📊 3行サマリー

  • 6人組ONFが8年いたWM Entertainmentを離れ、3月に新事務所K&I Entertainmentと契約。6月17日に2ndアルバムPart.2『MY SELF』のタイトル曲「Open The Door」でカムバックした。
  • ところが今週の音楽番組の出演は0本。韓国コミュ「TheQoo」の関連スレはコメント100件を超え、「音楽番組はマネージャーの人脈で決まる」という話で盛り上がっている。
  • ONFは2023年から毎年日本公演を開いていて、2025年11月にも大阪・箕面で単独ライブをやった。事務所の規模がテレビ露出を左右する構図は、日本のファン「FUSE」にも刺さる。

📝 ONF、新事務所K&Iでの初カムバック「Open The Door」が6月17日公開

韓国の6人組グループONF(オンアンドオフ)が、6月17日午後6時に2ndフルアルバムのPart.2『ONF:MY SELF』を出した。タイトル曲は「Open The Door」。この日はソウル・上岩洞のキューブコンベンションでカムバックショーケースも開いている。

ただ、ファンの目が向いたのは曲の中身よりグループが置かれた状況のほうだった。ONFは今年1月にデビューから8年所属したWM Entertainmentと契約を終え、3月にできたばかりの小さな事務所、K&I Entertainmentと専属契約を結んだ。今回はその移籍後はじめての作品になる。タイトル曲「Open The Door」はメンバーのMK(ミンギュン)が自分で作曲していて、迷いや不安を抱えながら前へ進むというコンセプトが、そのまま今の自分たちと重なって見える。

📰 Soompi報道:ONFが新事務所で「未来へのドアを開く」

元ネタWatch: ONF Is Ready To “Open The Door” To The Future In Hopeful Comeback(Soompi / 2026年5月19日)

ONFが新事務所のもとで2ndアルバムPart.2『ONF:MY SELF』のカムバックを発表した、と報じられた。

海外メディアはおおむね「再出発」を前向きに伝えている。その前向きさと、カムバック週に音楽番組へ1本も出られないという現実とのギャップが、いま韓国のファンの間で話題になっている。

🔥 컴백したのに今週の音楽番組はゼロ。TheQooで「音楽番組は人脈勝負」論争

火がついたのは韓国の女性中心コミュニティ「TheQoo」のHOT板だ。「컴백했는데 이번주 음방 아예 하나도 없다는 남돌(カムバックしたのに今週の音楽番組が1本もないボーイグループ)」というスレが立ち、コメントは100件を超えた。話題の主はONFだった。

韓国では新譜を出すと、地上波やケーブルの音楽番組(音放、ウムバン)を1〜2週間まわって曲を露出させるのが、定番のプロモーションになっている。その音楽番組のステージが今週はひとつも組まれていない。そこにファンが反応した。

🇰🇷 韓国ファンの読み:小さな事務所のブッキング力と、W杯による音楽番組の欠放

スレのコメントを読むと、ファンの見立てはだいたい3つに分かれていた。

ひとつは事務所の規模の話。「온앤오프면 이름은 다 알 텐데 소속사 엔터 쪽 처음인가(ONFなら名前は知られてるのに、事務所はこの業界が初めてなのか)」と驚く声や、できたばかりの事務所では音楽番組の枠を取りにいくのが難しいだろう、という同情が目立った。あるコメントはこう書いている。

음방은 매니저가 일을 잘해야 가능한 거라.. 신생이면 어려울 만도 하네(音楽番組はマネージャーがちゃんと動いてはじめて取れる。新しい事務所なら難しくても仕方ない)

ふたつめは前例との比較だ。事務所トラブルを経験した歌手チュウ(CHUU)も、一時期は音楽番組になかなか出られなかった、と引き合いに出すコメントがあった。露出が事務所の体力に左右されるのは、ONFだけの話ではない。

みっつめがタイミング。今は2026年ワールドカップの真っ最中で、「뮤뱅은 월드컵 결방(ミュージックバンクはW杯で放送休み)」と指摘する声があった。番組自体が中継のために飛んでいる週もあり、もともと枠が少ない。先週カムバックしたチームが多くて押し出された、という見方もあった。事務所の弱さと外部要因が重なった、というのが大方の読みになっている。

🇯🇵 日本のFUSEにも届く話:ONFは毎年日本ツアー、露出を決める「事務所力」という共通項

ONFは日本にもファンが多い。ファンダム名は「FUSE」で、2023年「BE HERE NOW」、2024年「SPOTLIGHT」、2025年11月の大阪・箕面公演「THE MAP : STRANGER’S JOURNEY」と、ほぼ毎年日本で単独公演をやってきた。2026年も日本を含むツアーが控えている。今回のアルバムを楽しみにしていた日本のFUSEにとっても、カムバック週にテレビのステージが見られないのは寂しい。

そして「露出は事務所の力で決まる」という構図には、日本のアイドルファンにも覚えがあるはずだ。日本でも、年末の歌番組や音楽特番に出られるかどうかは曲の良し悪しだけでなく、事務所の交渉力や枠の押さえ方が効いてくる。グループが大手を離れて自分たちの城を構えると、自由は増える代わりに、テレビ露出のパイプを一から作り直さないといけない。ONFの今は、その移行期のリアルな一場面だ。

🏁 まとめ:アイドルが「番組に立つ」当たり前を支える、事務所というインフラ

新譜を出して音楽番組に立つ。ファンには当たり前に見えるこの流れが、じつはマネージャーの人脈やブッキングの体力という、目に見えないインフラに支えられている。ONFのカムバックは、そのインフラを大手から引き継げなかったグループが何にぶつかるのかを、はからずも見せた。曲の評判は悪くない。ここから自前のパイプをどう太くしていくかが、新生ONFの最初の宿題になる。