2026年7月6日 海外メディアとファンの反応を、脚色なしで日本語に @VelleityNote
Home/アニメ・コミックス/【ドイツ】鬼滅の刃「無限城」、9カ月越しに配信解禁。邦画歴代1位ヒットに独語吹替も7月28日から

【ドイツ】鬼滅の刃「無限城」、9カ月越しに配信解禁。邦画歴代1位ヒットに独語吹替も7月28日から

編集部
Velleity Note 編集部Overseas Reception, Read Straight
公開 2026/07/05
最終更新 2026/07/05
verified現地の一次ソースで確認 約3分で読めます
【ドイツ】鬼滅の刃「無限城」、9カ月越しに配信解禁。邦画歴代1位ヒットに独語吹替も7月28日から

3行サマリー

  • ドイツでは2025年9月18日の劇場公開から9カ月超を経て、7月28日にCrunchyrollで配信開始。ドイツ語吹替も配信初日から利用可能
  • 全世界興行収入は1179億円に到達し、邦画の世界興収として歴代1位を記録
  • 日本国内でも興収402億円で「千と千尋の神隠し」を抜き、国内歴代2位に浮上

鬼滅の刃「無限城 第一章」、独Crunchyrollで7月28日配信が確定

2026年7月4日、ロサンゼルスで開催中のアニメ・エキスポ2026にて、Crunchyrollが劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章の配信開始日を発表した。日付は7月28日午前9時(米太平洋時間)。日本語音声に加えてドイツ語吹替も配信初日から使える。ドイツでの劇場公開は2025年9月18日だったから、9カ月以上の空白を経ての配信開始になる。

Crunchyroll公式発表、「155分の大作」の配信を予告

元ネタDemon Slayer Infinity Castle Kapitel 1: Streaming-Termin für das Anime-Epos steht fest(play3.de / 2026年7月4日)

Wie Crunchyroll bestätigte, wird der rund 155 Minuten lange Animations-Blockbuster noch in diesem Monat im Abo aufschlagen.

(日本語訳:Crunchyrollが発表した通り、約155分に及ぶこのアニメ大作は今月中に配信サービスに登場する)

劇場動員を長引かせる「ハリウッド型」戦略、独ファンの間で困惑も

前作『鬼滅の刃 無限列車編』は2021年5月にドイツで劇場公開されると、同年12月にはブルーレイが発売され、その後すぐに配信も始まった。だが今回の『無限城 第一章』は同じ配給元(Aniplex・ソニー)が手掛けながら、まったく違う展開を見せた。Crunchyrollのミッチェル・バーガー氏は2025年の時点で、この作品を年内は劇場上映のみに留めると明言していた。実際、日本ではIMAX版や体感型の4DX版まで追加投入され、劇場興行を粘り強く引っ張る戦略が取られた。海外の映画大作が続編上映や特別上映で興収を積み増す手法と同じ発想で、アニメ大作でも通用することを示した格好だ。

この長い空白期間、ドイツのファンコミュニティでは不満とも困惑ともつかない反応が広がっていた。あるファンサイトの掲示板では「ブルーレイが先に出ると思っていた」「劇場→配信→ブルーレイの順番ではないのか」といった声が上がった。7月4日の配信告知直後には、予告編を本編と勘違いした投稿者が現れて混乱する一幕もあった。

世界興収1179億円で邦画歴代1位、独市場は「最後発」の配信国に

日本では2025年7月18日の公開から266日間で観客動員2745万人、興行収入402億円を記録し、宮崎駿監督「千と千尋の神隠し」(316億8000万円)を上回って国内歴代2位となった。全世界では累計動員9852万人、総興行収入1179億円に達し、邦画の世界興収としては歴代1位、2025年公開映画の世界興収ランキングでも7位に入る成績を残している。

これほどの記録的ヒットを叩き出しながら、ヨーロッパ最大級のアニメ市場のひとつであるドイツが、配信開始でいちばん後回しにされたグループに入った。日本のアニメ輸出は「早く世界中に届ける」より「劇場でどれだけ稼がせるか」を優先する段階に入ったと見ていい。

劇場優先モデルが世界的な当たり前になりつつある

続く「無限城編 第二章」はすでに制作が進んでいると公式に確認済みだが、公開時期はまだ決まっていない。同じ戦略が繰り返されるなら、海外のファンは次回作でもまた長い空白を覚悟するしかない。日本発のアニメ大作が、ハリウッド大作と同じ物差しで興行モデルを組み立てる時代に入った。ドイツの9カ月待ちは、その最初の実例にすぎない。

編集部
Velleity Note 編集部
Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。