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【韓国】鬼滅の刃 無限城編、韓国で8月に再上映。旭日旗論争でも日本映画の歴代1位・581万人を動員

編集部
Velleity Note 編集部Overseas Reception, Read Straight
公開 2026/07/16
最終更新 2026/07/16
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【韓国】鬼滅の刃 無限城編、韓国で8月に再上映。旭日旗論争でも日本映画の歴代1位・581万人を動員

3行サマリー

  • 2026年8月、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』が公開1周年を記念して韓国で再上映される。配給のANIPLUSが限定特典付きの特別上映を発表した(聯合ニュース)
  • 昨夏の公開で韓国累計約581万人を動員し、韓国で公開された日本映画としては歴代興行1位。世界興収は最終1179億円で、邦画の全世界歴代1位に立つ
  • 公開前は炭治郎の耳飾りをめぐる旭日旗論争や、始球式イベントの中止があった。それでも前売りの約8割が鬼滅に集中し、ヒットは止まらなかった

鬼滅の刃 無限城編、2026年8月に韓国で1周年記念の再上映が決まった

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が、2026年8月に韓国で再上映される。2025年8月の公開からちょうど1年の節目に合わせた記念上映で、配給のANIPLUSが観客向けの限定イベントや特典を用意すると発表した。韓国では2026年3月にもCGV独占で再上映され、約11万1000人を動員している。1年たっても客が入る作品として、劇場側が改めて枠を空けた形だ。

聯合ニュース報道:配給ANIPLUSが特別上映と限定特典を告知

元ネタ映画「鬼滅の刃」 韓国で8月に再上映へ=昨年570万人動員(聯合ニュース / 2026年7月14日)

公開前の緊張を振り返ると、この再上映の告知は静かなものだった。韓国メディアの経済紙も、始球式の中止をこう伝えていた。

肝心の『無限城編』の前売りチケットは絶好調で、8月22日の公開時の興行1位をほぼ確定させている。

論争は論争として残ったまま、数字だけが先に答えを出していた。

昨夏581万人という、韓国で公開された日本映画の歴代1位が土台にある

再上映が成り立つのは、1年目の実績があるからだ。無限城編は2025年8月に韓国で封切られ、累計約581万人を動員した。これは韓国で公開された日本映画としては過去最高で、それまでの記録を大きく塗り替えた数字になる。世界に目を広げると、全世界の累計動員は9852万人、総興行収入は最終で1179億円に達した(2026年4月時点、アニプレックス調べ)。邦画の全世界興収としては歴代1位で、北米では外国映画の興収歴代1位、日本アニメ映画として初めて2週連続で北米1位に立った。日本国内だけでも興収402億円・2745万人で、国内歴代2位に入る。

公開前は旭日旗論争と始球式の中止、それでも予約の8割が鬼滅だった

ここが韓国ならではの難しさだった。公開前、主人公・竈門炭治郎の耳飾りのデザインが旭日旗を想起させるという批判が再燃し、鬼殺隊の設定が日本の学徒兵を連想させるといった指摘も出た。「右翼アニメ」というレッテルは2021年の無限列車編公開時にもつき、当時は制作側が韓国版で耳飾りのデザインを修正した経緯がある。

2025年8月には、プロ野球LGツインズがハンファ・イーグルス戦で炭治郎と禰豆子を始球式に立たせる「鬼滅の刃DAY」を企画した。ところがファンサイトを中心に抗議が殺到し、イベントは中止に追い込まれた。8月は光復節を含む、日韓関係が最も敏感になる時期でもある。それでも前売りチケットの約8割が鬼滅に集中し、公開18日で観客動員400万人を突破した。論争の中心にいたのはマニア層で、実際に劇場を埋めたのは10代から40代までの家族連れだった。

韓国ネットは今「アニメGOAT」、批判と熱狂が同じ場所で同居している

世界興収1000億円突破のニュースが伝わると、韓国の大型掲示板ではむしろ称賛の声が目立った。「日本アニメIPの強さを思い知った」「アニメGOATだ」といった書き込みが並び、作画の完成度を評価する反応も多かった。1年前に耳飾りや始球式で燃えたのと同じコミュニティで、今度は素直に記録を認める声が返ってくる。この温度差が、韓国での日本コンテンツ受容のリアルなところだと思う。政治的な感情と、作品としての評価が、同じ人たちの中で別々に動いている。

8月の再上映が問うのは、政治感情と作品人気を切り分けられるかどうか

1周年の再上映が再び8月に置かれた点は、偶然ではないだろう。最も荒れやすい月に、最も売れた日本映画を掛け直す。ここで大きな反発が起きなければ、韓国の観客が政治と作品を切り離して楽しむ姿勢が定着しつつある、という一つの答えになる。日本のファンにとっても、海外での鬼滅の受け止められ方を測る材料として、この夏の韓国の反応は見ておく価値がある。

編集部
Velleity Note 編集部
Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。