Creepy Nuts、ザ・ウィークエンドのシンガポール2公演で前座。締めはダンダダンOP「オトノケ」

3行サマリー
- Creepy Nutsが10月2日・3日、ザ・ウィークエンドのシンガポール国立競技場(5万5,000席)公演2夜で前座を務めました
- マッシュル主題歌「Bling-Bang-Bang-Born」のMVは5.2億回再生。日本以外の聴取を集計するBillboard JAPANのチャートでも8位です
- 次は10月11〜13日のバンコク、11月4〜5日のクアラルンプール。日本のアニソンが海外スタジアムの入口になっています
Creepy Nuts、ザ・ウィークエンドのシンガポール公演で2夜とも前座に
日本のヒップホップユニットCreepy Nutsが、ザ・ウィークエンドのツアー「After Hours Til Dawn」のシンガポール公演に2夜続けて出演しました。会場はサッカー時5万5,000席のシンガポール国立競技場で、日程は10月2日と3日です。
ゲスト出演はCreepy Nuts側が6月3日に発表していました。東南アジアではシンガポールのほか、バンコク(ラジャマンガラ・スタジアム)とクアラルンプールの公演にも出演します。地元のTime Out Singaporeは公演直前の案内記事で、2夜とも売り切れで残りは見切れ席が中心だと伝えていました。
Bandwagonの公演評「ダンダダンのオープニングが観客の人気曲」
出典:Creepy Nuts brought exhilarating Japanese hip-hop to The Weeknd’s Singapore concerts — gig report(Bandwagon / 2026年10月5日)
出典:Creepy Nuts Make Guest Appearances in The Weeknd’s Asian Tour Leg(Anime News Network / 2026年8月24日)
The DAN DA DAN opening theme was a crowd favourite
(ダンダダンのオープニング曲は観客のお気に入りだった)
東南アジアの音楽メディアBandwagonは10月5日、シンガポール公演の前座について公演評を掲載しました。同誌によると、セットリストは「ビリケン」で始まり、「よふかしのうた」「堕天」と続きました。中盤にはDJ松永さんのDJパートがあり、そのあとに「Bling-Bang-Bang-Born」。最後は「二度寝」を経て「オトノケ」で締めくくったとしています。
Bandwagonは「Bling-Bang-Bang-Born」を「すぐにそれと分かる曲」と書き、「オトノケ」については上の引用のとおり観客の人気曲だったと伝えています。ザ・ウィークエンドを観に来た観客の前で、知られている曲をアニメ主題歌が占めていた形です。
海外で知られている曲はアニメ主題歌、再生数とチャートで確認
海外での入口がアニメ主題歌であることは、数字にもはっきり出ています。YouTubeの再生数を10月6日(日本時間)に確認したところ、「Bling-Bang-Bang-Born」のアニメ『マッシュル-MASHLE-』とのコラボMV(Creepy Nuts公式チャンネル)は5億2,276万回でした。ダンダダンのオープニング「オトノケ」のMVは1億622万回です。
日本以外の国・地域での配信と再生を集計するBillboard JAPANの「Global Japan Songs Excl. Japan」(10月1日付)では、「Bling-Bang-Bang-Born」が8位で142週目、「オトノケ」が12位で103週目でした。どちらも放送から時間がたったいまも、海外で聴かれ続けています。
なぜアニメ主題歌が入口になるのか。理由のひとつは、海外の聴き手が曲を知るきっかけが配信サービスのアニメ視聴だからです。もうひとつは、Creepy Nutsの曲が言葉を知らなくてもリズムで乗れることです。Bandwagonも、R-指定さんのラップを「速く、きっちり制御された音節」と評し、言葉より先に音の運びを聴いていました。
ウィークエンドのファン側の話題は本編に集中、前座への言及はまだ少なめ
一方で、ザ・ウィークエンドのファンの反応を見ると、Creepy Nutsへの言及はまだ多くありません。Redditでシンガポール公演の感想を扱った投稿(r/TheWeekndの「初めてのコンサートに一人で行った」投稿は95票、ベトナムのフォーラムでの公演レビューは51票・コメント38件)を10月6日に確認した範囲では、話題はザ・ウィークエンド本人の演出や客席の雰囲気が中心で、前座に触れたコメントは見当たりませんでした。
スタジアム公演の前座は、主役を待つ観客の前で演奏する場です。Bandwagonのように前座を独立して取り上げる現地メディアがあったことは、それだけで一歩前進だと受け止めました。アニメで知った曲が鳴った瞬間に反応する層が、スタジアムの客席の中に確かにいたということです。
次はバンコク10月11〜13日、日本のアニソンがスタジアムの入口に
Creepy Nutsの東南アジアでの前座は、このあと10月11〜13日のバンコク(ラジャマンガラ・スタジアム)、11月4〜5日のクアラルンプールへと続きます。今年はコーチェラ出演と初の北米ツアーもこなしており、海外のスタジアムに立つ機会が続いている一年です。
日本のアーティストが海外で単独公演を開くと、集まるのはもともとのファンです。今回のような大物の前座は、まだ名前を知らない観客に届く数少ない場になります。その場で「知っている曲」として響いたのが、日本のアニメ主題歌でした。アニソンが日本の音楽を海外へ運ぶ道筋が、ここでもはっきり見えたと感じます。
いま読まれている記事
【アメリカ】無職転生III 第13話「日記」で英語圏の評価が割れた。レビューは10点中2.5点、ファンは「年間ベスト」
【アメリカ】任天堂『ファイアーエムブレム 万紫千紅』海外870人投票で最多は24時間プレイ。クリア時間の集計サイトはデータ不足
【アメリカ】日本ファルコム『空の軌跡 the 2nd』、Steam同時接続1万5154人。前作the 1stは2つのアプリに分かれていた

