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King Gnuのアメリカツアー|初の単独公演は2027年春にLAとNYの2公演。呪術廻戦『AIZO』は海外チャート11週連続1位

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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King Gnuのアメリカツアー|初の単独公演は2027年春にLAとNYの2公演。呪術廻戦『AIZO』は海外チャート11週連続1位

3行サマリー

  • King Gnuが初の米国単独公演「King Gnu US TOUR ’27」を発表。2027年3月26日にロサンゼルス、4月2日にニューヨークの2公演です
  • 米国でのライブは2017年のSXSW以来、約10年ぶり。呪術廻戦 第3期のOP「AIZO」は、日本を除く海外チャートで11週連続1位でした
  • 公式Xの告知は11月3日朝の時点で表示116万回・いいね1.4万件。国内ツアーで約38万人を集めたバンドが、米国は劇場2公演から始めます

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King Gnu、2027年春にLAとニューヨークで初の米国単独公演

King Gnuは10月30日、初めての米国ヘッドライン公演「King Gnu US TOUR ’27」の開催を発表しました。会場はロサンゼルスのThe Wiltern(2027年3月26日)と、ニューヨーク・ブルックリンのBrooklyn Paramount(4月2日)。どちらも開場18時30分、開演20時(現地時間)です。

発表文によると、米国で演奏するのは2017年にテキサス州オースティンの音楽見本市SXSWに出て以来。単独公演としては今回が初めてになります。

チケットはTicketmasterで扱い、地元向け先行が11月4日、Live Nation先行が11月5日、一般発売が11月6日、いずれも現地時間の午前10時からです。日本時間に直すと、ニューヨーク公演の一般発売は11月7日0時、ロサンゼルス公演は11月7日3時になります。

Sony Musicと発表文が挙げた根拠は「AIZO」の海外チャート11週連続1位

出典:King Gnu Announce First-Ever U.S. Headline Tour(Anime News Network 掲載プレスリリース / 2026年10月30日)

出典:King Gnu初のUS単独公演「King Gnu US TOUR ’27」開催決定!(Sony Music Japan / 2026年10月30日)

“These upcoming performances will be King Gnu’s first US appearances since SXSW in 2017”

発表文が米国公演の裏付けとして挙げたのは、呪術廻戦 第3期のオープニング主題歌「AIZO」の数字でした。Billboard JAPANの「Global Japan Songs Excl. Japan」(日本を除く世界で聴かれた日本の曲のチャート)で11週連続1位。米国・英国・フランスを含む13か国の地域チャートでトップ10に入り、Amazon Musicの「2026年上半期 海外で最も再生された日本の曲」でも1位だったとしています。

「AIZO」が米国で最も聴かれた日本語曲になった経緯は、7月の記事【アメリカ】King Gnu『AIZO』、米国で最も聴かれた日本語曲にで取り上げました。今回の発表は、その海外の再生数がライブの動員に変わるかどうかを試す場、と読めます。

国内38万人動員のバンドが、米国は劇場2公演から始める理由

規模の差ははっきりしています。発表文によれば、King Gnuは2023年の国内ツアーで約38万人を集めました。一方、今回の米国公演はロサンゼルスとニューヨークの劇場で1夜ずつ。チャートでは11週首位でも、会場はぐっと小さく組んでいます。

なぜここまで慎重なのか。理由の一つは、海外で聴かれているのが「呪術廻戦の曲」としてのKing Gnuだという点にあると考えます。アニメ主題歌の再生は作品の視聴者に支えられていて、バンド名でチケットを買う層がどれだけいるかは、まだ数字で見えていません。もう一つは、米国での前回の演奏が2017年のSXSWで、単独公演の実績が無いことです。最初の2公演は、現地の需要を測る場になります。

西海岸のロサンゼルスと東海岸のニューヨーク、東西の大都市に1公演ずつという組み方も手堅い選び方だと感じました。

英語圏のファンの声は「まさか来るとは」。Redditでは中西部や欧州の追加を望む声も

反応は公式Xの数字によく出ています。日本時間10月30日23時の告知は、11月3日朝の時点で表示116万回、いいね1万4,521件、リポスト3,326件でした。

英語圏のファンコミュニティ、RedditのKing Gnu専用板では、発表当日の「US tour!!」スレッドに39票とコメント8件が付きました(11月3日時点)。いちばん票を集めたのは「当分は米国ツアーなんて無いと思っていたけど、うれしいことに間違っていた」という書き込みで、中西部にも来てほしいという一言が添えられていました。

ほかにも「何年も米国ツアーを願ってきた」「King Gnuは米国でもっと注目されていい」といった声が並び、欧州のファンからは「早くヨーロッパにも来てほしい」という書き込みもありました。板そのものは小さく、喜びの大きさに比べて人数はまだ限られています。2公演という規模は、この温度感とよく合っているように思います。

米国2公演の売れ行きが、アニメ主題歌発のJ-POPの次の物差しになる

今回の米国公演は、アニメ主題歌の再生数がどこまでライブの動員に変わるかを見る、分かりやすい試金石です。「AIZO」の海外チャート11週連続1位は確かな実績ですが、劇場2公演がすぐに埋まるかどうかで、北米での次の規模が決まります。

一般発売は日本時間11月7日の未明。完売の早さや追加公演の有無が、King Gnuの北米展開を占う最初の数字になりそうです。発売後の動きも追いかけていきます。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。