【フランス】ナルト実写映画、撮影開始は2027年前半と米業界紙が報道。発表から10年、岸本斉史公認でようやく動き出した
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3行サマリー
- 実写映画『NARUTO』の撮影が2027年前半に始まると、米業界紙ハリウッド・リポーターの報道として仏Numeramaなど各国メディアが8月上旬に伝えました
- ライオンズゲートが映画化を発表したのは2015年。2026年7月には主役3人の世界公募が始まり、監督・脚本は岸本斉史が公認するデスティン・ダニエル・クレットン
- 原作は全世界累計2億5000万部。日本発の最大級マンガIPが、ついにハリウッド実写映画として製作段階へ進みます
撮影は2027年前半に開始、キャストの拘束は1月から8月。「開発地獄」からようやく抜け出した
ライオンズゲートが手がける『NARUTO -ナルト-』のハリウッド実写映画について、撮影が2027年前半に始まる見通しだと米業界紙ハリウッド・リポーターが報じました。米ScreenRantが8月7日、仏Numeramaが8月10日にこの情報を後追いで伝えています。キャスティング関連の資料では、選ばれる俳優の拘束期間が2027年1月から8月までとされていると米メディアは報じており、撮影開始は1月という見方が有力です。2015年の映画化発表から10年、企画が具体的な日程とともに語られるのはこれが初めてです。
Numeramaは「カメラは2027年前半に回り始める」、10年の停滞をようやく抜けたと伝えた
出典:Après des années d’attente, le film Naruto franchit (enfin) une étape cruciale(Numerama / 2026-08-10)
出典:Live-Action Naruto Movie’s Filming Start Window Revealed(ScreenRant / 2026-08-07)
« Selon les informations du Hollywood Reporter, la caméra commencera à tourner au premier semestre 2027. »(ハリウッド・リポーターの情報によれば、カメラは2027年前半に回り始める)
「ハリウッドは火遊びが好き」、フランスのメディアは期待と警戒を同じ記事に書き込んだ
今回の報道で目を引くのは、フランス側の温度感です。Numeramaは記事の冒頭で「ハリウッドは火遊びが好き」と書き、『ドラゴンボール・エボリューション』やNetflix版『デスノート』といった過去の実写化の失敗例を並べたうえで、Netflixの実写『ONE PIECE』や『アリータ』のような成功例もあると付け加えました。期待と警戒が同じ記事に同居している構成です。2月時点の仏Gamesiderは、この企画を「語られるだけで実現しない、ハリウッドの海蛇のような存在だった」と表現していました。仏映画データベースのAlloCinéには公開年が「2028年」と登録されていますが、これは公式発表ではなく、ライオンズゲートは公開日を明らかにしていません。英語圏の記事のコメント欄でも「実写化してほしくなかった」という書き込みが目立ち、ファンの不安が先行しているのが現状です。
岸本斉史は監督起用を全面的に支持、次の節目は主役3人の発表
企画は今年に入って一気に進みました。2月には脚本の完成が伝えられ、7月にはナルト・サスケ・サクラの主役3人を世界中から探すオーディションが公式に始まりました。公募の詳細は先月の記事で紹介したとおりで、応募映像の締め切りは7月21日でした。つまり次に来るニュースは、主役3人の発表です。原作者の岸本斉史は公式コメントで、クレットン監督の起用を「奇跡」と呼ぶほど強く歓迎し、製作にも深く関わる姿勢を示しています。監督のデスティン・ダニエル・クレットンは『シャン・チー』で知られ、7月31日に全米公開されたばかりの『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』を撮り終えたところ。マーベル作品でスケジュールが埋まっていた監督の手が空いた今が、10年待った企画の動き時というわけです。
『ドラゴンボール』実写の失敗から17年、次に試されるのは日本最大級の忍者IP
整理すると、2015年の発表から止まっていた企画が、脚本完成、世界公募、撮影時期の報道と、今年だけで三つの段階を進んだことになります。全世界累計2億5000万部の原作を持つ日本のマンガが、原作者公認でハリウッド映画になる。これだけそろった実写化企画は、そう多くありません。2009年の『ドラゴンボール・エボリューション』が残した警戒心は日本でも海外でも根強いままですが、実写『ONE PIECE』が示したように、原作者が深く関わる実写化は成功の前例をすでに持っています。個人的には、フランスのメディアが失敗例と成功例を並べて慎重に書いている姿勢そのものが、この10年でファンが学んだことの表れのように感じました。撮影開始が報道どおり2027年1月なら、キャスト発表と撮影地の確定が年内の注目ポイントになります。
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