【アメリカ】岸本斉史がNARUTO新作漫画『SHADOW RISING』を描く。海外Redditで1,247票集めた声は「BORUTOを非正史に」

3行サマリー
- 岸本斉史さんが描く新作漫画『NARUTO-ナルト- SHADOW RISING』が、現地時間10月10日のニューヨーク・コミコン(NYCC)で発表されました
- 連載誌や開始時期はまだ明かされておらず、続報は12月19日〜20日の「ジャンプフェスタ2027」で発表されます
- 海外の漫画コミュニティr/mangaでは発表スレッドが814ポイント・コメント280件。最も支持を集めた声(1,247ポイント)は「BORUTOを非正史に」でした
岸本斉史さんの新作『NARUTO SHADOW RISING』、ニューヨーク・コミコンで発表
『NARUTO-ナルト-』の原作者・岸本斉史さんが、同作の新作漫画を自ら描くことが決まりました。タイトルは『NARUTO-ナルト- SHADOW RISING』です。
発表の場は、現地時間10月10日(土)にニューヨーク・コミコンで開かれたステージ「NARUTO: What’s Next?」でした。日本では11日の朝にORICONが報じました。Anime News Networkによると、作品の日本公式Xアカウントもタイトルを告知しています。
本編の連載終了から約12年。原作者がナルトたちの物語にもう一度ペンを入れるという知らせは、日本より先にアメリカの会場で明かされました。
ORICONとAnime News Network:「続報はジャンプフェスタ2027で」
出典:『NARUTO-ナルト-』新作漫画発表 原作者・岸本斉史氏が描く(ORICON NEWS / 2026年10月11日)
出典:Masashi Kishimoto to Launch New Naruto Manga(Anime News Network / 2026年10月11日 日本時間)
Masashi Kishimoto will launch a new manga in his Naruto franchise.
(岸本斉史が『NARUTO』シリーズの新作漫画を立ち上げる)
両メディアとも、詳細は12月19日〜20日に千葉・幕張メッセで開かれる「ジャンプフェスタ2027」で発表されると伝えています。掲載誌、連載の形(週刊か月刊か、短期か長期か)、物語の時代設定は、いずれも現時点で公表されていません。
発表映像は第七班の4人と、建設中の「七人目の顔岩」を描いた
ORICONによると、発表映像には漫画のネームが映し出されました。火影の笠を掲げるナルト、満面の笑みのカカシ、凛々しく立つサスケ、赤子を見つめるサクラと、かつての第七班の4人が順に登場し、ナルトとサスケが激突する場面も描かれています。
最後に映ったのは、木ノ葉隠れの里を見守る六人の歴代火影の顔岩と、その隣で建設中の七人目の顔岩でした。七代目火影はナルトです。顔岩がまだ完成していないという描写は、ナルトが火影に就任する前後の時期を思わせます。
ただし、時代設定は公式には明かされていません。Redditでは「Shadow Rising」の「Shadow(影)」が「火影」の「影」に掛けられているのでは、という読み解きも出ていますが、これはファンの推測の段階です。
本編終了から12年、BORUTOへの不満が期待と警戒を同時に生んでいる
海外の反応が歓迎一色にならなかったのは、続編『BORUTO-ボルト-』をめぐる長い議論があるからです。
Anime News Networkの記事が整理しているとおり、『NARUTO』は1999年に週刊少年ジャンプで始まり、2014年11月に完結しました。2016年5月からは、小太刀右京さん(原作)と池本幹雄さん(作画)による続編『BORUTO』が連載され、2020年11月の第52話から岸本さんが原作を引き継いでいます。2023年8月からは『BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-』として続いています。
では、なぜ今、BORUTOではなく「NARUTO」の名前で新作なのか。海外ファンが引っかかったのはまさにこの点でした。BORUTOの展開に納得していない読者にとって、原作者が描く「ナルトの時代」の物語は待ち望んだ知らせです。一方で、現行の続編を差し置いて過去に戻るように見えることが、「なぜ今?」という疑いも呼んでいます。期待と警戒が同じ一つのニュースから生まれているのが、今回の海外反応の特徴だと私は受け止めました。
r/mangaの最上位は「BORUTOを非正史に」1,247ポイント、投稿自体の支持率は96%
英語圏最大級の漫画コミュニティであるReddit「r/manga」では、10月11日7時15分(日本時間)に発表を伝えるスレッドが立ちました。リンク先はORICONの日本語記事で、ORICONの公開からわずか14分後のことです。同日13時時点で814ポイント、コメントは280件、高評価率は96%に達しています。
投稿そのものはほぼ満場一致で支持されている一方、上位コメントには皮肉まじりの声が並びました。目立った受け止めは次のとおりです。
- 最も支持されたコメント(1,247ポイント):「BORUTOを非正史にして、最終話の続きから描いてくれるなら人生を捧げる」
- 2番目(623ポイント):「なぜ、と聞きたいところだけど、答えはいつもお金」
- 「進行中の実写映画に向けて、作品への関心を呼び戻す短期連載だとしても驚かない」(89ポイント)
- 「BORUTOにはひどく失望したから、これは歓迎したい発表」(18ポイント)
こうした冷めた反応に対して「ここの反応は悲しすぎる」(77ポイント)と書き込むユーザーもいました。このユーザーは後から「BORUTOやカグヤ(本編終盤の大筒木カグヤ)のあとで期待しろと言うのか、という返信がたくさん来る」と追記していて、スレッドの温度差をそのまま物語っています。本編の終盤から続編まで、海外の一部の読者が積み重ねてきた不満は小さくないようです。
日本の報道との違いもはっきりしています。ORICONの記事は発表映像の中身(第七班の4人、七人目の顔岩)を丁寧に伝えていましたが、Redditでは映像の内容よりも「BORUTOとの関係」「なぜ今なのか」に議論が集まりました。同じ発表でも、日本では「何が描かれるか」、海外では「シリーズの正史がどうなるか」に関心の軸がありました。
12月のジャンプフェスタ2027で、時代設定と連載誌が答え合わせになる
今回わかったのは、タイトルと「岸本さんが描く」という一点だけです。それでも海外のファンが即座に反応し、日本語の記事をそのまま共有して議論を始めたことに、『NARUTO』がいまも世界でどれほど読まれているかが表れていました。
海外の読者が知りたいのは、これがBORUTOと地続きの物語なのか、それとも本編と続編のあいだを埋める物語なのか、という点です。答えは12月19日〜20日のジャンプフェスタ2027で示される見込みです。発表の中身によって、r/mangaの「お金」という冷笑が期待に変わるのかどうか、引き続き見ていきたいと思います。
