2026年10月12日 海外メディアとファンの愛を、脚色なしで日本語に @VelleityNote
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【アメリカ】マーベルの新作マンガ5作、KADOKAWAのカドコミで連載開始。集英社版の終了から10日、海外Redditは706票

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【アメリカ】マーベルの新作マンガ5作、KADOKAWAのカドコミで連載開始。集英社版の終了から10日、海外Redditは706票

3行サマリー

  • マーベルとKADOKAWAの新作マンガ5作が、2026年10月10日11時にWebマンガサービス「カドコミ」で一斉に連載を始めました。
  • 集英社のマーベル作品14作は9月30日で配信を終えたばかりで、マーベルの日本オリジナル漫画は10日でKADOKAWAへ場所を移した形です。
  • 英語圏のRedditでは告知投稿がr/comicbooksで706票(支持率98%)、r/thevenomsiteで552票を集め、2話目は10月19日から順に公開されます。

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Seriesマーベル×KADOKAWAの日本オリジナル漫画全2本

マーベルとKADOKAWAの共同レーベル「MARVEL|KADOKAWA」の発表から連載の動きまでを追う連載

  1. 2026/7/28【アメリカ】渋谷生まれのスパイダーマン、日本の漫画家が描く。マーベルとKADOKAWAが年内に5作品
  2. 2026/10/12【アメリカ】マーベルの新作マンガ5作、KADOKAWAのカドコミで連載開始。集英社版の終了から10日、海外Redditは706票(この記事)

スパイダーマン、ヴェノム、デッドプールなど5作が10月10日にカドコミで始まった

マーベル・コミックとKADOKAWAの共同レーベル「MARVEL|KADOKAWA」の連載5作が、10月10日にカドコミで第1話を公開しました。7月に「年内に5作品」と予告されていたもので(発表時の記事)、そのうち2作しか明かされていなかった顔ぶれが、ここで全部そろいました。

カドコミの公式ページに並んだ5作と作者は次のとおりです。

  • 『スパイダーマン:シブヤ・クロス・ライン』(tokitokoro):祠の蜘蛛に刺された高校生・八鳥桜糸が、渋谷で連続殺人事件を追う完全オリジナル。日本版デアデビルも登場します
  • 『ヴェノム:リーサル・プロテクター|The Manga』(ペペロン)
  • 『スパイダーグウェン:ハー・ビッグ・デビュー|The Manga』(山田リューセイ)
  • 『デッドプール:ミリオネア・ウィズ・ア・マウス|The Manga』(桃井焙介)
  • 『アイアンマン -アイ・アム・アイアンマン-|The Manga』(TERU)

スパイダーマン以外の4作は、エディ・ブロックやグウェン・ステイシー、トニー・スタークといったおなじみの主人公をそのまま描きます。主人公ごと日本で作り直したのはスパイダーマンだけです。

KADOKAWAは「最強コラボレーション」とうたい、ファミ通とANNも5作の開始を伝えた

出典:MARVEL|KADOKAWA(カドコミ/KADOKAWA・2026年10月10日更新)

出典:【マーベル × KADOKAWA】スパイダーマン、グウェン、ヴェノム、デップー、アイアンマンたちが主役の新作漫画5作品のWeb連載がスタート(ファミ通.com/2026年10月11日)

出典:Marvel, Kadokawa Launch 5 New Manga as Part of Partnership(Anime News Network/2026年10月11日)

MARVELとKADOKAWA最強コラボレーション。スパイダーマンやアイアンマンなどマーベルヒーローがマンガを駆ける!

Anime News Networkによると、5作はニューヨーク・コミコン2026のマーベル・コミックのパネルで紹介され、マーベルでアジア発のオリジナル作品を担当するC.B.セブルスキー氏と、KADOKAWAの編集者が登壇しました。米国のパネルと日本の配信開始が、同じ週末に重なりました。

集英社の14作が9月30日に消え、マーベルの漫画はKADOKAWAへ移った

今回の5作は、空いた棚を10日で埋めた格好です。集英社はウォルト・ディズニー・ジャパンとのマーベルのコミカライズ契約を2026年9月30日で終了し、『デッドプール:SAMURAI』『スパイダーマン:オクトパスガール』など14作の販売を終えました(オリコンニュース、電ファミニコゲーマー)。電子版は9月30日23時59分で全ストアの配信が止まり、購入済みの分だけが読める状態です。

なぜ版元を替えてまで続けるのか。マーベルにとって、日本の漫画家が描くマーベル作品は日本向けの商品であると同時に、英語圏のファンに「日本の絵柄で描かれたヒーロー」を見せる企画でもあるからです。集英社時代の『デッドプール:SAMURAI』も英語版が出て、海外で読まれました。版元が替わっても、この流れを止めない判断だったと受け止めています。

では、なぜ英語圏のファンがここまで素早く反応できたのか。英語版の予定はまだ発表されていませんが、Redditの告知投稿にはカドコミのページへのリンクが貼られ、日本語の第1話をその場で読める状態でした。翻訳を待たずに絵そのものを見られたことが、反応の速さにつながったのだと思います。

海外Redditは706票、「日本の漫画家はシンビオートを誰より上手く描く」

英語圏の反応は、作品の絵柄に集まりました。2026年10月12日15時(日本時間)に確認したRedditの数字は次のとおりです。

r/Spidermanで21票を集めたのは「日本の漫画家はシンビオートを描かせたら、ほかの誰よりも上手い」という声でした。27票のコメントは、シブヤ・クロス・ラインを「バトル少年マンガになる」と読んでいます。一方で「ヴェノムもグウェンもデッドプールもアイアンマンも本人が主役なのに、スパイダーマンだけオリジナルキャラなのは妙だ」という指摘にも10票が付きました。

r/comicbooksでは「アイアンマンとスパイダーグウェンは本当によさそう」という声のほか、「日本寄りのマーベル企画で、なぜデッドプールばかり人気が出るのか。文化的に響く何かがあるのでは」という問いかけが11票を集めています。ヴェノムのファンが集まるr/thevenomsiteでは、「日本語をフルタイムで勉強しているので最高の教材だ」というコメントが25票でした。米国のコミック業界メディアThe Beatも、ニューヨーク・コミコンのレポートに「Marvel MANGA WOOOOOOW」という見出しを付けています。

英語版は未発表、日本の読者が海外より先にカドコミで読める

今回の5作は、日本の読者が海外より先に読める側にいます。英語版の刊行や配信はまだ発表されておらず、r/thevenomsiteには「アメリカではいつ読めるのか」と尋ねるコメントも出ていました。海外ファンが翻訳を待つ間に、日本ではカドコミで続きを追えます。

カドコミの公式ページに出ている次回更新予定日は次のとおりです。

  • スパイダーマン:シブヤ・クロス・ライン 10月19日
  • デッドプール:ミリオネア・ウィズ・ア・マウス 10月20日
  • ヴェノム:リーサル・プロテクター 10月22日
  • スパイダーグウェン:ハー・ビッグ・デビュー 10月22日
  • アイアンマン -アイ・アム・アイアンマン- 10月23日

集英社版の終わりから10日、マーベルの日本オリジナル漫画は渋谷のスパイダーマンから再出発した

マーベルの日本オリジナル漫画は、版元が替わっても途切れませんでした。5作のうち4作は海外で知られた原作の漫画化で、ピーター・パーカーではない日本の高校生を主人公にしたのはスパイダーマンだけです。海外Redditでもこの1作に賛否が集まりました。まずは10月19日の第2話で、渋谷のスパイダーマンとデアデビルがどう交わるのかを見届けたいところです。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。