【インド】ドラえもん映画、初の劇場公開でアニメ映画歴代2位。公開15日で2.4億ルピー、上は鬼滅の刃だけ

3行サマリー
- 10月2日にインドで公開された『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』は、公開15日で総額2億4240万ルピー(24.24クロール)を記録しました(Anime News Network、Sacnilk集計)
- 公開7日目の時点で『クレヨンしんちゃん』(8.83クロール)と『すずめの戸締まり』(8.45クロール)を抜き、インドのアニメ映画で歴代2位に入りました
- 上にいるのは『鬼滅の刃』無限城編 第一章(74.71クロール)だけです。インドのテレビで20年放送されてきたドラえもんにとって、初めての劇場公開でした
Seriesドラえもん インド劇場公開全2本
ドラえもん映画のインド初の劇場公開を、公開決定から興行結果まで追う連載
- 2026/7/10【インド】ドラえもん、テレビ放送20年で初めて映画館へ。10月2日に3言語公開、日本より7カ月遅れ
- 2026/10/17【インド】ドラえもん映画、初の劇場公開でアニメ映画歴代2位。公開15日で2.4億ルピー、上は鬼滅の刃だけ(この記事)
ドラえもん初のインド劇場公開、15日で2億4240万ルピー
インドで10月2日に封切られた『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』が、公開15日で総額2億4240万ルピー(24.24クロール)を稼ぎました。Anime News Networkが10月16日(日本時間10月16日22時46分)に、インドの興行集計サイトSacnilkの数字として伝えています。
インドで日本のアニメ映画がこの規模になるのは珍しいことです。インドの映画メディアKoimoiの集計では、公開7日目に『クレヨンしんちゃん』を抜いて歴代2位に上がりました。上にいるのは『鬼滅の刃』無限城編 第一章だけです。
ドラえもんはインドでテレビ放送が20年続いてきた作品ですが、映画館で公開されたのは今回が初めてです。当サイトは7月に、日本より7カ月遅れでの3言語公開が決まったことをお伝えしました。今回はその結果にあたります。
Anime News Network「インドで歴代2位のアニメ映画に」
出典:Doraemon the Movie: New Nobita and the Castle of the Undersea Devil Film Earns Estimated ₹24.24 Crore in India(Anime News Network / 2026年10月16日)
出典:Doraemon: Castle Of The Undersea Devil India Box Office Day 7: It’s Now 2nd Highest-Grossing Anime Film(Koimoi / 2026年10月9日)
出典:Doraemon: Castle of the Undersea Devil (4DX)(Hindi) Box Office Collection(Sacnilk / 2026年10月17日時点)
It has become the 2nd highest-grossing anime film of all time in India.
(インドで歴代2位の興収を上げたアニメ映画になった)
ANNによると、公開から3日間の総額は8.46クロールで、15日間の純興収(税抜き)は20.53クロールです。配給はインドの映画館チェーン大手PVR INOXの配給部門PVR Inox Picturesで、ヒンディー語・タミル語・テルグ語の3言語で公開されました。
集計元によって数字は少しずれます。Sacnilkのページは10月17日時点で、純興収20.65クロール、総額23.01クロールとしています。Koimoiは、7日間の純興収を12.15クロールとしています。どちらの数字でも、3位の『クレヨンしんちゃん』を大きく上回っています。
インドのアニメ映画ランキング、上は『鬼滅の刃』だけ
Koimoiが10月9日に出したインドのアニメ映画歴代ランキング(純興収)は次のとおりです。
- 1位『鬼滅の刃』無限城編 第一章:74.71クロール
- 2位『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』:12.15クロール(7日間の時点)
- 3位『クレヨンしんちゃん』(Our Dinosaur Diary):8.83クロール
- 4位『すずめの戸締まり』:8.45クロール
- 5位『劇場版 呪術廻戦 0』:4.85クロール
上位5本はすべて日本のアニメです。そのうち2本がテレビ朝日系の子ども向け作品で、ドラえもんはしんちゃんを公開1週目で抜きました。一方、1位の鬼滅との差は大きく、Sacnilkの純興収20.65クロールで比べても約3.6分の1にとどまります。
平日の3〜5倍、週末に客が集まる家族向けの動き
Sacnilkが公開している日ごとの数字(ヒンディー語版・純興収)を見ると、平日と週末の差がはっきりしています。
- 公開初日(10月2日・祝日のガンディー生誕記念日):1.60クロール
- 最初の日曜(10月4日・3日目):2.35クロール
- 2週目の土日(9日目・10日目):1.70クロール、1.85クロール
- 2週目の平日(11〜14日目):0.38〜0.85クロール
2週目の週末は、直前の平日の2倍前後に戻しています。翌週の平日はさらに落ち、14日目の0.38クロールと比べると、週末の数字は約5倍です。子どもを連れた家族が休日に来る作品だと、数字からも読み取れます。
言語別では、ヒンディー語版が16.77クロールで、Sacnilkが集計する純興収全体の約8割を占めます。テルグ語版は1.99クロール、タミル語版は1.89クロールです。テレビでヒンディー語の吹き替えに親しんできた層が、映画館でも中心になったと受け止めました。
日本では2月公開、インドの客は7カ月待った
この映画は日本で2月27日に公開され、最初の3日間で動員62万人、興行収入7億7968万円を記録しました。ANNによると、日本の週末ランキングで6週連続の首位です。インドの観客はそこから7カ月遅れで、同じ作品を初めて映画館で観たことになります。
テレビでしか観られなかった作品が、初めての劇場公開でこの数字を出しました。「テレビで観ていた子ども向けアニメ」でも映画館に客を呼べる、という結果です。鬼滅の刃のような若者向けの大作とは別の入り口がインドの劇場にできたことが、個人的には一番印象に残りました。
インドでドラえもんは劇場で稼げる作品になった
ドラえもんの初の劇場公開は、15日で2億4240万ルピーを集め、インドのアニメ映画で鬼滅の刃に次ぐ2位に入りました。日本からの遅れは7カ月ありましたが、週末に家族が集まる動きは2週目にも続いています。
次の作品をインドで日本と近い時期に公開するかどうかは、まだ発表されていません。2億ルピーを超えた今回の興行は、次の作品の公開時期を決めるうえで無視できない数字です。




