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【ドイツ】『進撃の巨人』エンディング「悪魔の子」のヒグチアイ、現地で初ライブ。Apple Musicで120カ国1位を取った歌声

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【ドイツ】『進撃の巨人』エンディング「悪魔の子」のヒグチアイ、現地で初ライブ。Apple Musicで120カ国1位を取った歌声

3行サマリー

  • ヒグチアイが7月31日から8月2日、ドイツ・マンハイムのアニメ祭「AnimagiC 2026」でドイツ初公演。金曜と日曜の2回、ピアノ弾き語りでステージに立つ。
  • 代表曲「悪魔の子」は『進撃の巨人』The Final Season Part 2のエンディング。配信時にApple MusicのJ-POP部門でドイツを含む120カ国の1位を取った。
  • YouTubeのアニメ版ミュージックビデオは1億回再生を突破。日本のアニメ主題歌が、歌手本人を海外の舞台まで運んだ実例になった。

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ヒグチアイ、7月31日開幕の「AnimagiC 2026」でドイツ初ステージに立つ

シンガーソングライターのヒグチアイが、ドイツ・マンハイムで開かれるアニメ・マンガの祭典「AnimagiC 2026」に出演する。会期は7月31日から8月2日の3日間で、彼女にとってはこれがドイツ初のライブになる。金曜と日曜の2回、会場のムーゼンザール(Musensaal)でピアノを弾きながら歌う予定だ。招へいには所属のポニーキャニオンと、アニメ音楽を扱うドイツのレーベルBlack Screen Recordsが関わっている。

日本ではあまり報じられないが、AnimagiCはヨーロッパでも古参のアニメイベントで、日本のアーティストが単独枠でステージを持つことも多い。今年は作曲家の梶浦由記らと並んで、ヒグチアイの名前が音楽ゲストに載った。

AnimagiC公式:エンディング曲の歌手として招かれ、2公演で弾き語り

元ネタ:Ai Higuchi – Anime-Songs & Piano(AnimagiC公式サイト / 2026年3月13日)

『進撃の巨人』The Final Season Part 2のエンディング曲「悪魔の子」と、新作『Snowball Earth』のエンディング曲を手掛けたシンガーソングライター、ヒグチアイのAnimagiC初出演を楽しみにしています。

公式の紹介によると、彼女は18歳でピアノの弾き語りを始め、2016年に1枚目のアルバム『160 Degrees』を出した。作詞家としても動いていて、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の主題歌「青春コンプレックス」の詞も彼女の仕事だ。2026年には新しいアニメ『Snowball Earth』のエンディングも担当していて、AnimagiCではこの新曲もお披露目される。もちろん、来場者が一番聴きたいであろう「悪魔の子」も歌う。

「悪魔の子」はドイツのApple Musicで1位。進撃の巨人と一緒に欧州へ届いた

「悪魔の子」は2022年1月10日、『進撃の巨人』のエンディングとして世に出た。曲そのものが海外で強く跳ねた点が、今回のドイツ公演の伏線になっている。

配信直後、この曲はApple MusicのJ-POPランキングで120カ国の1位を記録した。そこにはフランス、ドイツ、イタリア、韓国が含まれる。iTunes StoreのJ-POP部門でも、ドイツやイギリス、アメリカなど48カ国で1位に届いた。SpotifyのバイラルTop50では世界5位まで上がっている。YouTubeで公開されたアニメ映像つきのミュージックビデオは、2023年11月に再生回数が1億回を超えた。

数字の並びだけ見ると派手だが、要は「ドイツの人がすでにこの曲を1位にしていた」という事実がある。『進撃の巨人』は舞台となる城壁の街のモデルがドイツの都市ネルトリンゲンとされ、作品名やキャラクター名にもドイツ語が使われる。ドイツ語圏との相性が良い作品で、そのエンディングを歌った本人が現地に来る。ファンにとっては、配信画面の向こうにいた歌声が目の前に来る出来事になる。

アニメの主題歌歌手が、海外イベントで単独ライブを持つ時代になった

日本側から見ると、この話のポイントは「アニメのエンディングを1曲歌った人が、数年後に海外のイベントへ単独で呼ばれている」ところにある。かつては声優ユニットや大御所アニソン歌手が海外公演の中心だったが、いまはエンディング1曲がきっかけで、シンガーソングライターが国境を越える。

背景にあるのは配信とYouTubeの浸透だ。CDが現地の店に並ばなくても、Apple MusicやSpotifyのランキングを通じて、ドイツのリスナーが日本のアニメ主題歌をリアルタイムで1位に押し上げられる。その反応がイベント招へいという形で戻ってくる。日本のアーティストにとって、海外ファンの存在が数字で見えるようになり、それが実際のライブ動員につながっている。ヒグチアイのドイツ初公演は、その流れを示す分かりやすい一例だ。

一曲のエンディングが、歌手を海外の舞台まで運んだ

「悪魔の子」はもともと、アニメの最終盤を締める3分半の曲だった。それがApple Musicで120カ国の1位を取り、YouTubeで1億回再生され、4年後には作者本人をドイツのステージへ連れて行く。日本のアニメと音楽が海外でどう受け取られているかを考えるとき、この一件は「作品の人気が、人の移動まで生む」段階に来ていることを教えてくれる。7月末のマンハイムで、ドイツのファンがどんな声で迎えるかが次の見どころになる。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。