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【世界15カ国】コナミのeFootball、タイのGoogle Play売上ランキングで14日連続1位。同じ日の日本は18位

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【世界15カ国】コナミのeFootball、タイのGoogle Play売上ランキングで14日連続1位。同じ日の日本は18位

3行サマリー

  • コナミの『eFootball』は、タイのGoogle Play売上ランキングで2026年8月12日から25日まで14日続けて1位でした。最新の取得日である8月25日も1位で、2位はRoblox、3位は『Free Fire: 9th Anniversary』です。
  • 同じ8月25日の同じランキングで、インドネシアは2位、ブラジルは3位、インドは5位、サウジアラビアは9位、日本と香港はどちらも18位。韓国・台湾・アメリカ・イギリスには、14日間を通じて20位以内に入った記録がありません。
  • コナミは7月26日にバンコクで世界大会「eFootball Championship 2026 World Finals」を開催し、予選には200を超える国と地域から約4,521万人が参加したと発表しています。

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タイのGoogle Play売上ランキングは、8月12日から25日まで14日とも1位がeFootballだった

Velleity Noteでは15の国と地域のアプリランキングを毎日1回記録しています。その2週間分をあらためて並べたとき、いちばん目を引いたのがタイでした。Google Playの売上ランキング(トップセールス)で、コナミの『eFootball』が2026年8月12日から25日まで、取得できた14日すべてで1位。最新の取得日である8月25日も1位です。順位が一度も動きませんでした。

8月25日のタイの売上ランキングは、1位がeFootball、2位がRoblox、3位が『Free Fire: 9th Anniversary』、4位が『EA SPORTS FC Soccer Mobile 26』という並びです。世界的に稼いでいるプラットフォーム型のタイトルと、同じジャンルの競合であるEAのサッカーゲームを、日本のメーカーのアプリが2週間ずっと押さえ続けていたことになります。

15の国と地域を横に並べると、こうなります。

国・地域Google Play売上で1位だった日数8月25日の順位14日間の最高順位別チャートの最高順位
タイ14日1位1位Play無料9位/iOSゲーム4位
インドネシア0日2位2位Play無料15位/iOSゲーム3位
ブラジル0日3位2位Play無料3位/iOSゲーム3位
インド0日5位3位20位以内の記録なし
サウジアラビア0日9位9位20位以内の記録なし
日本0日18位12位20位以内の記録なし
香港0日18位12位20位以内の記録なし
シンガポール0日23位19位Play無料10位/iOSゲーム4位
韓国0日20位以内の記録なし記録なし20位以内の記録なし
台湾0日20位以内の記録なし記録なし20位以内の記録なし
アメリカ0日20位以内の記録なし記録なし20位以内の記録なし
イギリス0日20位以内の記録なし記録なし20位以内の記録なし
ドイツ0日20位以内の記録なし記録なし20位以内の記録なし
フランス0日20位以内の記録なし記録なし20位以内の記録なし
中国–Google Playが存在せず対象外–iOSゲームで20位以内の記録なし

サッカーの本場であるイギリス・ドイツ・フランスに20位以内の記録がなく、タイが14日とも1位。同じ1本のサッカーゲームの話とは思えない並びになりました。

15の国と地域の公開ランキングを、日本時間の昼過ぎに1日1回そのまま記録しています

この記事の数字はすべて、Velleity Noteが自分で取っている観測データです。第三者の記事に当たって裏を取れる種類のものではないため、代わりに、読者が同じ場所を見れば同じことを確かめられる状態にしておきます。

  • 何を:15の国と地域(日本・韓国・中国・台湾・香港・アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・ブラジル・インド・サウジアラビア・シンガポール・インドネシア・タイ)の、Google Play無料ランキング/Google Play売上ランキング/App Storeの無料ゲームランキング。
  • どこから:App StoreとGoogle Playが一般に公開しているランキングそのもの。有料のデータベースは使っていません。
  • いつ・頻度:日本時間の昼過ぎに1日1回取得し、その時点の順位を1日1件として保存しています。この記事が参照したのは2026年8月12日から8月25日までの14日分で、最新の取得日は8月25日です。
  • どこまで:Google Playは各200位、App Storeのゲームは各25位まで取得しています。ただし公開している集計ファイルは、期間中に20位以内へ入ったタイトルの日別推移だけを残す作りです。

限界も先に書いておきます。1日1回しか見ていないので、日中の上下は取れません。表の「20位以内の記録なし」は、集計ファイルに日別の記録が残っていないという意味で、そのアプリがその国で配信されていないという意味ではありません。eFootballはこれらの国でもふつうに配信されています。中国はGoogle Playが存在しないため、そもそも売上ランキングの観測対象外です。

元データと日々の推移は世界15カ国ゲームランキング定点観測のページで公開しています。

香港は12位から63位まで落ちて18位へ戻り、タイだけが14日間まったく動かなかった

この2週間、eFootballの順位はいくつかの国で大きく振れています。いちばん振れたのは香港でした。8月12日に12位だったものが、8月24日には63位まで下がり、翌8月25日には18位へ戻っています。14日間の振れ幅は51です。

日本も同じ形の動きでした。8月12日と8月15日、16日の12位が期間中の最高で、そこからじりじり下がって8月24日に32位。8月25日に18位へ戻しています。シンガポールも19位から53位まで下がり、8月25日に23位まで回復しました。

インドネシアとブラジルは、8月12日から20日まで9日続けて2位。8月22日から24日は4位に落ち、8月25日にそれぞれ2位と3位へ戻っています。つまり8月21日ごろから24日にかけて、複数の国で同時に順位が下がり、25日に一斉に戻したことになります。

そのなかでタイだけが、14日間ずっと1位のままでした。ほかの国を51位分も揺らした波が、タイの1位だけは動かせなかったことになります。もっとも、順位の変化には課金の増減だけでなく他タイトルの動きも効くので、この14日ぶんの記録だけで「何が起きたか」までは断定できません。8月25日の反発に対応する個別の告知は、コナミの公式発表では確認できませんでした。

コナミは7月26日のバンコク開催で、タイ語実況とタイのレジェンド選手の追加を発表している

順位の外側で何が起きていたかは、うちの記録では測れません。ここからは公表されている事実を並べます。

コナミデジタルエンタテインメントは2026年7月26日、タイのバンコクでイベント「eFootball World Festival」を開き、あわせて世界大会「eFootball Championship 2026 World Finals」を開催しました。バンコクでの開催は2年続けてです。同社の発表によれば、この大会の予選には200を超える国と地域から約4,521万人が参加し、前年の記録を879万人上回りました。

そのバンコクの配信のなかで、コナミはタイのサッカーのレジェンドであるピヤポン・プエオン選手を年内にゲームへ登場させること、そしてタイ語の実況を追加することを発表しています。『eFootball』シリーズのゼネラルプロデューサーである多屋純一氏は、同社の発表のなかでこう述べています。

so that even more football fans in Thailand can enjoy eFootball™(タイのより多くのサッカーファンに『eFootball』を楽しんでもらうために)

タイとこのゲームの縁は、その前からありました。2025年12月にサウジアラビアのリヤドで開かれた「FIFAe World Cup 25」のモバイル部門では、タイ代表のJXMKT選手が決勝でブラジルを下し、タイにとって初の優勝を果たしています。

そして観測期間のほぼ全体が、コナミの新シーズン施策と重なっていました。同社は8月13日に大型アップデートを実施して2026シーズンを開幕させ、8月13日から9月3日までを「新シーズンキャンペーン」の期間としています。カスタム大会モードや、攻撃と守備でフォーメーションを切り替える機能などが追加されました。

出典:eFootball™ World Festival in Bangkok Reveals Major In-Game Updates as Sergio Agüero arrives as a New Legend(コナミデジタルエンタテインメント / 2026年7月27日)
出典:eFootball™ Kicks Off the New Season with Major Gameplay Update and New In-Game Campaign(コナミデジタルエンタテインメント / 2026年8月13日)
出典:Champions of the World! At the FIFAe World Cup 25™, Featuring eFootball™, Thailand Triumphs in the Mobile Division(コナミデジタルエンタテインメント / 2025年12月15日)

日本の18位は弱さではない。売上ランキングは市場の混み具合で決まる

ここは誤読しやすいところなので、はっきり書いておきます。タイで1位、日本で18位という並びは、「タイのほうがeFootballにお金を落としている」という意味ではありません。売上ランキングはあくまでその国のなかでの相対順位で、市場の大きさも競合の強さも国ごとに違うからです。

実際、8月25日の日本のGoogle Play売上ランキングは、1位が『ウマ娘 プリティーダービー』、2位が『Fate/Grand Order』、3位が『Wuthering Waves(鳴潮)』という並びでした。この密度の上位陣を相手にした18位と、タイでの1位は、そもそも比べる土俵が違います。

英メディアmobilegamer.bizは2026年6月30日、アプリ調査会社Appmagicの推計として、eFootballの累計課金額のおよそ58%が日本から出ており、タイは9%から10%で2番手だと伝えています。同じ記事によれば累計ダウンロード数ではブラジル・インドネシア・トルコ・インド・タイが上位で、日本は8番目です。この推計が正しいとすれば、日本は「人数は多くないがよく課金する市場」、タイは「人数が多く、売上ランキングの上を取れる市場」という違いになります。

出典:Konami’s eFootball is racing ahead of EA FC Mobile(mobilegamer.biz / 2026年6月30日)

日本のゲームが海外へ出ていく話ではなく、すでに1位の市場へ合わせにいく話になっている

日本のメーカーの海外展開というと、日本で当たったものを翻訳して外へ持っていく、という順番で語られることが多いように思います。ただ今回の記録を見るかぎり、タイでのeFootballはその順番になっていません。すでに現地の売上ランキングで1位を取り続けている市場に対して、コナミが世界大会の会場を2年続けて置き、タイ語の実況と地元のレジェンド選手を足しにいっています。作ってから届けるのではなく、届いた場所に合わせて作り直している形です。

日本のプレイヤーにとって直接の変化があるわけではありません。それでも、日本のランキングでは18位あたりに見えているアプリが、タイでは2週間ずっと1位に居座っている。同じ会社の同じゲームなのに、国をまたぐとランキングの見え方はここまで変わるのだと、数字を並べていて少しおかしくなりました。

Velleity Noteは引き続き15の国と地域を毎日記録しています。タイの1位がいつまで続くのか、そしてタイ語実況が実際に入ったあとで順位がどう動くのかは、同じ場所で追いかけていきます。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。