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【ブラジル】ブルーロックの実写映画、公開が9月10日に延期。日本より34日遅れ、Adoの主題歌は8月7日に先行配信

編集部
吉沢まことVelleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
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【ブラジル】ブルーロックの実写映画、公開が9月10日に延期。日本より34日遅れ、Adoの主題歌は8月7日に先行配信

3行サマリー

  • 実写映画『ブルーロック』が8月7日に日本で公開。主題歌はAdoの新曲「モンストロ」で、こちらも同じ8月7日に配信が始まりました。
  • ブラジルでの公開は当初の8月13日から9月10日へ、28日ぶん後ろにずれました。配給元のサトー・カンパニーが8月5日、公式Xで日程の変更を伝えています。
  • 日本との差は6日から34日に。原作は講談社『週刊少年マガジン』で2018年8月に始まったサッカー漫画で、単行本は37巻を数えます。

実写『ブルーロック』は8月7日に日本公開、ブラジルには9月10日に届く

金城宗幸さんとノ村優介さんのサッカー漫画『ブルーロック』の実写映画が、8月7日に日本で公開されました。配給は東宝、制作は『ゴールデンカムイ』実写版を手がけたCREDEUS。主人公の潔世一を高橋文哉さんが、青い監獄の発案者・絵心甚八を窪田正孝さんが演じます。

ブラジルでこの作品を配給するのはサトー・カンパニーです。当初の公開予定は8月13日で、日本のわずか6日後という近さでした。ところが7月末に日程が動き、新しい公開日は9月10日に決まりました。日本との差は6日から34日へ広がったことになります。

出典:ブラジルのRecreioが伝えた日程変更と、Adoの所属事務所が出した配信日

出典Quando estreia o live-action de ‘BLUE LOCK’ no Brasil? Filme ganha nova data(Recreio / 2026年7月29日)

出典実写映画『ブルーロック』主題歌の新曲「モンストロ」8月7日(金)に配信決定!(株式会社クラウドナイン / 2026年7月13日)

o lançamento acabou sendo adiado e recebeu uma nova data: 10 de setembro de 2026.

訳すと「公開は結局のところ延期となり、2026年9月10日という新しい日付が付いた」。ブラジルの子ども・ティーン向け媒体Recreioが7月29日にそう報じました。

サトー・カンパニーは8月5日、公式Xで「日付は変わったが待つ価値はある」と伝えた

サトー・カンパニーは、40年以上にわたって日本やアジアの映画をブラジルの劇場に運んできた配給会社です。Recreioは同社を「ブラジルに日本・アジア作品を持ち込んだ先駆者」と紹介し、『ゴジラ-1.0』とスタジオジブリの『君たちはどう生きるか』もこの会社がブラジル公開を担ったと書いています。

そのサトー・カンパニーは8月5日、公式Xで担当者のVictor Akira Satoさんが説明する動画を公開しました。添えられた文面は「公開日は変わりましたが、待つ価値はまだあります」。日本時間8月7日朝の時点で、この投稿は表示2,227回、いいね110件でした。延期の理由について、同社は公表していません。4週間近く動かした判断の背景が示されないままなのは、日付を手帳に書き込んでいた人には不親切に映ります。

当初の8月13日という日程については、ブラジルのポップカルチャー誌Omeleteが6月10日の記事で「ワールドカップの雰囲気を生かすため」というサトー・カンパニーの狙いを伝えていました。7月19日に決勝を終えた大会の余韻に、ちょうど乗せる算段だったわけです。9月10日は、その熱がひととおり引いたあとになります。

ブラジルのファンの反応は「Adoの新曲を聴いて観に行く気になった」に集まった

ここからは、日本時間2026年8月7日午前8時台(ブラジリア時間8月6日20時台)にX上のポルトガル語投稿を見て回った範囲での話です。

まず、サトー・カンパニーの告知を引用して「サトーがブルーロックの実写を持ってくるなんて冗談だろ」と笑う投稿がありました。作品そのものより、日本映画を運ぶ老舗が動いたことに驚いている書き方です。「実写があること自体、知らなかったでしょ」と呼びかける投稿も見かけました。ブラジルでの認知は、まだこれからという段階に見えます。

そのなかで目を引いたのが、主題歌を理由に挙げる声でした。「日本の俳優ばかりだと聞いて迷っていたけれど、モンストロを聴いてやっぱり行こうと思った」。作品のファンではなく、Adoのファンが背中を押されている。ブラジル側の入口はそこにありました。現地のアニメ情報アカウントも、IMAX版ポスターとあわせて日本公開日と9月10日を並べて伝えています。

主題歌「モンストロ」は、Giga & TeddyLoidが作曲と編曲を、ryo(supercell)が作詞を担当しました。所属事務所のクラウドナインによれば、タイトルはスペイン語で「怪物」の意味で、曲調はラテンのリズム。ポルトガル語なら綴りはmonstroで、ブラジルの人にはほぼそのまま通じる語です。さらに劇中歌「綺羅」は、キタニタツヤさんが手がけたアディダスのサッカー日本代表2026ユニフォームソングでもあります。サッカー漫画の実写映画に、実在の代表ユニフォームの歌まで重ねてある。日本側は音楽のほうから先に固めてきました。

ワールドカップの熱が引いた9月に、ブラジルはこの映画をどう迎えるか

『ブルーロック』は、2018年のワールドカップでの日本代表の敗退を出発点に、300人の高校生から「世界一のストライカー」を1人選び出す物語です。ブラジルは、その日本代表がこの夏に戦った相手でもあります。サッカーを国技のように語る国で、日本のサッカー漫画の実写映画が、大会の記憶がまだ新しいうちに公開される。8月13日という当初の日程には、そこまで含んだ狙いがあったはずでした。

その窓は9月10日にずれました。34日ぶんの遅れは、SNSで先に日本の感想が流れ込む時間でもあります。ただ、現地の投稿を読むかぎり、ブラジル側の入口は作品の評判ではなくAdoの歌のほうにありました。8月7日に配信が始まった「モンストロ」がどこまで届くかが、9月の劇場の入りを左右する。この作品はその順番でブラジルに入っていきます。

編集部
吉沢まこと
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。

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