FLOWのNARUTOワールドツアー|海外47都市48公演で6.2万人。日本公演なしで完走、次は2027年1月の東京から

3行サマリー
- FLOWの「NARUTO THE ROCK」ツアーが11月6日のクアラルンプール公演で終わり、47都市48公演で約6万2,000人を集めました
- 公式の日程表では欧州13公演、北米17公演、中南米8公演、アジア・オーストラリア10公演。1公演あたりに直すと約1,300人です
- 48公演に日本の会場はなく、次の「ONCE IN A CENTURY」ツアーは2027年1月29日の東京公演から始まります
SeriesFLOW NARUTO THE ROCK ワールドツアー全2本
FLOWがNARUTOの主題歌で海外を回るワールドツアーの動員と日程を追う連載
- 2026/9/30【台湾】FLOWのNARUTOツアー、台北10月18日公演が完売。アジア公演は7から10に増え、日本公演は予定なし
- 2026/11/8FLOWのNARUTOワールドツアー|海外47都市48公演で6.2万人。日本公演なしで完走、次は2027年1月の東京から(この記事)
FLOWのNARUTOツアー、1年かけて海外48公演を回り約6万2,000人
ロックバンドFLOWは11月6日、マレーシア・クアラルンプールのJioSpaceで「FLOW WORLD TOUR “NARUTO THE ROCK”」の最終公演を行いました。2025年10月のロンドンから始まったツアーは約1年で47都市48公演に及び、発表によると動員は約6万2,000人を超えました。
ツアーの名前どおり、軸は『NARUTO -ナルト-』シリーズの主題歌です。最終公演では「GO!!!」「GOLD」「Sign」を含む15曲を演奏し、現地の観客が日本語で一緒に歌ったと発表されています。
9月の時点で当サイトは台北公演の完売とアジア公演の追加を取り上げました。今回はそのツアー全体の結果です。
FLOW側が発表、最終公演で4年ぶりのアルバムと2027年ツアーも告知
出典:ロックバンド・FLOWが、マレーシア・クアラルンプール公演にて約1年に及ぶワールドツアーを完走!(PR TIMES / 2026年11月7日)
出典:FLOW 自身最大規模のワールドツアー完走 4年ぶりフルアルバムと来年の新たなワールドツアー開催も発表(デイリースポーツ / 2026年11月7日)
クアラルンプール、忘れることのない素晴らしい夜をありがとう!
ボーカルのKOHSHIさんは終演時にこう呼びかけました。同じ日の公演で、約4年ぶりのオリジナルフルアルバム『ONCE IN A CENTURY』を11月26日に出すことと、2027年の新しいワールドツアー「FLOW WORLD TOUR 2027 “ONCE IN A CENTURY”~ANIME THE MAX!!!~」を開くことも発表しています。
公式日程を数えると、北米17公演が最多。メキシコだけで5都市
ツアーの公式ページに載っている日程を地域ごとに数えると、一番多いのは北米の17公演でした。予定されていた18公演のうち、11月23日のクリーブランド公演は中止になっています。
- 欧州:13公演(2025年10〜11月)。ロンドン、パリ、ベルリン、ミラノ、バルセロナなど11カ国
- 北米:17公演(2025年11〜12月)。米国14公演、カナダ3公演
- 中南米:8公演(2026年6〜7月)。チリ、アルゼンチン、ペルーと、メキシコの5都市
- アジア・オーストラリア:10公演(2026年9〜11月)。香港、シンガポール、バンコク2公演、台北、マニラ、メルボルン、シドニー、ソウル、クアラルンプール
回った国と地域は25に上ります。約6万2,000人を48公演で割ると1公演あたり約1,300人で、会場もロンドンのO2 Forum Kentish Townやニューヨークのパラディウム・タイムズスクエアのように、ホールやライブハウス級が中心でした。アリーナを数日で埋める形ではなく、中規模の会場を数多く回って各地のファンに直接届ける組み方です。
アジア編では、公式ページで香港、バンコク初日、台北、マニラの4公演に「SOLD OUT」が付いています。バンコクは2日目が後から追加されました。
なぜ20年前の主題歌で海外を回れるのか。NARUTOが「最初のアニメ」だった世代
このツアーが成り立つのは、海外では『NARUTO』が多くの人にとって最初に夢中になった日本のアニメだからです。「GO!!!」は2004年に放送された第1作のオープニングで、当時子どもだった視聴者はいま20〜30代になり、自分でチケットを買える年齢になっています。
もう一段掘ると、FLOWの側にもこの層に向けた積み上げがあります。海外の配信やアニメイベントで主題歌を歌ってきた実績があり、2026年1月には国際交流基金の催しでコートジボワールのアビジャンに立ち、日本のバンドとして五大陸でのライブを達成したと発表しています。新曲よりも「あの頃の主題歌を生で聴ける」ことを前面に出した結果、欧州でも中南米でも同じ曲で客席が埋まりました。個人的には、新曲ではなく思い出の主題歌を看板にした判断が、この1年を支えたと受け止めています。
海外ファンの掲示板r/Narutoには、シアトル、トロント、ダラスなど公演地ごとに「行く人はいるか」「どうだったか」というスレッドが立ちました。チケット代だけでなく、ミート&グリートに払う価値があるかを相談する投稿もあり、一夜のために出費を見比べるファンの姿が印象的でした。
日本のファンは見られなかった48公演、次は2027年1月29日の東京から
48公演の日程には、日本の会場が1つもありませんでした。9月の時点でもアジア公演は7から10に増えましたが、日本は対象外のままでした。日本のアニメの主題歌を歌う日本のバンドが、1年間を海外のファンのために使ったことになります。
次のツアーは様子が変わります。2027年のツアーは1月29日の東京公演から始まり、国内と海外の両方で開く予定です。タイトルにも「ANIME THE MAX!!!」とアニメを掲げており、日本のファンもNARUTOツアーで固めた構成を国内で見られる見込みです。
FLOWの1年は、アニメ主題歌が海外で「一晩のライブ」になると示した
FLOWのNARUTOツアーは、日本で発表された主題歌が20年かけて海外のファンの思い出になり、それを目当てに約6万2,000人が会場へ足を運んだ記録です。米津玄師さんやKing Gnuのように新曲で海外チャートを動かす道とは別に、長く放送されたアニメの主題歌で世界の中規模会場を回る道があると数字で示しました。11月26日のアルバムと東京から始まる2027年のツアーで、日本のファンもようやくこの構成に触れられます。
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