66.4%から、以後10日間の282件・好評26.2%へ落ちています(2026年9月9日14時15分・日本時間に取得)。
  • 1周年にあたるシーズン7は9月9日に始まりました。その前日、英語圏の掲示板でいちばん票を集めたのは「サービス終了までの最速記録」というジョークの投稿でした。

Seriesゲキシン スクアドラ 年末リニューアル全2本

バンダイナムコ『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』の2026年末の大型リニューアルと、その受け止め方を追う連載です。

  1. 2026/8/31【アメリカ】バンダイナムコ『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』、1周年で全面作り直し。発表後のSteamレビュー111件は好評8件で、日本語は0件
  2. 2026/9/9【世界】バンダイナムコ『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』、1周年の日に「リニューアルは取りやめない」と公式回答。Steamの好評率は発表を境に66%から26%へ落ちた(この記事)

バンダイナムコ、9月8日のQ&Aで「リニューアルを取りやめる予定はございません」と明記

バンダイナムコエンターテインメントは2026年9月8日、4対4のチーム対戦ゲーム『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』の公式サイトに「リニューアルに関するQ&A #1」を掲載しました。8月30日に発表した年末の大改修について、プレイヤーから寄せられた質問に答えたものです。

いちばん重い質問は最初のほうにありました。否定的な反応が集まった場合、変更を元に戻すことを検討するのか。回答は「経緯含め、リニューアルを取りやめる予定はございません」でした。理由は8月の開発だよりと同じで、いまのままでは健全なプレイ人口の維持が難しい、というものです。

改修の中身も具体的になりました。カメラは三人称視点のみで、俯瞰視点との切り替えはできません。現在のゲキシンルールは新ルールに一本化され、サブルールは終了します。ロールは「ダメージ/タンク/テクニカル」の3種類から、近距離・遠距離の2種類へ。NPCとボス、経験値とレベルアップ、破壊神とゲキシンバースト、カミドローは削除されます。改修後のシーズン8とシーズン9でも新ヒーローは出るとのことです。

公式Q&Aは、英語版でも「撤回も取り消しもしない」と書いている

出典リニューアルに関するQ&A #1(バンダイナムコエンターテインメント公式サイト / 2026-09-08)

出典DRAGON BALL GEKISHIN SQUADRA Season 7 Launches September 9, Major Gameplay Overhaul Announced(Final Weapon / 2026-08-31)

We do not have plans to cancel or reverse the overhaul.(リニューアルを中止したり元に戻したりする予定はありません)

8月30日の開発だよりでは、日本語版だけが「健全なプレイ人口を保てていない」と人が減っている事実を書き、英語版はそこに触れていませんでした。今回のQ&Aでは英語版も「it would be difficult to maintain a healthy player population」と同じことを書いています。説明の食い違いは、ここではそろいました。

英語圏が最も反発したのは、性能に差のあるMAX必殺技をガシャで配ると書いた一文

ところが、そろった説明のなかで別の一文が火をつけました。必殺技の項目です。日本語版は「演出が豪華であり、ダメージといった性能にも差異があるMAX必殺技が一部キャラクターに実装され、そのMAX必殺技は基本的にはガシャから入手可能となります」と書いています。性能に差がある技を、ガシャで配る、と読めます。

英語版は同じ箇所に「just like emotes(エモートと同じように)」という一言を足していて、見た目の要素と同列だと示そうとした形跡があります。ただ、その一言では止まりませんでした。海外掲示板Redditの『ゲキシン スクアドラ』板(登録1万8,702人)では、Q&A公開当日の9月8日にこの一文を取り上げた投稿が132ポイント・コメント51件・支持率97%を集めています。最上位のコメントは72ポイントで、人が減っているゲームの立て直しに課金要素を持ち込むのか、という趣旨でした。

同じ日、票をいちばん集めたのは「サービス終了までの最速記録(Any% Speedrun for fastest EoS)」という題名の投稿で、134ポイント・コメント43件・支持率98%。三人称視点にしても上下方向には動けないという回答を取り上げた投稿は86ポイント・コメント46件で、最上位コメントは73ポイントの「地上30センチを攻めていくスタイルだな」でした。飛べないドラゴンボール、という一点にきれいに刺さっています。(いずれも2026年9月9日14時台・日本時間にRedditの公開データから取得)

Steamの好評率は改修発表を境に66.4%から26.2%へ、レビューの85%が英語だった

数字でも同じことが起きています。Steamの公開レビューを、発表の前後で分けて数えました(2026年9月9日14時15分・日本時間に取得)。

発表直前の30日間(7月31日〜8月30日正午)は238件で、好評が158件、66.4%。使われた言語は16種類で、英語は140件でした。発表後の10日間(8月30日正午〜9月9日)は282件で、好評は74件、26.2%。言語は12種類に減り、英語が241件で85.5%を占めます。日本語のレビューは、前の30日で5件、発表後の10日で1件です。

同時接続の数も細っています。SteamChartsの集計では、配信月の2025年9月は平均6,028.50人・最高13,823人でしたが、直近30日は平均1,103.76人・最高1,941人。1周年当日の9月9日14時15分に測った同時接続は119人でした(平日の昼下がりという時間帯は割り引いて読む必要があります)。累計レビュー1万1,068件の好評率は63.6%で、評価は「賛否両論」のままです。

同じ改修を、日本語のXは「ゴジータが来た日」として話していた

気になって、日本語側も見に行きました。Xで「ゲキスク OR ゲキシンスクアドラ」を最新順に並べると、9月9日の投稿はシーズン7で参戦した超ゴジータの話でほぼ埋まっています。パッシブが弱い、ベジットとの掛け合いボイスがいい、久しぶりに遊ぼうかな。Q&Aのガシャの一文を取り上げた投稿は、14時15分の時点では見当たりませんでした。表示回数も二桁から三桁台がほとんどです。

怒っていないわけではなく、温度が違います。「MOBAとしてのゲキスクが次のシーズンで終わり」と書いてフレンドを募集している人がいて、諦めと名残惜しさのほうが前に出ています。海外の掲示板が改修の回答を一行ずつ読んで詰めているのに対し、日本語圏は新キャラクターで遊んでいる。同じ日の、同じゲームの話です。

1周年の日に公式が答えたのは、まず「戻さない」だった

1年前の9月9日に配信が始まったゲームが、1年後の同じ日に、いまの遊び方を年末で終わらせると確認したことになります。福岡のガンバリオンが開発し、バンダイナムコエンターテインメントが運営する、日本発のドラゴンボールのチーム対戦ゲームです。

Q&A #1で示されたのは、改修の設計というより、改修をやめないという意思でした。バトルルールや育成の中身は10月以降に順次公開され、新しいビジュアルとMAX必殺技は改修の前月に見せる予定だといいます。判断材料が出そろうのは、まだ先です。

そのあいだ、レビュー欄と掲示板は英語で埋まり続けます。日本語の書き込みが10日で1件という状態のまま年末を迎えると、改修の是非を運営に伝える声の出どころが、ほとんど海外だけになります。日本のスタジオが作った日本のIPのゲームで、そうなっているのが今の姿です。

編集部
吉沢まこと
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。