📊 3行サマリー
- 千葉雄喜が2026年6月1〜6日、ニューヨーク・ロサンゼルス・ホノルルの名門ジャズクラブ「ブルーノート」を回り、各夜2公演ずつ計6ステージをこなした
- 火が付いたのは2024年2月の「チーム友達」。クリス・ブラウン、バン・B、メーガン・ジー・スタリオンら米ラッパーがSNSで次々拡散した
- メーガンの「MAMUSHI」客演で、千葉は日本人として初めてMTV VMAのステージに立っている
🎤 千葉雄喜、米ジャズの殿堂「ブルーノート」を3都市で回った
日本のラッパー、千葉雄喜が2026年6月、アメリカの老舗ジャズクラブ「ブルーノート」を回った。ニューヨーク(6月1日)、ロサンゼルス(6月3日)、ホノルル(6月6日)の順で、各会場とも夜に2公演ずつ。短い滞在で計6ステージを踏んだ計算になる。日本のラッパーが単独でこの規模の米公演を組むのは、そう何度もある話ではない。5月16日にはパサデナのローズボウルで開かれた音楽祭「ZIPANGU」にも出ている。
千葉はかつてKOHH名義で活動し、一度その名前を畳んだあと、本名の千葉雄喜として戻ってきた経歴を持つ。地元・神奈川の言葉そのままのラップで知られる。
📰 CDJapanの特集とブルーノート公式が伝えた米ツアー日程
元ネタ:[JUN 2 Updated] J-POP Goes Global 2026(CDJapan / 2026年6月2日更新)、および Blue Note New York 公演ページ
Yuki Chiba continues to expand his global presence in 2026, with overseas appearances scheduled across North America, Australia, and Europe.
北米のあとは6月にオーストラリア(メルボルン・シドニー)、7月にはベルギー、ロンドン、パリ、ベルリン、スロバキアと欧州デビューが続く。アメリカ一発の話ではなく、年間で大陸をまたいで回る組み方になっている。
🔥 きっかけは2024年の「チーム友達」。米ラッパーが先に見つけた
流れを作ったのは2024年2月の「チーム友達」だ。日本のSpotifyバイラルチャートで首位を取っただけでなく、海を越えて広がった。クリス・ブラウン、バン・B、デューク・デュース、NLEチョッパ、そしてメーガン・ジー・スタリオンといった面々が自分のSNSで曲を流し、リミックスも続いた。バン・Bやデューク・デュースは実際に客演している。
面白いのは、日本側が売り込む前にアメリカのラッパーが先に拾った点だ。歌詞の意味はおそらく大半のリスナーに通じていない。それでも音とノリだけで届いた。言葉の壁を音で越えた、わかりやすい例だと思う。
🇺🇸 「MAMUSHI」からVMAへ。アメリカが千葉を”組む相手”として扱い始めた
決定打はメーガン・ジー・スタリオンの「MAMUSHI」への客演だった。この曲をきっかけに、千葉は日本人として初めてMTVビデオ・ミュージック・アワード(VMA)のステージに立った。アメリカの音楽業界が彼を「一過性の海外ネタ」ではなく、ステージに上げて一緒にやる相手として見た瞬間だ。
今回のブルーノートも、その延長線上にある。ブルーノートはニューヨーク発祥で、ジャズの本流を通してきた箱だ。そこが正規のヘッドライナーとして日本のラッパーを3都市・各夜2公演で迎えた。バズの瞬間風速で呼ばれたというより、客を呼べる名前として扱われた、と読むほうが自然だろう。
🏁 ミームの一発で終わらせなかった2年
2024年に火が付いてから2年。よくある「海外で一瞬バズって消える」コースに乗らず、客演・VMA・単独の米ツアーと足場を一段ずつ積み直してきた。個人的に一番効いていると思うのは、千葉が地元の言葉も日本語のフロウも変えていないことだ。アメリカに寄せにいかず、そのままで通用させた。次は欧州ツアーがどう転ぶか、ここを見ておきたい。

