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【世界】バンダイナムコの『エースコンバット・ゼロ』、Steam単体版は好評98%。140GBの『8』経由が不要に

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【世界】バンダイナムコの『エースコンバット・ゼロ』、Steam単体版は好評98%。140GBの『8』経由が不要に

3行サマリー

  • バンダイナムコの『エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー』Steam版が10月23日に単体アプリになり、レビュー336件のうち98%が好評(10月28日時点)
  • これまでは約140GBの『エースコンバット8』を入れないと起動できなかった。単体版は3.2GBで、10月1日の謝罪から3週間での対応
  • 『8』本体のSteam評価は1万8,131件中84%が好評。言語別では英語86%に対し、日本語は82%にとどまる

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エースコンバット・ゼロ、10月23日からSteamで単体起動に。容量は約140GBから3.2GBへ

バンダイナムコエンターテインメントは10月23日(日本時間)、『エースコンバット8 ウィングス・オブ・シーヴ』の予約特典である『エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー』を、Steamで単体のアプリとして配信しました。これまでSteam版の『ゼロ』は『8』本体と一緒にインストールされる形で、『ゼロ』だけを遊びたい人も約140GBの『8』を入れる必要がありました。単体版の容量は3.2GBです。

対象は従来どおり『8』を予約購入した人だけで、『ゼロ』を単品で新たに買えるようになったわけではありません。セーブデータは両方の版で共通です。単体版にはSteam実績が付き、条件を満たしたセーブで任意のミッションをクリアすると実績が自動で解除されます。

AUTOMATONとrespecが報道、バンダイナムコは実績の自動解除を案内

出典:『エースコンバット・ゼロ』Steam版の単体アプリ配信に関する記事(AUTOMATON / 2026年10月23日)

出典:Ace Combat Zero for Steam can now be downloaded & played as standalone release(respec / 2026年10月23日)

The standalone application version supports Steam Achievements.

バンダイナムコの告知文の一節で、「単体アプリ版はSteam実績に対応する」という意味です。

発端はPC版だけの起動方式。家庭用機では最初から単体だった

不満が出たのは、家庭用機とPCで扱いが違っていたからです。Kotakuによると、家庭用機版の『ゼロ』は最初から独立したアプリで、実績も別に付いていました。Steam版だけが『8』の中から起動する形で、ファンはSteamのストアページで不満を書き込みました。

反発が大きくなった理由には、PCで遊ぶ人の数もあります。『8』は10月2日の発売後、シリーズ最速で100万本を突破したとバンダイナムコが発表しました。games.ggによるとSteamの同時接続は最大5万2,694人で、2019年の『エースコンバット7』の最高値1万3,758人のおよそ4倍です。2006年のPS2作品をPCで遊びたい人が、140GBの最新作を丸ごと入れなければならない仕組みは、これだけの人数に同時に影響しました。

経緯は早く進みました。AUTOMATONによると、バンダイナムコは10月1日に事前の案内が足りなかったことを謝罪しています。10月13日に単体アプリ化の見通しを伝え、10月23日に配信しました。謝罪から3週間です。

海外Redditは単体化の告知に772票、Steamには「声を聞いてくれた」

海外ファンの反応は、Redditのエースコンバット専門コミュニティ(r/acecombat)で追えます。10月28日に確認した数字です。

Steamの『ゼロ』のレビューでは、「プレイヤーの声を聞いて、予約特典を別のゲームにしてくれてありがとう」「Project Acesが間違いに気づいて直したことを大いに評価する」といった声が目立ちます。不評レビューは少数で、最初のミッションでコックピット視点を切り替えると落ちるといった不具合の報告が見られます。

『8』本体のSteam評価は84%、日本語レビューは82%で英語の86%を下回る

単体化した『ゼロ』の98%に対し、『8』本体のSteam評価は1万8,131件中84%が好評で「非常に好評」です。Tech4Gamersによると、先行プレイ期間中の9月30日時点の評価は一段下の「やや好評」でした。

言語別に見ると、日本語の評価は平均を下回っています。10月28日15時(日本時間)に確認した値です。

  • 英語:1万569件中86%
  • 簡体字中国語:3,607件中77%
  • 日本語:1,270件中82%
  • 繁体字中国語:680件中89%
  • 韓国語:567件中82%
  • ロシア語:353件中81%

レビュー数は英語が日本語の約8倍あります。『8』の評価を動かしているのは海外のプレイヤーで、日本語のレビュー全体の割合はその中で1割にも満たない計算です。個人的には、ここが日本のPCプレイヤーにいちばん伝えたい点です。ストアで最初に表示される「非常に好評」は主に英語圏の評価だと分かったうえで、言語別の数字も見ておくと、買う前の判断がしやすくなります。

予約特典のまま単体販売はなし。『ゼロ』が欲しい人は『8』の予約が条件だった

今回の対応で変わったのは、起動の仕方とインストール容量です。入手の条件は変わっていません。『ゼロ』のSteam版は今も『8』の予約特典で、単品の値段は付いていません。

それでもレビューの98%が好評なのは、上で紹介した声のとおり、評価が作品そのものより「対応してくれたこと」に向いているからです。『ゼロ』は2006年のPS2作品ですが、英語版ウィキペディアの記事は今も1日平均630回ほど読まれています(直近7日)。不満の書き込みから3週間で仕組みを変えた対応が、そのまま好評の数字になりました。

ただ、予約期間を過ぎてから『8』を買った人や、『ゼロ』だけを遊びたい人には、今も手に入れる方法がありません。AUTOMATONも、今回の対応で新たに購入できるようになるわけではないと伝えています。98%という数字は、すでに予約した人たちの評価だという点は覚えておきたいところです。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。