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【アメリカ】僕のヒーローアカデミア、アニメ10周年を米コミコンが祝う。登壇は日本の声優でなく英語吹き替え版の4人

編集部
Velleity Note 編集部Overseas Reception, Read Straight
公開 2026/07/23
最終更新 2026/07/23
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【アメリカ】僕のヒーローアカデミア、アニメ10周年を米コミコンが祝う。登壇は日本の声優でなく英語吹き替え版の4人

3行サマリー

  • 7月23日、サンディエゴ・コミコンでCrunchyrollがTVアニメ『僕のヒーローアカデミア』放送10周年の記念パネルを開いた
  • 登壇したのはオールマイト役クリストファー・サバットら英語吹き替え版の声優4人。原作漫画は世界累計1億部で、うち約4000万部が海外
  • 日本では山下大輝ら日本人声優が主役だが、アメリカでは吹き替え版の俳優が作品の「顔」になっている

ヒロアカのTVアニメ10周年、祝ったのはアメリカのコミコンと英語版の声優4人

『僕のヒーローアカデミア』のTVアニメが2016年4月の放送開始から10年を迎えた。その節目を最初に大々的に祝ったのは日本ではなく、アメリカだった。配信大手Crunchyrollは7月23日、世界最大級のポップカルチャーの祭典サンディエゴ・コミコン(SDCC)で「My Hero Academia 10th Anniversary Panel」を開催。会場はSDCCの中でも大きなBallroom 20があてられた。原作漫画は2025年末にアニメの最終シーズンが完結し、2026年5月にはエピローグ「MORE」も配信された。物語が一区切りついたあとも、作品は海の向こうで動き続けている。

Crunchyroll発表:登壇は英語版オールマイト、デク、爆豪、轟の4人

元ネタCrunchyroll Celebrates 10 Years of My Hero Academia at San Diego Comic-Con 2026(San Diego Comic-Con Unofficial Blog / 2026年7月9日)

Join Crunchyroll on Thursday, July 23 at 10am in Ballroom 20 as they discuss the award-winning anime with special guests Christopher Sabat, Justin Briner, Clifford Chapin, and David Matranga.

パネルに並んだのは、オールマイト役のクリストファー・サバット、緑谷出久(デク)役のジャスティン・ブライナー、爆豪勝己役のクリフォード・チェイピン、轟焦凍役のデヴィッド・マトランガの4人。全員が英語吹き替え版のキャストで、日本語版のオリジナル声優は名前に挙がっていない。サバットは『ドラゴンボール』のベジータ、『ワンピース』のゾロも演じてきたベテランで、アメリカのアニメファンには顔と声が広く知られている。

アメリカのヒロアカ人気は英語吹き替えが入り口だった

なぜ記念パネルの主役が吹き替えの声優なのか。背景には、アメリカでヒロアカが広まった経路がある。多くのアメリカの若い視聴者は、深夜アニメ枠「Toonami」やCrunchyrollの英語吹き替えで初めてこの作品に触れた。字幕より吹き替えで入るファンが多く、彼らにとってオールマイトの声はサバットであり、デクの声はブライナーだ。原作漫画は2024年4月時点で世界累計1億部を突破し、そのうち約4000万部が日本国外で売れている。日本と海外がほぼ同じ熱量で支える、いまのアニメでは珍しいタイプのヒット作でもある。

日本では声優が山下大輝、アメリカでは声優がサバット。同じ作品でスターが違う

日本の読者からすると、この構図は少し不思議に映るかもしれない。日本でヒロアカの「声優」と言えば、デク役の山下大輝やオールマイト役の三宅健太が思い浮かぶ。イベントに呼ばれ、ファンが会いに行くのも日本人声優だ。ところがアメリカでは、同じキャラクターの「声」として認識され、記念の壇上に上がるのは英語吹き替えの俳優になる。作品は一つでも、現地のファンが「スター」として見る人物が国によって入れ替わる。吹き替え文化が根づいたアメリカならではの現象で、日本のコンテンツが海外でどう受け止められているかを考えるうえでわかりやすい一例だ。

物語が完結しても回り続けるヒロアカ、次に前へ出るのは現地の声か

原作もアニメ本編もすでに完結しているのに、10周年を祝う場が真っ先にアメリカで立ち上がった事実は、この作品が日本発の一過性のブームでは終わっていないことを示している。作品を長く生かすのは原作者や日本の制作陣だけではなく、現地で声を当て、字幕を作り、コンベンションに集まるファンたちでもある。次の10年、日本発のヒーローを海外で前へ運んでいくのは、こうした現地の担い手なのかもしれない。

編集部
Velleity Note 編集部
Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。

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