📊 3行サマリー

  • TWICEのダヒョンが、6月20日に釜山で開かれた「2026グローバルOTTアワード」で、初のドラマ『Love Me』により新人にあたるライジングスター賞を受賞した
  • 『Love Me』は2025年12月から2026年1月にJTBCで放送された家族群像劇。ダヒョンは小説家を夢見て出版社を辞めるヒロイン格、ジ・ヘオンを演じた。スウェーデンのドラマのリメイク
  • TWICEは2026年5月に東京・国立競技場で約24万人を集めた、日本でも屈指の人気グループ。『Love Me』は日本でもU-NEXTなどで配信され、メンバーの俳優挑戦を字幕付きで追えた

📝 TWICEダヒョン、釜山のグローバルOTTアワードでドラマ初挑戦『Love Me』が新人賞

TWICEのダヒョンが、初めて挑んだドラマで俳優としての評価を手にした。6月20日に釜山で開かれた「2026グローバルOTTアワード」で、JTBCドラマ『Love Me』での演技により、新人にあたるライジングスター・オブ・ザ・イヤーを受賞している。ダヒョンはTWICEで歌って踊る9人組のメンバーであり、ドラマの世界では新顔だ。その新顔が、アジアの映像コンテンツを表彰する場で名前を呼ばれた。

📰 TWICE公式が受賞を報告:「初のドラマ『Love Me』でライジングスター賞をいただいた」

元ネタTWICE公式Xによる受賞報告(TWICE公式X / 2026年6月20日)

"With my first drama debut work 'Love Me,' I've been awarded the Rising Star of the Year."(TWICE公式X, 2026年6月20日)

受賞はグループの公式チャンネルを通じて、本人のコメントとともに伝えられた。ダヒョンは「これからもっと良い姿でお返しできるよう頑張る」と書き、初めてのドラマでの受賞に感謝を述べている。『Love Me』はスウェーデンのドラマ(ジョセフィン・ボーネブッシュ原案)を下敷きにした家族群像劇で、2025年12月から2026年1月にかけてJTBCで放送された。中心に立つのはソ・ヒョンジン。ダヒョンはその中で、20年来の友人だった相手(イ・シウ)と恋人になり、小説家を目指して出版社を辞めるジ・ヘオンを演じた。脇に流されない、物語の軸の一つを担う役どころだ。

🔥 アイドルの演技に厳しい韓国で、”演技ドル”の壁とONCEの組織票が交差した受賞

韓国でアイドルが演技に進出すると、まず「演技ドル(연기돌)」という、半ば値踏みのような言葉が付いて回る。歌やダンスの実力とは別の物差しで見られ、最初の数作は粗を探されやすい。ダヒョンの『Love Me』も、放送前は「本業の片手間ではないか」という冷ややかな視線と無縁ではなかった。

ところが回を追うごとに、韓国の視聴者の評価は「思っていたより自然」「セリフの間が悪くない」という方向へ動いた。グループの看板を背負いつつ、群像劇の中では背伸びしすぎない立ち位置に収まったことも、好印象につながっている。今回の受賞は、その積み重ねが外部の賞という形で裏づけられたものだ。

ただし、手放しで「演技力が認められた」と言い切るのは早い。グローバルOTTアワードの一部の部門はファン投票の比重が大きく、TWICEのファンダム「ONCE」が投票を呼びかけて組織的に動いていた。ダヒョンの受賞には、演技そのものへの評価と、世界中のファンを動かせる人気の両方が乗っている。そこを切り分けずに「演技が絶賛された」とだけ書くのは、現地のニュアンスを取りこぼす。

🇯🇵 東京国立に24万人を集めたTWICE、『Love Me』は日本でもU-NEXTで配信された

この話は日本のファンにとっても遠い出来事ではない。TWICEは2026年5月に東京・国立競技場で3公演・約24万人を集め、海外アーティストとして初めて同会場の単独ヘッドライナーを務めたグループだ(過去記事:TWICE東京国立24万人)。日本での動員力は、韓国の女性グループの中でも突出している。

さらに『Love Me』は、韓国国内のTVINGやNetflixだけでなく、日本でもU-NEXTなどで配信された。つまり日本のファンは、ダヒョンが俳優として評価された作品を字幕付きでそのまま追えた。推しがステージを離れてカメラの前に立つ姿を、放送と近いタイミングで見られたわけだ。グループの活動が止まりがちな時期でも、メンバー個人の別の挑戦を日本のファンが同時に共有できる。その環境がすでに整っている、ということでもある。

🏁 アイドルが俳優として認められる速度。デビュー10年を超えたTWICEが示した次の出口

アイドルが俳優として一定の評価を得るまでの速度は、以前より明らかに速くなっている。デビューから10年を超えたTWICEのメンバーが、グループ活動を続けながら別の場所でも名前を残す。それは個人にとっての出口であると同時に、グループの寿命を延ばす設計でもある。ダヒョンの受賞を、ファン投票込みの”話題賞”と見るか、俳優ダヒョンの出発点と見るかは、次の出演作で答えが出る。少なくとも今回、ドラマ初挑戦が空振りに終わらなかったことは確かだ。