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【韓国】アジア大会LoL、韓国が台湾に3-0で2連覇。愛知での決勝にFakerは出場せず

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【韓国】アジア大会LoL、韓国が台湾に3-0で2連覇。愛知での決勝にFakerは出場せず

3行サマリー

  • 10月2日、愛知県常滑市のAichi Sky Expoで行われたアジア大会のLoL決勝で、韓国が台湾を3-0で下し、前回の杭州大会に続いて2連覇しました
  • 韓国はグループリーグ3戦・準決勝2-0・決勝3-0と、大会を通じて1セットも落としていません
  • Fakerは6人目の代表としてベンチに入り、出場はグループリーグのインド戦1試合だけでした。日本での開催でしたが、LoLには日本語中継も日本代表もありませんでした

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Series愛知・名古屋アジア大会のeスポーツ全3本

2026年の第20回アジア競技大会(愛知・名古屋)のeスポーツ競技について、出場国・日程・日本からの観戦手段を追う連載です。

  1. 2026/6/3【韓国】Faker、3度目のアジア大会LoL代表で愛知・名古屋へ。旧T1ロスター4人集結で金メダル2連覇狙う
  2. 2026/9/20アジア大会のLoLだけ日本語中継なし。10月2日の決勝は英語配信のみで、日本代表も出場しない
  3. 2026/10/2【韓国】アジア大会LoL、韓国が台湾に3-0で2連覇。愛知での決勝にFakerは出場せず(この記事)

韓国がLoL決勝で台湾に3-0、杭州に続くアジア大会2連覇

愛知・名古屋アジア大会のeスポーツ「リーグ・オブ・レジェンド(LoL)」は、10月2日の決勝で韓国が台湾を3-0で破り、金メダルを手にしました。2023年秋に開かれた杭州大会に続く2大会連続の金メダルです。

決勝は日本時間12時から、愛知県常滑市のAichi Sky Expo(Dホール)で5戦3勝制で行われました。韓国の先発はZeus(トップ)、Canyon(ジャングル)、Zeka(ミッド)、Gumayusi(ボット)、Keria(サポート)の5人で、監督はカン・ドンフン氏です。銅メダルは準決勝で敗れたベトナムとサウジアラビアの2カ国で、今大会は3位決定戦を行っていません。

スコアだけ見ると完勝ですが、内容は違いました。第1セットと第2セットは、どちらも台湾が序盤から主導権を握った試合でした。

Inven・Xports News報道:2セット連続の逆転、第3セットは韓国が主導権

出典:[AG 2026] 세계 최강 증명한 韓 LoL 대표팀, 결승 3:0 완승…전승 금메달(Inven / 2026年10月2日)

出典:대만 기세 매서웠지만 이변은 없었다…대한민국 LoL, 3:0 금메달(Xports News / 2026年10月2日)

결승까지 이번 대회에서 한 세트도 내주지 않았다(決勝まで、今大会では1セットも落とさなかった)

Invenの試合レポートによると、第1セットは台湾がボットへのガンクでファーストブラッドを取り、序盤の流れをつかみました。韓国はドラゴンソウルをめぐる集団戦でエースを取り返し、ここで試合をひっくり返しています。

第2セットはさらに苦しい展開でした。台湾は30分にバロンを取り、ゴールド差を6,000以上に広げています。それでも韓国は慌てず、Canyonのリーシンがエルダードラゴンを確保し、その集団戦でエースを奪って、そのままネクサスを破壊しました。Invenは「대한민국은 급해지지 않았다(韓国は焦らなかった)」と書いています。

第3セットは韓国がシェン・ナミ・シンドラ・コグマウ・ルルの構成で序盤から主導権を握り、エルダーを確保して押し切りました。Invenは「게임의 주도권은 완전히 대한민국 쪽에 있었다(試合の主導権は完全に韓国側にあった)」と振り返っています。決着の速報は日本時間15時25分ごろ、韓国の各紙からほぼ同時に出ました。スポーツソウルによると、今大会で韓国が取った32個目の金メダルです。

Fakerの出場はインド戦の1試合だけ、決勝もZekaが先発

今回の韓国代表でいちばん目を引いたのは、Fakerがほとんど試合に出なかったことです。6月に3度目のアジア大会代表に選ばれたFakerは、ミッドのZekaと枠を分け合う形になりました。

Insider Gamingによると、Fakerが出たのは9月30日のグループリーグ・インド戦の1試合だけで、18分で終わったその試合の成績は4キル3デス6アシストでした。台湾戦と香港戦、10月1日の準決勝サウジアラビア戦、そして決勝の3セットは、いずれもZekaが先発しています。韓国のニュース1は決勝の第2セット後の記事に「페이커 없이도(Fakerがいなくても)」という見出しを付けました。

なぜFakerを外したのか、監督の説明は今回の報道には見当たりません。ただ、ZekaはInvenの取材に「절대 방심하면 안 된다(決して油断してはいけない)」と話しており、グループリーグから先発を任された流れのまま決勝に入っています。結果だけを見れば、韓国はFakerをほぼ使わずに全勝で大会を終えたことになります。

台湾の掲示板は100件超の書き込み、検索の急上昇は1万件以上

台湾にとっては、eスポーツで初の金メダルがかかった決勝でした。中国時報によると、台湾はアジア大会のLoLで3大会連続のメダルになります。監督の「戦馬」こと陳如治氏はLCP(アジア太平洋リーグ)のチーム、Secret Whalesの監督でもあり、準決勝で破ったベトナムの主力選手を自チームに抱えています。

台湾最大のゲーム掲示板、巴哈姆特(バハムート)のLoL板では、決勝の実況スレッドの書き込みが100件を超えました。第2セットの終盤には「龍魂+6kの差があってこの結果」「差は本当に大きい」と、優勢を逃したことへの嘆きが目立ちます。一方で、3試合とも一方的に押し切られたわけではない、と内容を擁護する声もありました。

日本ならではの反応もありました。バン・ピック中に会場で流れたBGMについて、「日本のBP音楽、なんだかゴジラっぽくない?」という書き込みが出ています。

当サイトが日本時間15時に取得したGoogleトレンドの急上昇ワードでは、台湾で「亞運lol」が1万件以上、韓国で「아시안게임 롤(アジア大会 LoL)」が500件以上でした。決勝の当事国のうち、台湾のほうが検索の伸びははるかに大きかったことになります。

日本開催なのに日本語中継なし、日本のファンが見られたのは英語配信だけ

会場は愛知県でしたが、日本のLoLファンにとっては「近くて遠い」決勝でした。当サイトが9月20日に報じたとおり、日本はLoLに代表を送っておらず、今大会のeスポーツで日本語中継が付かなかったのはLoLだけです。日本から見られたのは英語の配信でした。

その一方で、日本は同じ会場で別の種目のメダルを重ねています。9月26日のぷよぷよ、9月27日のポケモンユナイトはどちらも日本の金メダルでした。日本が強いタイトルには日本語中継が付き、日本が出ないLoLには付かない。中継の付き方が、そのまま日本のeスポーツの得意・不得意を映していたように見えます。

台湾の掲示板でゴジラの話が出たように、海外の視聴者は「日本開催」を演出の端々から感じ取っていました。韓国と台湾の決勝が日本で開かれ、日本語ではほとんど伝えられないまま終わったことは、少し寂しく受け止めました。

韓国は2大会連続の全勝金メダル、台湾は3大会連続のメダルで次へ

韓国は杭州に続いて1セットも落とさずに金メダルを取り、LoLのアジア大会での強さを数字で示しました。しかもFakerの出場が1試合だけでの金メダルで、韓国の層の厚さをあらためて見せた大会でもあります。

台湾は2セット続けて大量リードを作りながら、最後の集団戦で逆転されました。掲示板に嘆きと擁護の声が並んだのは、それだけ勝ちに近い試合だったからだと感じます。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。