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【台湾】HUNTER×HUNTERとにじさんじ、同じ金曜にプロ野球コラボ。観客は7,268人と10,196人、席の埋まり方は逆だった

編集部
吉沢まことVelleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
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【台湾】HUNTER×HUNTERとにじさんじ、同じ金曜にプロ野球コラボ。観客は7,268人と10,196人、席の埋まり方は逆だった

3行サマリー

  • 9月11日、台湾プロ野球で日本の作品コラボが2つ同時に始まりました。天母棒球場の味全ドラゴンズ×『HUNTER×HUNTER』が7,268人、樂天桃園棒球場の樂天モンキーズ×にじさんじが10,196人です
  • それぞれの球場の席数で割ると、天母が74.9%、樂天桃園が51.0%。入った人数と埋まり方で順番が入れ替わります
  • 『HUNTER×HUNTER』側は天母の今季金曜平均8,471人を1,203人下回り、8月の第1弾初日7,629人にも届きませんでした

SeriesHUNTER×HUNTER 味全ドラゴンズ主題日全3本

台湾プロ野球・味全ドラゴンズと『HUNTER×HUNTER』の連名主題日を、開催前の内容から当日の観客数まで追います。

  1. 2026/8/28【台湾】プロ野球の球場が『HUNTER×HUNTER』ハンター試験の会場に。ゴン役の潘めぐみさんが8月29日に始球式
  2. 2026/8/30【台湾】HUNTER×HUNTERの野球コラボ、ゴン役の潘めぐみさんが始球式。観客9,566人は今季の土曜平均より254人多いだけ
  3. 2026/9/12【台湾】HUNTER×HUNTERとにじさんじ、同じ金曜にプロ野球コラボ。観客は7,268人と10,196人、席の埋まり方は逆だった(この記事)

同じ9月11日の夜、天母と樂天桃園で日本の作品の主題日が重なった

台湾のプロ野球(中華職棒)で、9月11日から13日にかけて2つの主題日が同時に走っています。ひとつは味全ドラゴンズと『HUNTER×HUNTER』の第2弾で、会場は台北の天母棒球場。もうひとつは樂天モンキーズとにじさんじの「2026 NIJISANJI 野球日」で、会場は桃園の樂天桃園棒球場です。どちらも日本発の作品で、どちらも3日間の日程でした。

味全ドラゴンズ側は、8月28日から30日に開いた第1弾に続く2回目です。聯合報によると、天母棒球場は「友克鑫市」(ヨークシンシティ)、「嵌合蟻篇」(キメラアント編)、「會長選舉篇」(会長選挙編)の舞台に模様替えされ、選手は幻影旅団をイメージした黒いユニフォームを着ます。入場特典は日替わりで、11日が球団の選手と原作キャラクターを重ねた「聯名球員卡」(コラボ選手カード)、12日が「聯名零錢包」(コラボの小銭入れ)、13日が「劇照拼圖」(場面写真のパズル)でした。

にじさんじ側はCyberAgentが企画し、ローレン・イロアス、不破湊、小柳ロウの3人が投手・捕手・打者の新規ビジュアルで登場しています。球場の入口に光る提灯の壁が並び、3人それぞれのミニゲーム(的当て、輪投げ、射撃)を回るスタンプラリーが組まれました。チアチーム「樂天女孩」は、にじさんじのオリジナル曲に振り付けを付けて踊っています。

聯合報は天母が「友克鑫市」になると伝え、4Gamersは桃園の作り込みを現地から報じた

出典樂天桃猿「NIJISANJI野球日」首日直擊:彩虹社三大監督降臨球場 啦啦隊大跳VTuber原創曲(4Gamers / 2026年9月11日)

出典中職/味全龍獵人主題日第二彈來了 換上幻影旅團黑色戰袍(聯合新聞網 / 2026年9月1日)

出典中華職棒 公式ボックススコア 第322戦(統一ライオンズ 3 – 2 味全ドラゴンズ)(中華職棒 / 当サイトが2026年9月12日に取得)

較於單純在球場大螢幕放影片的傳統主題日,桃猿更在球場內設計能逐步探索的活動(球場の大型ビジョンで映像を流すだけの従来の主題日と比べて、モンキーズは球場内を少しずつ探索できる導線を作った)

観客は10,196人と7,268人。席数で割ると51.0%と74.9%で順番が入れ替わる

中華職棒は、試合ごとのボックススコアに観客数を載せています。編集部で9月12日に、11日の2試合分を1試合ずつ拾いました。

  • 天母棒球場(味全ドラゴンズ主催・対統一ライオンズ) 7,268人
  • 樂天桃園棒球場(樂天モンキーズ主催・対中信ブラザーズ) 10,196人

人数だけを並べると、桃園が2,928人多い。ただし2つの球場は大きさが違います。天母は内野スタンドが9,700席で、外野は球場の増改築用地として空けられているためピクニックエリアになっていて座席がありません。樂天桃園は樂天モンキーズの公式案内で内野12,000席と外野8,000席、合わせて2万席です。

それぞれの席数で割ると、天母が74.9%、樂天桃園が51.0%。外野の一部を閉じたプロ野球開催時の1万8,000席で計算し直しても56.6%で、順番は変わりません。人数で勝っているほうが、埋まり方では負けています。

『HUNTER×HUNTER』は天母の金曜平均8,471人を1,203人下回り、第1弾の初日も超えなかった

当サイトは8月末に、味全ドラゴンズが今季天母で開いた31試合の観客数を曜日別にまとめています。土曜が平均9,312人、日曜が8,795人、金曜が8,471人。平日は水曜6,817人、木曜6,517人と落ち、31試合の平均は8,366人でした。

9月11日は金曜です。7,268人は金曜の平均を1,203人、率にして14.2%下回りました。第1弾の初日だった8月28日(金)の7,629人と比べても361人少ない。主題日の初日を2回重ねて、どちらも普通の金曜より人が入っていないことになります。

もっとも、天母の今季最多は5月16日の9,700人で、これは内野の席数ぴったりの数字です。上限が近い球場では、企画で積み増せる余地がもともと小さい、という読み方もできます。

もうひとつ、その日の勝敗も添えておきます。11日、味全ドラゴンズは統一ライオンズに2対3で敗れて3連敗。樂天モンキーズは中信ブラザーズに5対3で勝ち、3連勝で下半期の首位にいました。順位表の位置と勢いは、そのまま週末の入りに効きます。主題日だけで差を説明するのは無理があります。

台湾の掲示板では『HUNTER×HUNTER』が9スレッド376推、にじさんじは1スレッド23推だった

話題の量も同じ日に測りました。台湾最大の掲示板PTTの棒球板を9月12日に検索したところ、味全ドラゴンズ×『HUNTER×HUNTER』の主題日に触れたスレッドは8月12日から9月4日までに9本あり、「推」(賛成票)の合計は376でした。いちばん伸びたのは8月12日の「小傑球衣」(ゴンのユニフォーム)で99推です。

一方、樂天モンキーズ×にじさんじは、7月17日の出演者発表の1本だけで23推。中国語名の「彩虹社」でも検索しましたが、出てきたのは日本のパ・リーグやセ・リーグとのコラボの話題でした。棒球板に限れば、話題の量は16倍の開きがあります。

そのたった1本のコメント欄では、3人とも男性だという点に反応が集まっていました。「なんで全員男なの」が2件、「女性ファンを取りに行ってる」、そして「女性ファンが桃園球場をパンクさせる」。7月時点の予想です。結果は、人数では他の2球場を上回りながら、席の半分ほどでした。

『HUNTER×HUNTER』側のスレッドは、ユニフォームの評価がきれいに割れていました。「やっぱりダサい」と「緑のやつより断然いい」が同じ欄に並んでいます。それ以外は「ネオン推し」「ゴンがピトーをぶちのめす」といった原作の話で、野球の掲示板なのに作品の話で回っている。この距離の近さは、数字よりも雄弁でした。

日本側が「何万人動員」で海外人気を語るとき、球場の天井が抜け落ちる

日本の作品と台湾プロ野球のコラボは、今季すっかり定番になりました。『進撃の巨人』は富邦ガーディアンズと5試合、『HUNTER×HUNTER』は味全ドラゴンズと6試合、そこへにじさんじが加わっています。

この種の数字が日本に伝わるときは、「何万人が来た」という形になりがちです。今回のように2件を並べると、その言い方が球場の大きさにどれだけ左右されるかが見えます。10,196人と7,268人のどちらが強い受容を表しているのかは、席数を知らないと判断できません。

そして球場が小さいほうが、ファンの熱量を映す掲示板では16倍の差をつけている。入場者数は器で決まり、熱は作品で決まる、と言い換えてもいいと思います。日本の権利元がコラボ相手を選ぶときも、日本のファンが「台湾で人気」という話を読むときも、この2つは混ぜないほうが正確に届きます。

話題の多さと入場者数は、別々の場所で決まっていた

9月11日の台湾には、日本の作品の名前が付いた球場が2つありました。片方は席の4分の3が埋まり、1か月前から掲示板で語られていた。もう片方は席の半分で、掲示板ではほとんど語られないまま人を集めた。

この2つは矛盾していません。棒球板にいるのは野球のファンで、桃園に来た人の多くはおそらくそこにいないからです。同じ「日本の作品が好きな台湾の人」でも、集まっている場所が違う。数を1か所で測ろうとすると、片方が見えなくなります。

残るのは12日と13日の数字です。天母の土曜平均は9,312人、日曜は8,795人。第1弾では土曜にゴン役の潘めぐみさんが始球式に立ち、9,566人まで伸びました。今回は桃園側が12日に「謎の始球式ゲスト」を予告していて、天母側も12日と13日の始球式ゲストを発表しています。週明けに、同じ物差しで取り直します。

編集部
吉沢まこと
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

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