【韓国】スパイダーマン主演3人が出たエピックハイのYouTube、1日たたずに48万回再生。日本版主題歌はMrs. GREEN APPLE

3行サマリー
- 韓国のヒップホップグループ、エピックハイ(YouTube登録者181万人)が7月30日、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の主演3人を迎えた31分の動画を公開した
- 再生数は7月31日午前10時の時点で48万7000回。配給のソニー・ピクチャーズ韓国も公式Xでこの動画を案内している
- 日本版主題歌はMrs. GREEN APPLEの「Brand New」。映画は7月31日に日米同時公開で、韓国は2日早い7月29日に封切られた
タブロの「友達が仕事で来てる」が、トム・ホランドとゼンデイヤだった
韓国のヒップホップグループ、エピックハイが7月30日、自分たちのYouTubeチャンネルに『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の主演3人を招いた動画を公開しました。トム・ホランド、ゼンデイヤ、ジェイコブ・バタロン。収録地はロンドンです。
入り口はずいぶんそっけない作りでした。タブロがメンバーに「友達が仕事でこっちに来てるから会いに行かないと」と切り出す。DJトゥーカッツが「有名な人? インフルエンサー?」と返し、タブロは「影響力で言うならインフルエンサーで合ってる」とうなずく。部屋のドアが開くまで、相手が誰かは視聴者にも明かされません。
動画は31分12秒。7月31日午前10時の時点で再生数は48万7000回、高評価は2万2000です。チャンネル登録者は181万人。
スポーツ京郷とマイデイリーが報道。つないだのは2019年のアジアプレスツアー
出典:「スパイダーマンも制覇」エピックハイ、トム・ホランド×ゼンデイヤ×ジェイコブに会った…友情ゲームから「昼メシ推薦」まで(スポーツ京郷 / 2026年7月30日)
出典:「『スパイダーマン』トム・ホランドに『コミ』のCDをプレゼント、実話か?」エピックハイの近況(マイデイリー / 2026年7月31日)
2本の記事を突き合わせると、これが急に降ってきた企画ではないとわかります。ネッド役のジェイコブ・バタロンが2019年のアジアプレスツアーでタブロと知り合っていて、タブロも彼を「僕の知り合い」と紹介しています。
本編では両チームが「友情テレパシーゲーム」で対戦し、事前に呼吸を合わせたエピックハイが連続で正解する一方、ホランドたちは別々の答えを出して言い合いになったとスポーツ京郷は伝えています。締めにタブロがホランドへ渡したのは、韓国の歌手コミ(거미)のCDでした。英単語「Spider」の韓国語訳が、そのまま芸名になっている歌手です。
한국에는 ‘거미’라는 가수가 있다. 영단어 ‘Spider’의 한국어 뜻이 바로 거미다.
(訳:韓国には「コミ」という歌手がいる。英単語「Spider」の韓国語の意味が、まさにコミなんだ)
配給のソニー・ピクチャーズ韓国が、自社ではなくエピックハイのチャンネルへ視聴者を送った
ファンの手作り企画ではなく宣伝の本線だったとわかるのは、配給元の動きを見たときです。ソニー・ピクチャーズ韓国の公式Xは7月30日、「夕食のお供がほしいなら、いますぐエピックハイのチャンネルでスパイダーマンチームのロンドンインタビューを見に行こう」と投稿し、鑑賞予約リンクを添えました。宣伝素材の置き場所として、配給元が外部のアーティストのチャンネルを名指ししたことになります。
エピックハイ側も7月24日に公式Xで予告を出していて、この投稿は2748リポスト、33万表示に届いています。公開後はXで動画の一場面を切り出したファンの投稿が5800リポスト、67万表示まで伸び、韓国の掲示板・TheQooでも「HOT」に上がってコメントが170件を超えました(いずれも7月31日午前時点)。Xでは、長年組んできたエピックハイの3人がゲーム1本で言い合いを始める構成そのものを笑う受け止めが目立ちます。
日本側の窓口はMrs. GREEN APPLE。トム・ホランドは「日本に行けなくて残念」と話した
同じ映画の日本向けの宣伝は、別の形で組まれていました。日本版主題歌はMrs. GREEN APPLEの「Brand New」。7月27日(現地時間)にロサンゼルスのドルビー・シアターで開かれたワールドプレミアでは、3人がレッドカーペットに立ち、ホランドと初めて直接顔を合わせています。
その場でホランドは「今回のプロモーションツアーで日本に行くことができず、本当に残念です」と日本のファンに向けて話しました。今回、来日はありません。主題歌とプレミアでの対面、それにロンドンでのオンラインインタビューが、日本向けの接点になった形です。
映画は7月31日から日米同時公開。韓国では2日早い7月29日に封切られています。
31分の動画と1曲の主題歌。同じ作品で、音楽アーティストの役割が分かれた
韓国ではアーティストのチャンネルが宣伝の会場そのものになり、日本ではアーティストが主題歌を書いて作品に音を足しました。どちらが上という話ではありません。ただ、外国映画の宣伝で音楽アーティストに何を任せるのか、その設計が2つの市場ではっきり違って見えました。
個人的にいちばん効いたのは、コミのCDを渡す場面です。翻訳しても届かないダジャレを、あえて説明を付けて手渡す。宣伝の座組みの話より、この30秒のほうがよほど記憶に残りました。日本の宣伝で同じことをやるとしたら、誰のどのCDを渡すのか。しばらく考えてしまいました。
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