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【世界】任天堂『時のオカリナ』リメイクは1080p・60fpsとの分析。AI超解像(DLSS)なしの指摘に、読者の書き込み16件中7件は分析側を批判

編集部
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
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【世界】任天堂『時のオカリナ』リメイクは1080p・60fpsとの分析。AI超解像(DLSS)なしの指摘に、読者の書き込み16件中7件は分析側を批判

3行サマリー

  • 任天堂『ゼルダの伝説 時のオカリナ』リメイク(ニンテンドースイッチ2・11月5日発売)のダイレクト映像を、映像検証で知られるDigital Foundryが分析。本編は1080p・60fps、メニューだけ1440pだとNotebookcheckが9月13日に伝えました
  • 同じ分析はNVIDIAのAI超解像(DLSS)が使われていないと見ていて、1080pの絵が過度にシャープに見えると評しています。描画エンジンはUnreal Engine 5ではなく、自社製か協力スタジオ製だろうとも述べています
  • この分析を伝えた海外ニュースサイトの記事に付いた書き込み16件のうち、7件はDigital Foundry側への批判でした。「DLSSを入れてほしかった」と分析に同意した書き込みは0件です(2026年9月15日7時台 JST 実測)

Digital Foundryの分析は、本編1080p・60fps、メニューだけ1440p

任天堂の『ゼルダの伝説 時のオカリナ』リメイクは、ニンテンドースイッチ2向けに11月5日発売です。9月8日のゼルダの伝説40周年ダイレクトで長めの映像が出たあと、映像の解像度とフレームレートを1コマずつ検証することで知られるDigital Foundryが、その映像の技術分析を公開しました。

分析の中身を最初にまとめたNotebookcheckによると、本編の映像は1080p・60fpsで動いていて、メニュー画面だけは1440pで描かれていたとのことです。『ブレス オブ ザ ワイルド』と『ティアーズ オブ ザ キングダム』はどちらも初代スイッチで30fpsだったので、60fpsはシリーズにとって一番大きな変化になります。なお、分析そのものはDigital Foundryの支援者向けに公開されている動画で、こちらでは中身を直接確認していません。以下はNotebookcheckとInstant Gaming Newsの報道にもとづく内容です。

NotebookcheckとInstant Gaming Newsが伝えた内容と、出所のたどり方

出典Zelda: Ocarina of Time remake is 1080p/60 fps, but no DLSS hurts performance, says analysis(Notebookcheck / 2026-09-13)

出典The Legend of Zelda: Ocarina of Time ran at 1080p and 60 FPS without DLSS during the Nintendo Direct(Instant Gaming News / 2026-09-14)

The YouTube analysis (currently available to supporters) finds that during gameplay, visuals run at 1080p and 60 fps.

この2本は独立した裏取りにはなりません。Instant Gaming Newsは記事の末尾に出所としてNotebookcheckを挙げていて、My Nintendo Newsも同じ記事にリンクしています。いま出回っている日本語・英語の記事は、ほぼすべてがNotebookcheckの1本を経由した情報です。ですのでここでは数値を断定せず、「Digital Foundryがそう分析したとNotebookcheckが伝えている」という形で書いています。

争点になったのは画質ではなく、DLSSを使わなかったという見立てのほう

Notebookcheckによると、Digital FoundryのOliver Mackenzie氏は、スイッチ2の任天堂製ソフトでDLSSが使われないことをあらためて残念がっています。1080pという解像度で絵が過度にシャープに見え、草木のちらつきが出ている。DLSSを基本的な形で入れるだけでもかなり違ったはずだ、という指摘です。同席したJohn Linneman氏も、接写でリンクの肌がつやつやしすぎて見えると同意しています。一方で、Unreal Engine 5を選ばなかったことが60fpsにつながったのだろう、という評価もセットで語られています。

DLSSはNVIDIAのAI超解像技術で、低い解像度で描いた絵をAIが引き伸ばして高解像度に見せるものです。スイッチ2はNVIDIAのチップを積んでいるので技術的には使えるのですが、任天堂の自社タイトルではほとんど採用されていません。今回の指摘は、その積み重ねの上に出てきたものでした。

コメント16件の内訳は、7件がDigital Foundry批判、DLSSを求める声は0件

この分析が海外でどう受け止められたのかを、記事に付いた書き込みで数えました。対象はMy Nintendo Newsの当該記事(2026年9月13日公開)のコメント欄で、2026年9月15日7時台(JST)に確認した時点で16件。中身で分けると、内訳はこうなりました。

書き込みの向き件数
Digital Foundryへの批判・懐疑7件
DLSSは要らない/ネイティブ1080pのほうが良い3件
開発元(グレッゾ・モノリスソフト)の推測1件
声優や本編の内容など、別の話題3件
別の検証系チャンネルの話、雑談3件
「DLSSを入れてほしかった」=分析に同意0件
My Nintendo Newsの当該記事のコメント欄を2026年9月15日7時台(JST)に数えたもの。「DLSSは要らない」の1件はDigital Foundry批判とも重なるため、重複を1件として数えています。

書き込みはいずれもハンドルネームなので、個別の1件を事実の根拠にはしません。数えて見えたのは向きです。目立ったのは「あの人たちがそう言っているだけでは」という受け止めで、検証の結論そのものより、検証した相手の信頼性のほうが話題になっていました。「AIによる引き伸ばしはごみだ」「ネイティブの1080p・60fpsのほうがずっといい」といった、DLSSそのものを要らないとする書き込みも3件ありました。

これは少し意外でした。海外のスイッチ2関連の議論では、DLSSは「あれば画質が上がるのに、なぜ使わないのか」という文脈で語られることが多かったからです。今回は逆で、DLSSを求める書き込みが1件も出ていません。60fpsで動くという結論のほうが先に受け入れられ、その上で「それ以上の上乗せは要らない」という反応に落ち着いた、という形に見えました。

日本語の記事30本のうち、画質とフレームレートに触れたのは1本だけ

同じ分析が日本語でどれくらい流れているのかも数えました。2026年9月15日7時台(JST)にGoogleニュース日本版で「時のオカリナ リメイク」を直近4日にしぼって検索すると30本。そのうちDLSSや解像度、フレームレートに触れていたのは1本(スマホダイジェスト)だけでした。残りは11月5日の発売日、電子オカリナ、予約情報といった記事です。英語版で「Ocarina of Time remake DLSS」を同じ条件で検索すると16本出て、うち5本が数値を見出しに入れていました。

日本のファンにとっては、ここが実際に効いてきます。発売日や同梱版の話は日本語でも十分に出回っていますが、「買ったときにどう見えるのか」という情報は、いまのところ英語で先に流れています。11月5日まで残っている大きな問いは、携帯モードでも60fpsが保てるかどうかです。Digital Foundryもそこは判断を保留していて、追加の映像を待つと述べています。ダイレクトの映像はTVモードのものと見られているため、携帯モードの数値は現時点では誰も測れていません。

60fpsは受け入れられ、争点は「誰の測定を信じるか」に移った

今回いちばん面白かったのは、数値そのものより受け取られ方でした。1080p・60fpsという結論に反論した書き込みは1件もなく、代わりに測った側が疑われている。任天堂が何も言っていない段階で出た第三者の分析は、こういう受け止められ方をするのだと分かります。任天堂は解像度やフレームレートを公表しない会社なので、11月5日に実機が出るまで、この構図は変わらないはずです。そのときに答え合わせができるのは、DLSSの是非ではなく、携帯モードのほうだと思います。

編集部
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。