【韓国】BIGBANG、デビュー20年の日に出した『BiiiG』が発売1時間でメロン1位。日本公演は11月27日から10回

3行サマリー
- BIGBANGが8月19日18時(韓国時間)に新曲『BiiiG』を配信し、1時間後にはメロンのTOP100で1位に入りました
- 4年4か月ぶりの新曲で、作詞と作曲はG-DRAGON。デビューからちょうど20年にあたる日に合わせています
- 日本公演は11月27日の京セラドーム大阪から4都市10回。世界19都市33公演のうち日本がいちばん多い国です
新曲『BiiiG』は、配信が始まって1時間でメロンのTOP100に1位で入った
BIGBANGが8月19日午後6時(韓国時間)、デジタルシングル『BiiiG』を配信しました。8月19日はBIGBANGが2006年にデビューした日で、20年ちょうどの節目に新曲をぶつけた形になります。
数字の出方が早かったのはその1時間後でした。午後7時の時点で、韓国最大の音楽配信サービス「メロン」のメインチャート「TOP 100」で1位に入っています。前作のシングル『春夏秋冬(Still Life)』が2022年春でしたから、4年4か月ぶりの新曲ということになります。
作詞と作曲を手がけたのはリーダーのG-DRAGON。作詞にはlil aaronとKaine、作曲にはTHE BLACK LABELのTEDDYとKUSH、24、IDO、BLOODY、ALLDAY PROJECTのTARZZANが名を連ねています。
ニューシス報道:2021年8月の改編以降、メロンに1位で入った曲はBTSやIUなど数曲だけ
出典:빅뱅, 20주년 신곡 ‘빅’ 내자마자 멜론 톱100 1위 직행(종합)(ニューシス / 2026年8月19日)
出典:BIGBANG 20TH ANNIVERSARY Official Website(YGEX / 2026年8月19日)
멜론이 이 같은 방식을 도입해 2021년 8월 차트를 개편한 이후 1위로 진입(데뷔)한 곡은 극소수다.(メロンがこの方式を導入して2021年8月にチャートを改編して以降、1位で入った曲はごく少数だ)
ここでいう「この方式」というのが、今回の数字を読むうえでの肝です。メロンのTOP 100は、直近24時間の利用量と直近1時間の利用量を足し合わせて順位を決めます。24時間分が混ざる以上、出したばかりの曲がいきなり首位に立つのは構造的に起きにくい。ニューシスによれば、2021年8月の改編以降に1位で入った曲はBTSの『Yet To Come』『SWIM』、IUの『Love wins all』、G-DRAGONの『TOO BAD』など、ごく限られた顔ぶれだけです。
4年4か月あいた新曲を、記念イベントではなくデビュー日そのものにぶつけた
20周年の企画は新曲だけではありません。ソウルの蚕室(チャムシル)一帯ではメディア展示と石村湖のライティングを組み合わせた記念プロモーションが進んでいて、こちらはソウル市が漢江の噴水と船まで動員した企画と並走しています。
そのうえで、20年目の当日に置いたのが展示でもドキュメンタリーでもなく新曲だった、という点は覚えておきたいところです。7月の時点で韓国のファンが「シングルで終わらせないで」と書き込んでいたのも、裏を返せば「まだ現役のチャートで戦えるのか」を見たかったからでした。その問いに、公開1時間の順位で答えを出しにいった形です。
公式アカウントのMV投稿は半日で表示48万、テヤン本人の告知にも7,292のいいね
配信から半日ほど経った8月20日の朝(日本時間)に、韓国側の反応を見にいきました。
公式アカウントのBIGBANG GLOBAL VIP(@YG_GlobalVIP)がXに投稿したミュージックビデオの告知は、返信105・リポスト約1万・いいね約1.5万で、表示は48万まで伸びていました。メンバーのテヤン本人(@Realtaeyang)が自分のアカウントから出した告知も、リポスト2,676・いいね7,292・表示8.6万。所属レーベルのTHE BLACK LABELのタグを添えているのが目を引きます。
動いていたのは公式側だけではありません。ファンダムのストリーミング支援アカウント「빅뱅음원총공팀 VIPWAVE」(@__VIPWAVE__)は、ストリーミングリストのワンクリック用リンクを準備中だと告知し、リポスト280・いいね482・表示1.3万を集めていました。チャートの数字を取りにいく側の動きが、配信当日のうちに立ち上がっていたことになります。
韓国の掲示板は、公式の熱量とは少し温度が違いました。더쿠(テオク)のK-POP板では明け方まで新曲の音そのものについての書き込みが続き、「ラップの質感に別ジャンルを混ぜたのでは」といった聴き方の話が目立ちます。個別の書き込みを代表意見として扱うつもりはありませんが、20周年という物語よりも曲の作りを聴いている人が一定数いる、という空気は伝わってきました。
翌朝6時のメロンは7位。1時間で取った1位が下がるのはチャートの作りによる
順位のその後も自分で確かめました。8月20日午前6時(韓国時間)のメロンTOP 100を見ると、『BiiiG』は7位です。上にいたのはRESCENEの『LOVE ATTACK』、I.O.Iの『갑자기』、CORTISの『REDRED』、aespaの『LEMONADE』、RESCENEの『Pretty Girl』、ILLITの『It’s Me』でした。
1位から7位へ、というと勢いが落ちたように読めますが、順位の作りを思い出すと見え方が変わります。配信直後は「直近1時間」の比重が効くので瞬間的な集中が反映されやすく、時間が経つほど「直近24時間」の分母が効いて平常時の利用量に近づいていきます。1時間で取った1位は瞬発力の指標、翌朝の7位は持久力の指標。深夜帯を何度もまたいで7位前後を保てるかどうかが、20周年のご祝儀と実際の再生回数を分ける線になります。
もうひとつ、正直に書いておきたいことがあります。ファンダムのストリーミング支援チームが配信当日から動いている以上、配信1時間の1位をそのまま一般層の支持と読むのは早い。20年続いたファンダムの動員力を測る数字としては十分に立派ですが、「新規のリスナーがどれだけ入ったか」は別の指標です。そこが見えるのは、総攻の熱が落ち着いた1週間後あたりでしょう。
ミュージックビデオのほうは、同じ8月20日の朝時点でYouTube公式チャンネルの再生数が365万5,024回。日本のYouTubeの音楽急上昇では13位に入っていました。
日本公演は4都市10回で世界最多。11月27日の京セラドーム大阪から始まる
日本のファンにとっていちばん実用的な情報は、ツアーの日程だと思います。BIGBANGは8月21日から23日にかけて京畿道・高陽で20周年ワールドツアー「BIGBANG 2026-2027 WORLD TOUR <XX : COSMOS>」を開幕し、そこから北米・欧州・アジアなど世界19都市で33公演を回ります。
このうち日本公演は、日本の公式サイトによると次の10回です。
- 京セラドーム大阪:11月27日、11月28日、11月29日
- バンテリンドーム ナゴヤ:12月5日、12月6日
- 東京ドーム:12月13日、12月14日、12月15日
- みずほPayPayドーム福岡:12月26日、12月27日
33公演のうち10回、都市でいえば4都市が日本です。ツアー発表の時点でも日本公演がいちばん多い構成でしたが、その配分は最後まで変わりませんでした。『BiiiG』は日本でも8月19日付でデジタルシングルとして配信が始まっているので、11月末に大阪へ行く人は、今のうちから聴き込む時間がたっぷりあります。
20年目のBIGBANGは、回顧展ではなく現役のチャートに戻ってきた
20周年という言葉には、どうしても振り返りの匂いがつきます。展示、ライティング、記念グッズ。実際、ソウルではそれが同時に走っていました。
それでも当日に置いたのは新曲で、しかも1時間で首位を取り、翌朝も7位に残っている。ここが今回いちばん印象的でした。記念の年に出す曲は、往々にしてファンダムの内側だけで消費されて終わります。そうならなかったのは、G-DRAGONが自分で書いてTHE BLACK LABELの面々を集めた、つまり「いま売れている作り方」で作ったからでしょう。
日本公演は11月27日から。それまでの3か月で『BiiiG』がどこまで一般層に届くかは、メロンの順位を毎朝見ていれば誰でも観測できます。私が気にしているのは初動よりも、12月27日の福岡までこの曲がセットリストの中心にいられるかどうかのほうです。20年目のBIGBANGが回顧の対象なのか現役なのかは、たぶんそこで決まります。
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