【アメリカ】伝説のボカロP5人、アニメ・エキスポに集結。日本発の文化が本日ロサンゼルスの大舞台へ

3行サマリー
- ボカロP5人(kz、SatapanP、Hachioji-P、picco、TeddyLoid)が本日7月4日、ロサンゼルスの「アニメ・エキスポ」に集結
- SatapanPの代表曲『ヤババイナ』は再生1500万回、TikTokで海外にミーム化した過去がある
- 初音ミク誕生(2007年)から19年、ニコニコ発の文化を運営元DWANGOが北米最大級のアニメ祭典に持ち込んだ
本日、伝説のボカロP5人がロサンゼルスに集結
北米最大級のアニメイベント「アニメ・エキスポ2026」で、7月4日午後5時30分から8時30分(現地時間)にDWANGO主催の音楽イベント「JAPAN MUSIC VOCALOID」が開かれる。会場はロサンゼルスの「The Novo」。出演はkz(livetune)、SatapanP、Hachioji-P、picco、そして特別出演のTeddyLoidの5人。2000年代後半から現在まで、約20年分のボーカロイド史をそのまま舞台に上げたようなメンツだ。
Gamers Heroes報道:アニメ・エキスポの参加証だけで入れる無料ライブ
元ネタ:Free JAPAN MUSIC VOCALOID Concert Planned for Anime Expo 2026(Gamers Heroes / 2026年5月14日)
A free concert available to all Anime Expo 2026, musical guests include kz (livetune), Satapan-P, TeddyLoid, Hachioji-P and picco.
追加チケット不要、アニメ・エキスポの参加証さえあれば3時間のライブを丸ごと観られる。この太っ腹さもあって、現地メディアは軒並み「一夜限りの貴重な機会」というトーンで報じていた。
SatapanPの『ヤババイナ』1500万回再生が生んだ海外ブーム
今回の目玉の一人、SatapanPはデビュー2年でYouTube登録者100万人を超えた若手。代表曲『ヤババイナ』(初音ミク・重音テト・ずんだもんが歌う)は再生1500万回を突破し、TikTokでファンアニメーションやミーム動画を量産する形で海外に広がった。本人は「海外リスナーを狙って作ったわけではない」と語っているが、日本語の歌詞のままミーム化されて世界中で踊られている時点で、もう本人の手を離れた現象になっている。
もう一人のkz(livetune)は2007年、初音ミクを使った楽曲「Packaged」をニコニコ動画に投稿した最初期のボカロPだ。その後「Tell Your World」「Hand in Hand」を送り出し、ZeddやAfrojackといった海外の大物EDMアーティストのリミックスも手がけている。今回の5人の中では、海外の音楽シーンに最も食い込んでいる人物と言っていい。
「懐かしいネット文化」を、DWANGOはなぜ今アメリカに持っていくのか
主催のDWANGOは、ニコニコ動画発の若手クリエイターを発掘して世界に売り出す基金付きプロジェクトの一環として、今回のイベントを組んでいる。日本国内ではニコニコ動画もボーカロイドも「懐かしいネット文化」扱いされがちだが、海外の若い世代にとってはむしろ今が発見期に入ったところ。ロサンゼルスという北米屈指のエンタメ都市で、日本のクリエイターが母国よりも熱狂的に迎えられる場面は、実はそう珍しくない。
初音ミク誕生から19年、ボカロは「日本のネット文化」から「世界の音楽」に変わった
2007年8月の初音ミク発売から19年。ニコニコ動画への投稿から始まった曲が、北米最大級のアニメイベントで海外ファンを踊らせる時代になった。SatapanPの曲がTikTokでミーム化したように、担い手の意図を超えて世界中で聴かれ始めているのが、このイベントが示す一番の変化だと思う。
いま読まれている記事
【アメリカ】無職転生III 第13話「日記」で英語圏の評価が割れた。レビューは10点中2.5点、ファンは「年間ベスト」
【アメリカ】任天堂『ファイアーエムブレム 万紫千紅』海外870人投票で最多は24時間プレイ。クリア時間の集計サイトはデータ不足
【アメリカ】日本ファルコム『空の軌跡 the 2nd』、Steam同時接続1万5154人。前作the 1stは2つのアプリに分かれていた

