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【フランス】任天堂『トモダチコレクション』最新作、発売3か月後も販売1位。『バイオハザード』新作を抜いた2026年最高の発売に

編集部
吉沢まことVelleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
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【フランス】任天堂『トモダチコレクション』最新作、発売3か月後も販売1位。『バイオハザード』新作を抜いた2026年最高の発売に

3行サマリー

  • 任天堂『トモダチコレクション わくわく生活』(海外名 Tomodachi Life: Living the Dream)が、2026年第27週のフランス週間販売でふたたび1位になりました。
  • 4月の発売時にはフランスで2026年最高のパッケージ初動を記録し、発売時7万本超で首位だった『バイオハザード』最新作を上回っています。
  • 発売から約3か月がたっても『EA Sports FC 26』などを抑えて売れ続けており、日本生まれのゆるい生活シミュレーションが欧州で息の長いヒットになっています。

任天堂『トモダチコレクション』最新作、発売3か月後もフランス週間販売で1位に返り咲き

任天堂の『トモダチコレクション わくわく生活』が、フランスの週間販売ランキングでまた首位に戻ってきました。集計はフランスのゲーム業界団体SELLが公表しているもので、2026年第27週(7月上旬)のパッケージ販売で1位。2位に『EA Sports FC 26』、3位に『ポケモン ポコピア』、4位に『マリオカート ワールド』、5位に『マインクラフト』が続いています。海外名は Tomodachi Life: Living the Dream。日本では1月29日のNintendo Directで発表され、4月16日に世界同時発売された、Miiたちが暮らす“ゆるい生活シミュレーション”の最新作です。

フランス誌Nintendo-Townとvgchartz、SELL集計の第27週首位を報じる

元ネタLes meilleures ventes de la semaine en France: Tomodachi déjà de retour(Nintendo-Town / 2026年7月13日)

Tomodachi déjà de retour(トモダチ、早くも首位に返り咲き)

フランスのゲーム情報サイトNintendo-Townは7月13日、この週のランキングをこの見出しで伝えました。販売データはSELLと調査会社GSDの集計にもとづくもので、英語圏の集計サイトvgchartzも同じ第27週のフランス首位として報じています。具体的な本数そのものは公表されていませんが、複数のメディアが同じ結論に達している点は、そう軽くはないと受け止めています。

4月の発売はフランスで2026年最高のパッケージ初動、『バイオハザード』7万本超を上回った

この作品がフランスで話題になったのは、今回が初めてではありません。4月の発売直後、フランスのゲームジャーナリスト、オスカー・ルメール氏がEurogamerで、本作が2026年のフランスで最も売れたパッケージ作品になったと報告しています。それまで首位だったのはカプコンの『バイオハザード』最新作『Resident Evil Requiem』で、発売時に7万本を超えていました。任天堂は具体的な販売数を明らかにしていませんが、その記録を上回ったことになります。ホラーの超大作を、Miiたちがのんびり暮らすゲームが抜いたというのは、少し意外な光景でした。

大作が数週で失速するなか、ゆるい生活シミュレーションが売れ続ける理由

印象的だったのは、瞬間的な初動だけで終わらなかったことです。大型タイトルは発売週に大きく跳ね、そのあと数週間で順位を落としていくのが一般的な流れです。ところが本作は、発売から約3か月がたった7月に入っても上位に残り、この週はふたたび1位へ返り咲きました。理由のひとつは、遊びの構造にあると思います。派手なアクションや勝ち負けではなく、自分や友だち、家族に似せたMiiを住民として暮らさせ、その掛け合いをただ眺める。終わりのない“ゆるさ”です。短い期間で遊び切るのではなく、少しずつ長く触り続ける作りが、ロングセラーと相性がよいのでしょう。

「Mii」の文化を世界へ運ぶ任天堂、パッケージ重視のフランスが映す日本ゲームの別の強み

もうひとつ見えてくるのが、フランス市場の性格です。オンライン対戦系のゲームではダウンロード版が9割近くを占めることもある一方で、フランスにはパッケージ(物理ディスクやカード)を手元に置いて買う文化が根強く残っています。今回の首位は、そのパッケージ市場での記録です。任天堂にとっては、『あつまれ どうぶつの森』などと同じく、競争を求めない“暮らし系”のゲームが海を越えて支持される、という確かな手応えになったはずです。Miiという、いかにも日本的な“ゆるいアバター文化”が、フランスの家庭のリビングに自然と入り込んでいる。声高な輸出品ではないぶん、かえって根の張り方に、静かな見ごたえがあります。

派手さよりも手触り、フランスのチャートが教えてくれること

フランスのチャートが映し出しているのは、日本のゲームのもうひとつの強さだと思います。ランキングの上位は、世界的な大作と、任天堂の“ゆるい”作品が同居する場所になりました。話題性や瞬発力ではなく、長く手に取り続けられること。派手さよりも手触りで選ばれているのだとすれば、それは日本のものづくりが海外で静かに信頼されている、ひとつの証しなのかもしれません。次の集計でこの首位がどこまで続くのか、見守りたいところです。

編集部
吉沢まこと
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。