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【アメリカ】実写版NARUTOが正式始動、ソニーが共同出資し北米以外を配給。撮影は2027年春から

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【アメリカ】実写版NARUTOが正式始動、ソニーが共同出資し北米以外を配給。撮影は2027年春から

3行サマリー

  • ライオンズゲートの実写版『NARUTO』に正式なゴーサインが出て、撮影は2027年春に始まる予定です
  • ソニーが共同出資し、北米以外の配給を担当。複数スタジオが競り合ったと米ハリウッド・リポーターが報じています
  • 原作の累計は60以上の国と地域で2億5,000万部超。米Redditの投稿には11月4日朝の時点で490票が集まりました

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Seriesハリウッド実写版NARUTO全2本

ライオンズゲートとソニーが手がけるハリウッド実写版NARUTOの、キャスト・製作・公開までの動きを追う連載

  1. 2026/8/22【アメリカ】実写版NARUTOのカカシ役でチャールズ・メルトンが最終交渉。海外の最多431票は「ザブザ役が良かった」、日本の見出しは「神キャスティング」
  2. 2026/11/4【アメリカ】実写版NARUTOが正式始動、ソニーが共同出資し北米以外を配給。撮影は2027年春から(この記事)

実写版NARUTOが正式始動、ソニーは共同出資と北米以外の配給を担当

米ライオンズゲートが進める実写映画『NARUTO』に正式なゴーサインが出ました。米業界誌ハリウッド・リポーターが11月3日(日本時間11月4日0時)に独占で報じています。

同誌によると、ソニー・ピクチャーズが製作費を共同で出し、北米以外の国と地域での配給を担当します。北米の配給と、企画・製作の主導権はライオンズゲートに残ります。撮影は2027年春に始まる予定です。

監督は『スパイダーマン:ブランニューデイ』のデスティン・ダニエル・クレットン氏。脚本とプロデュースも兼ねます。同誌は、ソニーとの契約が複数スタジオの競合を経て決まったとしています。

8月には、はたけカカシ役でチャールズ・メルトン氏が最終交渉に入ったと報じられていました(8月22日の記事)。今回の報道でも、出演が取り沙汰されている俳優はメルトン氏だけで、扱いは「交渉中」のままです。

ハリウッド・リポーターの独占報道、ライオンズゲートとソニーのトップが声明

出典:Sony Partners With Lionsgate on Destin Daniel Cretton’s ‘Naruto’ Movie (Exclusive)(The Hollywood Reporter / 2026年11月3日)

出典:Hollywood Reporter: Sony to Co-Finance, Distribute Live-Action Naruto Film; Production to Begin in Spring 2027(Anime News Network / 2026年11月3日)

Lionsgate has now officially greenlit the project.

ハリウッド・リポーターの記事には、両社トップの声明も載っています。ライオンズゲート映画部門のアダム・フォーゲルソン会長は、ソニーについて「マンガとアニメへの深い知見と、世界に届ける配給力がある」とし、NARUTOにとって理想の相手だとコメントしました。

ソニー・ピクチャーズ映画部門のトム・ロスマン会長は、ライオンズゲートが「一級の映画化企画をまとめ上げた」と評価しています。あわせて、この夏にクレットン監督と組んだ作品の成功にも触れました。

クレットン監督も声明を出し、自身を長年のNARUTOファンだと述べています。岸本斉史氏を「岸本先生(Kishimoto-sensei)」と呼び、「ファンが愛するものをすべて映像に収める」とコメントしました。

なぜソニーだったのか:監督との契約と、クランチロールを持つ日本企業

ソニーが選ばれた理由として、ハリウッド・リポーターは2つの下地を挙げています。

1つ目は監督とのつながりです。クレットン監督は9月にソニーと3年間の優先契約(ファーストルック契約)を結んでいます。同誌によると、監督の前作『スパイダーマン:ブランニューデイ』の世界興収は25億ドルでした。

2つ目はアニメ配信の基盤です。同誌は、ソニーが日本に本社を置き、アニメ配信最大手のクランチロールを傘下に持つ点を挙げています。

では、なぜ主役も決まらないうちに大手2社が組んだのか。同誌はNARUTOを「世界的な広がりと人気を持つ、ごく一部の作品群」に入れています。原作マンガは60以上の国と地域で累計2億5,000万部を超え、アニメは145以上の国と地域で放送・配信されました。北米の外に観客の大半がいる作品だからこそ、撮影前の段階で世界配給の相手を固めたと考えられます。

まだ決まっていないこと:日本の公開日と、ナルトら主役3人

日本での配給と公開日は、まだ発表されていません。北米以外の配給をソニーが担うため、日本もソニー・ピクチャーズ側の担当になる可能性が高いと見ています。ただ、日本の扱いについて両社からの発表はまだありません。

キャストも固まっていません。うずまきナルト、うちはサスケ、春野サクラの3人は世界規模のオーディションを続けています。公開時期も示されていません。

報道で確定したのは「正式なゴーサイン」「ソニーの共同出資と北米以外の配給」「2027年春の撮影開始」の3点です。それ以外は、今後の発表を待つ段階です。

米Redditは490票、「次のハリー・ポッターか、ドラゴンボール エボリューションか」

海外ファンの受け止めは、期待と警戒がほぼ半々でした。米Redditの映画板r/moviesに立った報道紹介の投稿には、11月4日7時30分(日本時間)の時点で490票、コメント180件が集まっています(r/moviesの投稿)。

最も票を集めたコメント(339票)は、この映画は「次の『ハリー・ポッター』になるか、次の『ドラゴンボール エボリューション』になるかのどちらかで、中間はない」というものでした。『ドラゴンボール エボリューション』は2009年のハリウッド実写版で、海外では失敗作の代名詞として語られています。

ほかには「頼むから駄作にならないでくれ」と3回繰り返すコメントや、「ジャンプ作品の実写化で成功したのはワンピースくらい」と懐疑的な声が目立ちました。一方で、「ソニーはクランチロールとアニメの配給権を持っているから、宣伝の連携がしやすくなる」と、ソニーの参加を前向きに見る声もありました。期待の大きさと失敗への不安が、同じ熱量で語られているのが印象的でした。

同じ板では、3か月前に「撮影は2027年前半」と伝えた投稿が1,782票を集めていました。今回の490票はそれより少ない数字です。撮影時期そのものはすでに知られていたため、目新しさは「ソニーの参加」に絞られたと見られます。

ソニーの参加で、実写NARUTOは「ハリウッドの1作品」から世界配給の大作へ

今回のニュースの中心は、ライオンズゲート単独の企画だった実写版NARUTOに、日本に本社を置くソニーが資金と北米以外の配給で加わったことです。製作は2027年春に始まります。

日本のファンにとって次に気になるのは、日本の公開日と主役3人のキャストです。どちらも発表はまだですが、北米以外の配給がソニーに決まったことで、日本での公開を誰が担うかの見通しは立ちやすくなりました。

原作を読んで育った世代としては、期待半分、心配半分というのが正直なところです。カカシ役の正式決定や主役3人の発表があり次第、続報をお伝えします。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。