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【韓国】バーチャルアイドルPLAVE、miletが作詞した日本オリジナル曲を9月3日18時に配信。ティーザーは10時間で8万5,000回再生

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
公開
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現地の一次ソースで確認 約8分で読めます
【韓国】バーチャルアイドルPLAVE、miletが作詞した日本オリジナル曲を9月3日18時に配信。ティーザーは10時間で8万5,000回再生

3行サマリー

  • 韓国のバーチャルアイドルPLAVEが、日本向けの新曲「Flame (feat. milet)」を9月3日18時に配信開始。作詞はmilet、作曲はPLAVE本人が担当しました
  • 9月3日0時すぎに公開されたMVティーザーは、同日10時20分の時点で8万5,000回再生。公式YouTubeチャンネルの登録者は120万人です
  • 初のワールドツアーの日本公演は9月26日と27日、神奈川のぴあアリーナMMで行われます

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PLAVEの日本オリジナル曲は9月3日18時に配信、作詞はmiletが担当

韓国の5人組バーチャルアイドルグループPLAVE(プレイブ)が、日本向けのデジタルシングル「Flame (feat. milet)」を9月3日18時に配信します。作詞を担当したのは、日本のシンガーソングライターmilet。作曲はPLAVEのメンバー自身です。

PLAVEは2023年3月にデビューした、メンバーの本名も素顔も公表しないアバター型のグループです。日本のバーチャルアーティストとは違い、K-POPのアイドルとしてカムバックやチャート競争の土俵に立っているのが特徴で、今年4月の4枚目のEP『Caligo Pt.2』は初週125万枚を売りました。その彼らが、日本人アーティストを迎えるのは今回が初めてになります。

ソニーミュージック発表「作詞をmiletが担当し、作曲をPLAVEさんが担当」

出典:PLAVE × milet JP Digital Single「Flame (feat. milet)」9月3日(木)18:00より配信開始!(ソニーミュージック milet公式サイト / 2026年8月27日)

出典:Plave to release Japanese collaboration single on Sept. 3(Korea JoongAng Daily / 2026年8月27日)

作詞をmiletが担当し、作曲をPLAVEさんが担当した【JP Digital Single「Flame (feat. milet)」】を、9月3日(木)18:00より、各音楽配信サービスにて配信開始!

配信日時と制作クレジットは、milet側の所属レーベルであるソニーミュージックの公式発表と、韓国のKorea JoongAng Dailyの記事で一致しています。リアルサウンドは、miletが歌唱と作詞だけでなく制作の段階からPLAVEと意見を交わしたと伝えています。

日本デビュー曲「かくれんぼ」から約1年3か月ぶりの日本オリジナル曲

PLAVEが日本オリジナルの楽曲を出すのは、2025年6月の日本デビューシングル「かくれんぼ」以来です。約1年3か月が空きました。その間、日本では単独ライブを開き、映画館でのコンサート上映も行っています。日本での活動そのものは途切れていなかったのに、新しい日本語曲だけが出ていなかったことになります。

「セルフプロデュースアイドル」を掲げるPLAVEは、これまで自分たちで作詞も作曲も手がけてきました。今回、作曲は従来どおりメンバーが担当し、日本語の詞だけを外部のmiletに任せています。8月27日に公開されたティザー画像では、サッカーのユニフォームを着た5人が日本のアニメーション風のタッチで描かれていました。

韓国のファンは9時間でティーザー画像を量産、掲示板の上位20件にPLAVEは入っていない

韓国側の受け止め方を、当編集部で3か所観測しました。観測日時は9月3日の午前10時から10時30分です。

1つ目はX(旧Twitter)です。9月3日0時すぎにMVティーザーが公開されると、韓国語のファンアカウントが「4K補正」と称してティーザーの静止画をメンバーごとに切り出し、9時間のうちに次々と投稿していました。最も伸びていた投稿でリポスト211件・いいね653件です。個別のアカウントは一般の個人なので名前は出しませんが、投稿の中身は「新曲の情報」ではなく「メンバーの画像」に寄っていました。身元が確認できる発信としては、milet公式アカウントとPLAVEの日本公式アカウントが8月27日に同じ告知画像を同時刻に出しています。

2つ目はYouTubeです。PLAVEの公式チャンネル(登録者120万人)に上がったティーザーは、公開から約10時間で8万5,000回再生でした。同じチャンネルに2日前に上がった通常のコンテンツ2本は4万8,000回と9万9,000回です。48時間で9万9,000回なら1時間あたり約2,000回、ティーザーは1時間あたり約8,500回になります。公開直後は数字が伸びやすいので単純比較はできませんが、少なくとも平常運転の動画より速いペースで回っています。

3つ目は韓国のコミュニティです。TheQooの人気掲示板(HOT)とNate Pannの話題ランキングを同じ時間帯に見ましたが、上位20件にPLAVE関連のスレッドは1件もありませんでした。X上でこれだけ画像が流れていても、韓国の総合コミュニティでは話題になっていない状態です。盛り上がっているのはファンダムの内側で、外には出ていません。

日本公演は9月26日と27日、神奈川のぴあアリーナMM

PLAVEは9月12日と13日の仁川文鶴競技場を皮切りに、初のワールドツアー『2026 PLAVE World Tour [KEEP IT MANIC]』を回ります。リアルサウンドは日本公演の日程を9月26日と27日、神奈川のぴあアリーナMMと伝えています。Korea JoongAng Dailyの記事でも、ツアーの訪問先として神奈川、高雄、バンコク、シンガポール、台北、マカオが挙がっています。

配信が9月3日、日本公演が3週間ちょっと後という並びなので、「Flame」は日本公演の会場で歌われる新曲として置かれていると読めます。日本のリスナーにとっては、miletの声で入り口が用意された形です。miletは2018年に活動を始め、NHK紅白歌合戦への出場と2021年の東京オリンピック閉会式での歌唱を経ています。K-POPのファンダムの外側にも名前が届く歌い手を、日本語詞の書き手として連れてきたことになります。

曲は自分たちで作り、日本語の詞だけをmiletに預けた

今回の座組みで目を引くのは、PLAVEが作曲を手放していない点です。自作にこだわるグループが、日本語という自分たちの母語ではない部分だけを外部に開きました。日本語の歌詞は、発音や語感の細部で母語話者との差が出やすいところです。そこをmiletに預け、制作段階から意見を交わしたという進め方は、日本市場を「翻訳して届ける場所」ではなく「一緒に作る場所」として扱っているように見えます。

ただし9月3日午前の時点で、この話は韓国のコミュニティの外には出ていません。配信が始まる18時以降、韓国のチャートとコミュニティにどう出るかで、日本コラボの意味合いは変わってきます。当編集部でも配信後の数字を追う予定です。

【9月29日追記】「Flame」は日本公演でサプライズ世界初披露、ただし報道は公式リリース1本に集約

出典:PLAVE、初のワールドツアー日本公演を開催(株式会社HYBE JAPAN / 2026年9月28日12時30分)

記事の最後で「配信後の数字を追う」と書いたので、9月29日時点で確認できたことを追記します。

まず、日本公演での「Flame (feat. milet)」の扱いです。HYBE JAPANが9月28日12時30分に配信した公式レポートに、「シンガーソングライターmiletとのコラボレーション楽曲『Flame (feat. milet)』をサプライズで世界初披露」と書かれていました。配信開始が9月3日、初めて人前で歌われたのが9月26日と27日の日本公演ということになります。記事本文で「日本公演の会場で歌われる新曲として置かれている」と読んだ部分は、そのとおりでした。

ただし、milet本人が会場に出演したという記述はありません。公式レポートにあるのは、メンバーが楽曲制作やレコーディングのエピソードを語ったというくだりだけです。ゲスト出演の有無について書かれていないので、当編集部では「出演したかどうかは確認できていない」として扱います。

公演は全24曲、約2時間半でした。セットリストには「The 6th Summer」「かくれんぼ」「WAY 4 LUV」「Blossom Parade」「HMPH! (feat. SOLE)」「Watch Me Woo!」「Chroma Drift」「Star Trace」「Wait for you」が並び、M!LKの「好きすぎて滅!」のカバーも入っています。メンバーのソロカバーは、カーペンターズ「Close To You」、TOMORROW X TOGETHER「Good Boy Gone Bad」、SHINee「Sherlock」、JUNNY「TASTE」、HOSHI「Spider」です。

4Gamerもkstyleも出どころは同じ1本、動員数と演出の仕様は公表されていない

出典:PLAVE,初のワールドツアー日本公演をレポート(4Gamer / 2026年9月28日15時31分)

出典:PLAVE、日本公演でmiletとのコラボ曲を世界初披露(Kstyle / 2026年9月28日15時16分)

日本公演の記事は9月28日に複数出ました。ただ、当編集部で読み比べたかぎり、いずれも上記のHYBE JAPANのリリースを出どころにしています。4Gamerは記事の中で自ら「オフィシャルレポート」と明記しています。ナタリー、Billboard JAPAN、オリコンによる独自の公演レポートは、9月29日の時点で見つかりませんでした。

そして公式レポートには、動員数・観客数・ソールドアウトの記載がありません。技術的な演出の仕様についても、「特別な演出」「多彩な衣装やスタイリング」という表現までで、LEDの寸法、レンダリング、モーションキャプチャー、ARといった具体的な数字は出ていません。9月12日と13日の仁川文鶴競技場では、横120メートル×縦20メートルのLEDが韓国のコミュニティで話題になりました。日本公演については、同じ種類の情報が公表されていない状態です。バーチャルアイドルの公演を「技術」の側から比べようとすると、日本公演は材料が足りません。

チャートは伸びていない、韓国の総合コミュニティにも3回連続で出ていない

「Flame」の数字は、配信から3週間以上たっても小さいままです。韓国のCircle Digital Chartでの最高順位は180位でした。日本のオリコン週間シングルランキングとBillboard JAPAN Hot 100は、いずれも圏外です。Spotifyは9月27日時点で累計67万101回再生、1日あたり3万1,237回でした(kworb)。MelonとCircleの週間チャートは取得できていません。

韓国のコミュニティについては、記事本文で「上位20件にPLAVE関連のスレッドは1件もない」と書きました。その後も同じです。当編集部でTheQooの人気掲示板(HOT)を9月27日と9月29日にも見ましたが、PLAVE関連のスレッドは0件でした。9月3日を含めて3回連続で0件です。仁川公演のLED演出を扱ったスレッドは残っていますが、日本公演を扱ったスレッドは立っていません。

結論として、日本コラボは「初披露まで到達した」ものの、チャートと韓国コミュニティの両方で外側に届いた形跡がありません。ファンダムの内側で完結しているという9月3日時点の見立ては、公演を終えた現在も変わっていません。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。