【インド】NARUTOの伊達勇登監督が8月29日にムンバイ登壇。枠は2日間で3本、日本から音楽ゲスト4組も同行する
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3行サマリー
- 『NARUTO -ナルト-』のシリーズ監督・伊達勇登さんが、8月29日13時30分(日本時間17時)からインド・ムンバイの舞台に立ちます。登壇枠は2日間で3本です
- 会場は8月28日から30日までのNESCO展示センター。前回2025年のムンバイ公演は3日間で2万9000人を集めたと、業界メディアのAnimationXpressが伝えています
- 日本からはASCAさんら音楽ゲスト4組も渡ります。チケットは499ルピーから、会場の公用語にはヒンディー語・英語と並んで日本語が入っています
伊達勇登監督の登壇は8月29日に2枠、8月30日にもう1枠
『NARUTO -ナルト-』『NARUTO -ナルト- 疾風伝』でシリーズ監督を務めた伊達勇登さんが、インド・ムンバイで開かれる「Anime India Mumbai 2026」に登壇します。主催者の公式インスタグラムが8月17日に明らかにした日程によると、枠は3本。8月29日13時30分に「Chat with the Legendary Hayato Date-san」、同じ日の16時に「Naruto fan session」、翌8月30日13時に「Anime Times Presents」名義でNARUTOの名場面を解説する時間が組まれています。いずれもインド標準時なので、日本時間ではそれぞれ17時、19時30分、16時30分です。
伊達さんは2002年放送開始の『NARUTO』から2017年完結の『疾風伝』まで、720話を超える本編を通しで見てきた監督です。7月に来印が決まった時点で分かっていたのは「登壇する」ということだけでした。こうして時間割まで出てくると、20年分の現場を持った人がインドの観客の前で何を話すのか、急に具体的に想像できるようになります。
Anime News Networkが伝えた登壇枠は2日間で3本
出典:Anime India Mumbai 2026 Reveals Naruto Director Hayato Date’s Panel Schedule(Anime News Network / 2026年8月18日)
出典:Anime India Mumbai 2026: ‘Naruto’ director Hayato Date lands in India’s biggest anime playground(AnimationXpress / 2026年8月15日)
India is now one of anime’s critical growth markets. Hosting Date shows the international industry is watching.(インドはいまアニメにとって重要な成長市場です。伊達監督を招けたことは、海外の業界がこちらを見ているという証です)
主催のAnime India共同創業者、ネハ・メータさんがAnimationXpressに語った言葉です。招く側が「招けたこと」自体をニュースとして語る。この2年でインドのアニメイベントが置かれてきた位置が、そこによく出ています。
ムンバイ2万9000人、コルカタ3万5000人、デリー4万人超と会場ごとに更新してきた
Anime Indiaは2025年のムンバイ初開催から始まりました。AnimationXpressによれば初回は3日間で2万9000人超、今年2月のコルカタが3万5000人超、6月のデリーが4万人超。開催のたびに数字を更新してきています。主催者が8月22日に配信したリリースでは、今回のムンバイについて5万人超の来場と100を超える出展者を見込んでいるとしています。ただし5万人は主催者側の見込み値です。実数の答え合わせは会期後になります。
付け加えると、この動員数はどれも主催者と業界メディアが出したもので、第三者が数えた数字ではありません。実際、6月のデリー公演について、AnimationXpressは今回の記事で「4万人超」と書きながら、同じ社の別記事では「4万3000人超」としています。当サイトが6月に書いた記事も後者の数字を採りました。1000人単位の揺れは残ると思って読んだほうが安全です。
ゲストの顔ぶれも回を追うごとに変わってきました。2025年のムンバイは『進撃の巨人』の荒木哲郎監督が主賓、今年2月のコルカタは『ハイキュー!!』の満仲勧監督、6月のデリーははたけカカシ役の声優・井上和彦さん。監督、監督、声優ときて、今回はシリーズをいちばん長く見た監督が来ます。並べてみると、招く側が毎回「前回より重い名前」を狙っているのが分かります。
日本から渡るのは監督だけではない。音楽ゲスト4組とアニメ業界の登壇者
公式サイトのゲスト一覧を8月25日朝の時点で確認したところ、伊達さんのほかに載っていたのは6組でした。『Dr.STONE』のプロデューサー・長谷川亮太さん、マンガの編集・出版畑の田村淳一郎さん、それに音楽ゲストが4組。『ソードアート・オンライン アリシゼーション』の「RESISTER」を歌ったASCAさん、『D4DJ』の篠宮ここあ役・由良あかりさん、シンガーソングライターのLUNA GOAMIさん、アイドルデュオのMofMofMoさんです。主催者のリリースは、ここにエイベックス・ピクチャーズ社長でアニメタイムズ社社長でもある勝股英夫さんの名前も加えています。
会場に置かれる仕掛けもリリースで公開されました。『呪術廻戦』5周年のブース、『ポケモンチャンピオンズ』の体験ブース、中身を伏せたままの「NARUTOダークルーム」。そして、日本とインドをまたぐ物語の原案を公募する「Anime Idea Contest」。映像ピッチ部門の最優秀賞は100万円、企画書部門は30万円と、賞金は円建てで示されました。公式サイトは8月25日の時点ですでに「The contest has ended.」と応募終了の表示に切り替わっています。
チケット499ルピーから、会場の公用語に日本語が並んでいる
チケットは販売サイトDistrictで499ルピーから。券種は「ミート&グリートのみ」「展示+ステージ」「展示+ステージ+コンサート」の3つで、5歳以上は全員チケットが必要、開場は9時55分と書かれています。同じページの「Things to know」に、会場で使われる言語としてヒンディー語・英語と並んで日本語が明記されていたのが目を引きました。通訳を挟むことが前提の1日ではなく、日本語がそのまま流れる時間が想定されているということです。
日本のアニメがインドで伸びているという話は、これまで配信の視聴データか市場予測で語られることがほとんどでした。監督の登壇時間、券種、公用語、賞金額まで並ぶと、伸びの中身が生活に近い解像度で見えてきます。日本のアニメ会社にとってインドは、作品を届ける先であると同時に、原案を書いてもらう相手にもなりはじめている。100万円という賞金額は、その姿勢を数字で示したものだと受け止めました。
2万9000人の会場が5万人に届くかどうかで、次の招き方が決まる
この3日間で見るべき数字ははっきりしています。主催者が掲げた5万人に実際に届くのか。伊達監督の3枠にどれだけの人が入るのか。ここが埋まれば、来年インドに渡る日本人ゲストの格はもう一段上がります。届かなければ「4万人台がインドの現在地」という結論になります。日本から見れば、遠い国のイベントの動員数にすぎません。ただ、その数字が次に誰を招けるかを決めていると考えると、8月30日の閉幕はちょっと気になる区切りです。
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