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【アメリカ】バンダイナムコ『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』、1周年で全面作り直し。発表後のSteamレビュー111件は好評8件で、日本語は0件

編集部
吉沢まことVelleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
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【アメリカ】バンダイナムコ『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』、1周年で全面作り直し。発表後のSteamレビュー111件は好評8件で、日本語は0件

3行サマリー

  • バンダイナムコエンターテインメントが8月30日、『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』を2026年末に大改修すると発表しました。俯瞰視点をやめ、三人称視点の別ゲームに作り変えます。
  • 決断の理由を書いた「開発便り」は、日本語版だけが「健全なプレイ人口を保てていない」と認めています。英語版の同じ箇所は「期待に十分応えられなかった」で止まっています。
  • 発表後にSteamへ投稿されたレビュー111件のうち、好評は8件でした。102件が英語で、日本語のレビューは0件です(2026年8月31日7時・日本時間に取得)。

Seriesゲキシン スクアドラ 年末リニューアル全2本

バンダイナムコ『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』の2026年末の大型リニューアルと、その受け止め方を追う連載です。

  1. 2026/8/31【アメリカ】バンダイナムコ『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』、1周年で全面作り直し。発表後のSteamレビュー111件は好評8件で、日本語は0件(この記事)
  2. 2026/9/9【世界】バンダイナムコ『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』、1周年の日に「リニューアルは取りやめない」と公式回答。Steamの好評率は発表を境に66%から26%へ落ちた

バンダイナムコ、『ゲキシン スクアドラ』の俯瞰視点を2026年末に廃止する

バンダイナムコエンターテインメントは2026年8月30日の生配信「ゲキスクトーク Season 7」で、『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』の大型アップデートを発表しました。2026年末を目標に、現在の俯瞰(見下ろし)視点を三人称・肩越しの視点へ変え、よりアクション寄りのゲームに作り変えます。勝利条件とマップも作り直し、ロールの区分は単純化。キャラクターの入手経路も整理するそうです。

1周年シーズンとなるシーズン7は9月9日開始で、超ゴジータが新ヒーロー、人造人間19号がテクニカルロールの新ヘルパー、サンシンロンが新ボスとして加わります。ボスは2週ごとに入れ替わる方式に変わります。ただし公式は、1周年キャンペーンを最後に新ルールへ切り替わり、現在のルールは遊べなくなると明記しました。

本作は福岡のガンバリオンが開発し、バンダイナムコエンターテインメントが2025年9月9日に配信を始めた4対4のチームバトルです。基本無料で、PlayStation 5・PlayStation 4・Nintendo Switch・Steam・スマートフォンに対応しています。ちょうど1年で、土台からやり直す判断です。

公式の説明は日本語版だけが「健全なプレイ人口を保てていない」と書いた

出典ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ 開発便り(バンダイナムコエンターテインメント公式サイト / 2026-08-30)

出典Dragon Ball: Gekishin Squadra Is Being Completely Reworked(TheGamer / 2026-08-30)

This was not a decision made lightly, and we also understand that there may be potential ramifications.(軽い気持ちで決めたことではなく、影響が出る可能性も理解しています)

同じ日に公開された英語版の開発便りと日本語版を並べて読むと、理由の書き方がそろっていません。日本語版は「新規プレイヤーの参入障壁となり、健全なプレイ人口を保てていない状況になっておりました」と、人が減っている事実まで書いています。英語版の同じ段落は、新規プレイヤーが一方的な試合と高い参入障壁に直面し、期待に十分応えられない体験になっていた、というところで止まり、プレイ人口には触れていません。

差はもう一か所あります。上に引用した「軽い気持ちで決めたことではない」の一文は英語版にだけあり、日本語版にはありません。逆に、現行ルールで手に入れたアイテムの扱いについては、日本語版が「プレイヤーの皆様に損がないようにさせていただきますので、ご安心ください」と言い切っているのに対し、英語版は「どう扱うか慎重に検討している」という現在進行形にとどまっています。約束の強さが、言語によって逆転しています。細かいところでは、配信の実施日も日本語版が「8月30日」、英語版が「8月29日」と別々に書かれています(時差の表記をそれぞれの読者に合わせた結果です)。

TheGamerのジョージ・フォスター記者は、公式サイトはプレイヤー数ではなくバランスと技量差を理由に挙げている、と書いています。英語版だけを読めば、その読み方が自然です。日本語版まで開くと、人口の話は最初から書いてありました。

Steamの平均同時接続は6,028人から1,116人へ、1年で8割減っていた

「健全なプレイ人口を保てていない」がどの程度なのかは、公開データで確かめられます。同時接続数を記録しているSteam Chartsによると、配信月の2025年9月は平均6,028.5人・最高13,823人でした。それが直近30日は平均1,116.3人・月間最高1,941人です。平均で81%減った計算になります。

落ち込みは早い段階で起きていました。2025年10月が前月比57.15%減、11月がさらに41.53%減で、最初の2か月でほぼ現在の水準まで下がっています。以降は1,000人台を上下しながら横ばいで、直近30日も6.00%減とゆるやかです。急に人が消えたのではなく、最初の2か月で決まった水準が1年続いた、という形に見えます。

ただし、この数字はSteam版だけのものです。本作はPlayStation・Nintendo Switch・スマートフォンにも対応しているので、全体の一部を見ていることになります。それでも、公式が「健全な」と書かなかった理由の輪郭くらいは見えます。

発表後のSteamレビュー111件のうち103件が不評、そのうち102件が英語だった

反応も測れます。Steamの公式レビューAPIを使い、2026年8月31日7時(日本時間)に投稿順で取得したところ、配信後のおよそ17時間(8月30日12時57分から8月31日6時14分・日本時間)に投稿されたレビューは111件で、好評はわずか8件でした。残る103件が不評です。

目を引いたのは言語の内訳です。111件のうち102件が英語で、スペイン語が4件、中南米スペイン語が2件、フランス語・ドイツ語・ポーランド語が各1件。日本語のレビューは0件でした。発表前の1か月(7月25日から8月29日)は289件のうち好評191件で、言語も英語167件・スペイン語40件・中国語簡体字10件・日本語6件など18言語に散っています。荒れているのは、いまのところ英語圏です。

不評レビューに繰り返し出てくるのは、三人称視点にするなら他のドラゴンボールゲームで足りる、初期から遊んできた側への仕打ちだ、実質のサービス終了なのにそう言わない、という受け止めでした。個々の投稿は匿名なので断定の根拠にはしませんが、方向はそろっています。TheGamerも記事の中で、1周年の配信が祝いというより見送りに感じられたと書き、リードデベロッパーのTOSHI氏の声が打ちひしがれて聞こえたと伝えています。

一方で、公式が用意した映像そのものは、ちゃんと見られています。グローバル公式チャンネルの1周年シネマティックトレーラーは、公開から17時間で83,596回再生(同7時時点)。日本語版のゲキスクトーク配信アーカイブは5.2万回。作り直しの是非とは別に、超ゴジータを見たい人はいます。

9月9日から始まるのは1周年の祝いと、いまの『ゲキシン スクアドラ』の最後の数か月

シーズン7は9月9日、配信開始からちょうど1年の日に始まります。無料のGカプセルが最大140個配られ、ハロウィーンの装いも用意され、年末に現在のルールが終わります。祝いと店じまいが同じ期間に置かれている、という珍しい形です。

日本の読者にとっての要点はここです。福岡のスタジオが作り、音声は日本語しか入っていない(日本在住だと日本語音声しか選べません)ゲームなのに、作り直しへの反発はまず英語で噴き出しました。表示言語は9言語、クロスプレイは全機種対応。海外に開いた設計をした結果、判断への反応も海外から先に返ってきます。

そして、判断を説明する文章が日英でそろっていなかった件は、いずれもう一度読まれます。年末の改修がうまくいけば、「人口の話を英語では伏せた」を誰も掘り返しません。転べば、この2本の開発便りが並べて引用されます。バンダイナムコは年内に続報を出すとしています。次の文章が日英で同じ言葉になっているか、そこは見ておきたいと思っています。

編集部
吉沢まこと
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。