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【韓国】Fin.K.L、21年ぶりに4人での活動を発表。韓国は2日で433コメント、英語圏はK-POP専門媒体中心

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【韓国】Fin.K.L、21年ぶりに4人での活動を発表。韓国は2日で433コメント、英語圏はK-POP専門媒体中心

3行サマリー

  • ジェムストンE&Mが9月21日、イ・ヒョリ/オク・ジュヒョン/イ・ジン/ソン・ユリの4人による活動の準備に入ったと発表。チーム名を掲げた継続的な活動は2005年のデジタルシングル以来21年ぶり。
  • 2019年のJTBC『キャンピングクラブ』では14年ぶりに集まり音源チャート1位を獲得したものの、番組に紐づく単発企画だった。今回は企画と運営をジェムストンE&Mが担当し、順次公開すると明言されている。
  • 発表から2日で韓国のTheQooのスレッドは55,791閲覧・433コメント。一方、英語圏で記事が出たのはK-POP専門媒体が中心で、Korea Heraldの英語記事は反応ボタン4種がすべて0のままだった(9月23日時点)。

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ジェムストンE&Mが4人の活動を統括、チーム名を掲げた活動は2005年以来

韓国のジェムストンE&Mは2026年9月21日、1世代ガールグループ「Fin.K.L(핑클)」のイ・ヒョリ、オク・ジュヒョン、イ・ジン、ソン・ユリの4人が完全体での活動再開で意見をまとめ、本格的な準備に入ったと発表しました。ニューシスによると、4人がチーム名を掲げて単発ではない継続的な活動に乗り出すのは、2005年のデジタルシングル『Forever Fin.K.L』以来21年ぶりになります。

今回のプロジェクトの企画と運営を担うのはジェムストンE&Mで、成果物は順次公開する方針です。4人はそれぞれ別の事務所に所属してソロ活動を続けてきました。そのため、1社が事務所をまたいで企画とマネジメントを統括する形が取られています。

ニューシスとSBSが9月21日に報道、共通していたのは「単発ではない」という説明

出典:핑클, 21년 만에 완전체 활동…이효리·옥주현·이진·성유리 뭉친다(ニューシス / 2026年9月21日)

出典:Legendary Girl Group Fin.K.L Returns as Complete Group After 21 Years(SBS / 2026年9月21日)

핑클이 단발성 프로젝트가 아닌 팀 이름을 내걸고 지속적인 활동에 나서는 건 2005년 디지털 싱글 ‘포에버 핑클(Forever Fin.K.L)’ 이후 21년 만이다.
(Fin.K.Lが単発のプロジェクトではなくチーム名を掲げて持続的な活動に乗り出すのは、2005年のデジタルシングル『Forever Fin.K.L』以来21年ぶりだ。)

ひとつ注意が要るのは、SBSの英語版記事が『キャンピングクラブ』の放送年を2009年と記している点です。同記事の末尾には「この記事はAIによって翻訳されており、誤りを含む可能性があります」との注記があります。韓国語の原記事および当時の放送記録では2019年です。英語版だけを読むと年が一つずれてしまうので、ここは原文にあたるのが確実でした。

2019年『キャンピングクラブ』は番組に紐づく単発、今回は「継続」と位置づけが違う

Fin.K.Lは2019年、JTBCのバラエティー『キャンピングクラブ』とシングル『남아있는 노래처럼』で14年ぶりに集まり、音源チャート1位を獲得しています。話題性は当時すでに証明済みでした。ただしニューシスは、あの再結集について「スペシャルイベントの性格が濃かった」と整理しています。番組という枠があり、そこで完結する企画だったわけです。

今回の発表で変わったのはこの一点でした。番組の企画としてではなく、チームとしての継続的な活動が前提に置かれています。1998年にデビューしたFin.K.Lは『Blue Rain』『내 남자친구에게(僕の彼氏へ)』『영원한 사랑(永遠の愛)』『NOW』などのヒットを重ね、S.E.S.とともに1世代ガールグループの時代を開いた存在です。ソロ歌手、ミュージカル俳優、俳優としてそれぞれ実績を積んだ4人が、また1つのチームに戻る。その構図自体が、20年以上の時間を挟んで初めて成立するものだと受け止めました。

ただし、具体的な日程・楽曲・契約内容はいずれも明らかにされていません。ジェムストンE&Mは「順次公開する」とだけ述べており、カムバックの時期も形態も9月23日時点では分からないままです。

韓国のTheQooは2日で433コメント、英語圏のKorea Herald記事は反応ボタンが4種とも0

発表から約2日が経った9月23日時点で、反応の量には地域差がはっきり出ていました。編集部が実際に数えた数字は次のとおりです。

  • 韓国:女性ユーザーが多いコミュニティTheQooのHOT入りスレッドが55,791閲覧・433コメント。ゲーム系の比率が高いRuliwebで同じ話題を扱ったスレッドは555閲覧・2コメントで、コミュニティによって温度差があります。NaverとNateには9月21日だけで9本以上の記事が並びました。
  • 英語圏:記事を出したのはSoompi、allkpop、Asian Junkie、Korea Herald、Malay Mailなど、K-POPやアジア芸能を主に扱う媒体でした。編集部が確認した範囲では、総合音楽メディアの記事は見当たりません。Korea Heraldの英語記事は読者の反応ボタン(good/sad/angry/recommended)が4種すべて0、Asian JunkieとSBSの英語記事もコメント0のままです。マレーシアのhype.myに付いた79シェアが、英語圏で確認できた最も大きな反応でした。

韓国側のコメント欄は、好意的な歓迎と、21年という間隔や各自のソロ活動を踏まえた冷めた見方が混在しています。個々の匿名投稿は事実の根拠になりませんので内容の引用は控えますが、「全面的な歓迎一色」ではないという点は数字の多さとあわせて押さえておきたいところです。閲覧数とコメント数が多いことは、肯定的な熱量の大きさとイコールではありません。

この差は、1世代グループというテーマの届き方をそのまま映しています。1998年デビューのグループをリアルタイムで見た層は韓国国内に厚く、英語圏のK-POP読者の中心はそれより後の世代です。だから韓国では掲示板が動き、英語圏では専門媒体が事実を伝えるところで止まる。数字の並びを見て、その構図がここまで素直に出るものかと感じました。

日本語で確認できた記事は9月23日時点でKstyleの1本

日本語圏はさらに静かです。編集部が確認できた日本語記事は、Kstyleが9月21日11時30分に出した1本でした。一般紙や総合エンタメメディアでの扱いは見当たりません。

日本でK-POPが広く受け入れられるようになったのは2000年代半ば以降で、1998年デビューのFin.K.Lはその前の世代にあたります。メンバー個人の知名度と、グループとしての日本での認知度は一致していません。20年越しの再結集は、リアルタイムの記憶がある層にとっては大きなニュースでも、その記憶を持たない市場では事実の報告として流れていきます。韓国の433コメントと日本の記事1本という差は、その構造がそのまま数字に出たものです。

裏を返せば、日本語圏で反応が積み上がるかどうかは、この先ジェムストンE&Mが出す具体的な成果物にかかっています。現時点では、判断材料そのものがまだ公開されていません。

確定しているのは「4人で継続的に活動する」という方針だけ

9月23日時点で確認できる事実は3つです。4人が完全体での活動再開に合意して準備に入ったこと、企画と運営をジェムストンE&Mが統括すること、成果物を順次公開する方針であること。それ以外の日程・楽曲・契約内容・活動形態は、いずれも発表されていません。

2019年の『キャンピングクラブ』で音源チャート1位を取った実績がある以上、韓国国内で反応が大きくなるのは自然な流れです。気になるのはむしろ、その熱量が韓国のコミュニティにほぼ閉じている現在の状態が、実際の楽曲やコンテンツが出たあとにどう動くか。次の判断材料が出るのは、ジェムストンE&Mの追加発表を待ってからになります。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。