スティール・ボール・ランOP「SPIN」の海外人気、2週目は2位|米英仏では首位を維持、日本のHot100は41位に上昇

3行サマリー
- Kroi「SPIN」は、日本を除く世界の日本語曲チャートで2週目は2位。首位は「TOKYO DRIFT」が2週ぶりに取り戻した
- 国別チャートではアメリカ・イギリス・フランスの3か国で2週連続の1位。ブラジルは1位から3位に下がった
- 日本のBillboard JAPAN Hot 100では51位から41位に上昇。公式のノンクレジットOP映像は1,673万回に達した
Seriesスティール・ボール・ランOP「SPIN」の海外チャート全2本
Kroi「SPIN」が海外の日本語曲チャートと各国チャートでどう推移しているかを週ごとに追う連載
- 2026/10/9スティール・ボール・ランOP「SPIN」の海外人気|Kroiが海外の日本語曲チャートで初の1位、米英仏ブラジルでも首位
- 2026/10/16スティール・ボール・ランOP「SPIN」の海外人気、2週目は2位|米英仏では首位を維持、日本のHot100は41位に上昇(この記事)
「SPIN」は海外の日本語曲チャートで2位、首位は「TOKYO DRIFT」に戻った
アニメ『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』のオープニング曲、Kroiの「SPIN」は、Billboard JAPANの「Global Japan Songs Excl. Japan」で2位でした。日本を除く200以上の国と地域のストリーミングとダウンロードを集計したチャートで、前週は初の1位を取っています。
集計期間は2026年10月2日〜10月8日です。1位に返り咲いたのはTERIYAKI BOYZ「TOKYO DRIFT (FAST & FURIOUS)」で、首位は通算17回目になりました。前週の首位獲得はKroi「SPIN」、海外の日本語曲チャートで初の1位にまとめています。
首位は1週で終わりましたが、順位を落としたのは総合チャートだけです。国別に見ると、英語圏とフランスでは強さがそのまま残っていました。
Billboard JAPAN「米英仏の3か国で1位をキープ」、ブラジルは3位に
出典:【ビルボード】TERIYAKI BOYZ「TOKYO DRIFT(FAST & FURIOUS)」グローバル・ジャパン・ソングス首位返り咲き ブラクロ/薬屋など歴代主題歌が再浮上(Billboard JAPAN / 2026年10月15日)
出典:【ビルボード】TERIYAKI BOYZ「TOKYO DRIFT (FAST & FURIOUS)」7か国で日本語曲トップ ザ・ウィークエンド効果でアニソン名曲も上昇(Billboard JAPAN / 2026年10月15日)
今週は惜しくも2位に後退したものの、国/地域別チャートではアメリカ、イギリス、フランスの3か国で1位をキープしている。
国別の日本語曲チャート「Japan Songs」で、「SPIN」はアメリカ・イギリス・フランスの1位を2週続けて守りました。前週1位だったブラジルでは3位です。ブラジルの1位は「TOKYO DRIFT」、2位は松原みき「真夜中のドア〜stay with me」でした。
「TOKYO DRIFT」はこの週、インド・ドイツ・南アフリカ・マレーシア・インドネシア・シンガポール・ブラジルの7か国で1位です。映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』の名場面を生成AIで改変するミームが続いていて、前週の5か国から首位の国を2つ増やしました。「SPIN」が首位を明け渡したのは、曲の勢いが落ちたからというより、相手の裾野が広がった結果と見ています。
日本では51位から41位へ、海外が先に火をつけた順番
海外で1位を取った翌週になって、日本のチャートが追いついてきました。Billboard JAPANが10月14日に公開した総合チャート「JAPAN Hot 100」で、「SPIN」は前週の51位から41位に上がっています。アニメ曲だけを集めた「JAPAN Hot Animation」では7位から4位です。
海外が先だった理由は、作品の届き方にあります。『スティール・ボール・ラン』はNetflixで世界に配信されていて、2nd STAGEはNetflixの世界ランキングで8位に入りました。海外の視聴者は配信でOPを聴き、そのままストリーミングで曲を探します。日本の総合チャートはストリーミングに加えてCD売上やラジオ、動画再生なども合算するため、配信だけで聴かれている新曲は順位が上がるまでに時間がかかります。
では、なぜ欧米でここまで強いのか。舞台が19世紀末のアメリカを馬で横断するレースで、Kroiが西部劇風の音にファンクやソウルを混ぜた曲だという点は、前回の記事でも触れました。2週目の国別チャートで首位が残ったのが、まさにアメリカ・イギリス・フランスだったことは、その見立てとよく合っています。
アメリカ本国のチャートにも一度顔を出しました。米Billboardの「Hot Rock & Alternative Songs」で、10月10日付の44位に入っています。Kroiにとって初めての米Billboardチャート入りで、バンドは公式Xで「our first-ever appearance」と報告しました(電ファミニコゲーマー)。ただ、翌週の10月17日付では圏外です。アメリカの総合ロックチャートに居続けるには、アニメの視聴者だけでは厚みが足りなかったということだと思います。
公式OP映像は1週間で約232万回増、MVの伸びがOP映像を上回った
2週目に入っても、YouTubeの再生は止まっていません。Warner Bros. Japan Animeの公式チャンネルにあるノンクレジットOP映像は、10月16日9時(日本時間)の時点で1,673万8,959回再生でした。10月9日9時30分の1,441万6,638回から、1週間で約232万回増えています。
Kroiの公式チャンネルが10月5日に公開したMVは、同じ時点で406万1,610回です。10月9日は171万回だったので、この1週間で約235万回伸び、OP映像の増加分を上回りました。アニメの映像で曲を知った人が、次はバンドのMVを聴きに行っている。そんな流れが数字から読み取れて、個人的にはここが2週目で一番の変化だと受け止めました。
一方で、掲示板の熱は落ち着いてきています。Redditのジョジョ専門コミュニティ r/StardustCrusaders で9月24日に立ったOPの公式スレッドは、10月16日時点で2,958ポイントです。1週間前の2,947ポイントからはほとんど動いていません。代わりに目立つのは、ファンが自分で弾いたピアノアレンジや、ジョニィの過去を織り込んだ英語の替え歌カバーの投稿です。どちらも票数は1桁ですが、「感想を言う曲」から「自分で演奏する曲」に移り始めたのは、OPが定着してきた合図だと思います。
2週目の「SPIN」は首位を譲っても米英仏で1位、次は日本でどこまで上がるか
海外の日本語曲チャートで「SPIN」が首位にいたのは1週だけでした。それでも、アメリカ・イギリス・フランスの国別1位は2週目も変わらず、YouTubeでは公式OP映像とMVを合わせて1週間に460万回以上再生されています。数字を見る限り、海外での勢いは2週目もほとんど衰えていません。
動きが大きいのはむしろ日本側です。Hot 100の41位は、海外の首位から1週遅れで始まった上昇です。「TOKYO DRIFT」のようにミームで広がる曲と違い、「SPIN」はアニメの放送が続く限り毎週新しく聴かれる曲です。次の集計で海外の首位を取り返せるか、日本でトップ40に入るかを、引き続き追いかけます。
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