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【世界15カ国】グッドロイドの『Bus Traffic Fever!』、日本の配信開始は4か月遅れ。App Storeで1位になったのは日本だけ

編集部
吉沢まことVelleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
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【世界15カ国】グッドロイドの『Bus Traffic Fever!』、日本の配信開始は4か月遅れ。App Storeで1位になったのは日本だけ

3行サマリー

  • グッドロイドのパズル『Bus Traffic Fever!』が、日本のApp Store無料ゲームで7月30日から8月2日まで4日連続の1位。
  • 同じ4日間、当サイトが記録している海外13市場では1位が0日。最高順位は英国とフランスの3位でした。
  • 日本のApp Store配信開始は7月23日。米国や韓国など12市場の3月13日より、4か月あとの上陸です。

App Storeの無料ゲームで4日連続1位は日本だけ、海外13市場の最高は英国とフランスの3位

当サイトは15の国と地域のアプリ順位を毎日記録しています。その記録のなかで、7月下旬にいちばん大きく動いたのがグッドロイドのパズルゲーム『Bus Traffic Fever!』でした。

日本のApp Store「無料ゲーム」ランキングでは、7月30日に1位へ立ってから8月2日まで4日連続で首位。最新の取得日である8月2日も1位のままです。Google Playの無料ダウンロードでも8月2日に1位を取りました。ただしPlay側の1位はこの日の1日だけで、前日まで首位だったのはカバーの『ホロライブドリームス』でした。

一方、海外はどこも首位に届いていません。App Storeの1位が1日でもあった市場は、日本のほかに1つもありませんでした。

国・地域App Storeで1位だった日数8月2日の順位期間中の最高順位Google Play無料DLの最高順位
日本4日1位1位1位
英国0日3位3位11位
フランス0日4位3位10位
タイ0日5位5位11位
韓国0日5位4位20位以内の記録なし
米国0日6位6位10位
ドイツ0日7位7位17位
インドネシア0日7位6位20位以内の記録なし
台湾0日8位7位20位以内の記録なし
香港0日8位8位14位
シンガポール0日8位8位4位
サウジアラビア0日8位7位20位以内の記録なし
インド0日10位9位20位以内の記録なし
ブラジル0日20位以内の記録なし20位以内の記録なし20位以内の記録なし
中国App Storeで配信なしGoogle Playが存在しない
App Store「無料ゲーム」ランキングの記録。期間は2026年7月20日から8月2日まで。

観測は1日1回、App Storeのゲームは各国25位まで。この記事の順位はすべてその範囲の記録

数字の出どころをはっきりさせておきます。

  • 何を:日本・韓国・米国・台湾・香港・中国・ドイツ・フランス・英国・ブラジル・インド・サウジアラビア・シンガポール・インドネシア・タイの15の国と地域。App Storeの「無料ゲーム」と、Google Playの「無料ダウンロード」「トップセールス」を見ています。
  • どこから:App StoreとGoogle Playが公開しているランキングそのもの。第三者の推計値は使っていません。
  • いつ:日本時間の昼過ぎに毎日1回。その時点の順位を1日1件として保存しています。
  • どこまで:Google Playは各200位、App Storeのゲームは各25位までが取得範囲です。
  • 限界:1日1回の記録なので、日中に順位が上下しても途中は残りません。取得範囲の外にあるアプリは「記録なし」であって、配信されていないという意味ではありません。中国にはGoogle Playがないため、iPhone側だけの観測になります。

記録は日本ゲーム海外浸透指数のページで毎日更新しています。同じ場所を見れば、この記事の数字はそのまま確かめられます。

ブラジルは平均評価4.88で15市場の最高。それでも14日間、上位20位に一度も入らなかった

表のなかで目を引くのがブラジルです。App Storeでの配信は3月13日に始まっていて、平均評価は4.88と15市場でいちばん高い。にもかかわらず、7月20日から8月2日までの14日間、無料ゲームでもGoogle Playでも上位20位に一度も顔を出しませんでした。評価の高さと順位は、必ずしも一緒に動きません。

日本のGoogle Play側も落ち着かない動き方をしています。7月24日に178位で現れ、翌25日に12位まで上がったあと、26日と27日は記録が残っていません。28日にいきなり2位で戻り、そこから8月2日の1位まで上位に居続けました。iPhone側は7月24日の17位から途切れずに上がっているので、この空白はGoogle Play側だけの現象です。

中国のApp Storeでは、そもそもこのアプリを取り扱っていません。Appleの検索に該当がなく、配信対象外だと確認できました。

グッドロイドは3月に海外先行で配信し、プレスリリースに「日本国内では未配信」と書いていた

順位の外側で何が起きていたかは、当サイトでは測れません。ここからは公式の資料に当たります。

出典GOODROIDがハイパーカジュアルゲームの新スタジオ「Pawars」を設立!新規タイトル「Bus Rush Fever!」が、世界28カ国のAppStore無料ゲームランキングで1位を獲得!(株式会社GOODROID / 2026年4月24日)

出典Bus Traffic Fever!(Apple App Store)

本作は、2026年3月21日にAppStore・Google Playの両OSにおいてサービス提供を開始。(※日本国内では未配信)

開発元の株式会社GOODROIDは東京都目黒区のゲーム会社で、サイバーエージェントの子会社です。『青鬼オンライン』『東京リベンジャーズ ぱずりべ! 全国制覇への道』などを運営してきました。2025年9月にはハイパーカジュアルゲーム専門の新スタジオ「Pawars」を東京に設けています。

4月24日のリリースで同社が発表したのは「Bus Rush Fever!」というタイトルでした。Pawarsが手がけた作品で、配信から約1か月で世界28の国と地域のApp Store無料ゲームで1位、両OS合計150万ダウンロードという内容です。現在ストアに並ぶ「Bus Traffic Fever!」とは開発元もジャンルも遊び方の説明も一致していて、アプリ情報サイトでは同じApp Store IDのページが旧名で作られています。同じアプリが途中で名前を変えたと見るのが自然ですが、改称を告げる同社の発表は確認できていません。

そして、そのリリースには「日本国内では未配信」とはっきり書かれていました。Appleが公開しているアプリ情報の配信開始日を各国で見ると、米国・韓国・台湾・香港・ドイツ・英国・ブラジル・インド・サウジアラビア・シンガポール・インドネシア・タイの12市場が3月13日、フランスが4月12日。日本だけが7月23日です。プレスリリースに書かれた提供開始日は3月21日なので、Apple側の日付とは8日のずれがあります。いずれにせよ、海外で4か月動かしたあとに日本へ持ってきた形です。日本語のお知らせは、8月3日時点で同社サイトにもPR TIMESにも見当たりません。

日本の平均評価3.85は14市場で最低。ただし米英の最新レビューにも広告への不満が並ぶ

受け止められ方はどうか。8月3日時点のApp Storeの平均評価を並べると、日本は3.85(289件)で、配信されている14市場のなかでいちばん低い数字でした。米国は4.77(37,765件)、ブラジルは4.88(917件)です。Google Play側は国別に分かれておらず、全体で4.2(約37,700件)、ダウンロードは1,000万以上と表示されています。

ただ、これを「日本のプレイヤーだけが辛い」と読むのは早すぎます。Appleが公開している最新レビューの並びを見ると、米国も英国も日本と同じで、広告の多さへの不満が上位に来ています。「レベルを進めるのに広告を見るしかない」「広告を見ている時間のほうがプレイ時間より長い」という声は3市場に共通していました。日本の平均が低いのは、配信から11日しかたっていない289件が全部で、海外のように数万件の初期評価が積み上がっていないから、という見方もできます。

日本語のレビューには「50ステージまでは課金なしで進める」と書く人もいれば、「広告を消す課金をしたのに消えない」と怒っている人もいます。評価が割れたまま1位に立っている、というのがいまの状態です。

日本のプレイヤーが8月に1位にしたのは、海外が4か月先に遊んでいたゲーム

日本の会社が作ったゲームなのに、日本での配信がいちばん最後だった。しかも1位を取ったのは、その最後発の日本だけ。今回の記録から見えたのは、そういう順番のねじれです。

ハイパーカジュアルゲームは広告収益で回るジャンルなので、まず海外で数字を作ってから国内に持ち込む売り方自体は珍しくありません。それでも、4か月ぶんの改良を通したものが日本に届いて、届いた7日後に首位を取る、というスピード感は記録していて驚きました。いま日本のApp Storeで1位のゲームは、英国やフランスの人が春から遊んでいたゲームです。

この先も毎日1回、同じ場所を見続けます。日本の1位が何日続くのか、海外13市場が追いつくのか。定点観測のページで更新していきます。

編集部
吉沢まこと
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。