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【中国】原神と崩壊スターレイルが初めて同じステージに。日本でも人気の中国産ゲーム7本の上海公演を4500万人が同時視聴

編集部
Velleity Note 編集部Overseas Reception, Read Straight
公開 2026/07/21
最終更新 2026/07/21
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【中国】原神と崩壊スターレイルが初めて同じステージに。日本でも人気の中国産ゲーム7本の上海公演を4500万人が同時視聴

3行サマリー

  • Bilibiliの音楽イベント「BML2026」が7月11・12日に上海で開かれ、『原神』『崩壊:スターレイル』『鳴潮』など中国産ゲーム7作品が初めて同じステージに立った。
  • チケットは事前登録11万人で即完売。12日の生配信は予約9万3000人超、ピーク時の同時視聴が4500万人に達した。
  • 7作品はすべて日本語版があり日本でも配信中。BMLの日本版は2022年、幕張メッセで日本のアニソン歌手10組を並べていた。

競合7タイトルが1つのステージに立った、BML14年目で初めての夜

中国の動画サイトBilibiliが毎年開いている音楽イベント「BILIBILI MACRO LINK」(BML)が、2026年は中身をまるごと入れ替えた。7月11日と12日の2晩、上海国家会展中心・虹館EHで開かれた「BILIBILI MACRO LINK-PLAY! 2026」は、中国産のアニメ調ゲーム7作品を1つの舞台に集めた回になった。

並んだのは『崩壊:スターレイル』『原神』『ゼンレスゾーンゼロ』(miHoYo)、『鳴潮』(KURO GAMES)、『アークナイツ』『アークナイツ:エンドフィールド』(Hypergryph)、そして『アズールレーン』。運営も違えば、プレイヤーの課金先を奪い合っている相手同士でもある。それが同じ日に同じステージへ上がった。BMLは14年続いているが、この組み合わせは初めてだ。

Bilibili公式発表:事前登録11万人、生配信のピーク同時視聴は4500万人

元ネタBML2026、中国を代表するアニメ調ゲームシリーズの豪華な顔ぶれが集結(Bilibili/共同通信PRワイヤー / 2026年7月15日)

Bilibiliでは販売開始前に11万人を超える人々がチケット購入の事前登録を行い、発売後、チケットはほぼ即座に完売しました。

12日の公演はBilibili公式アカウントで生配信され、配信予約は9万3000人を超えた。ピーク時の同時視聴者数は4500万人。フィナーレの「LINK START!」では、7作品の代表曲を4つのテーマ別パートにまとめた交響組曲が演奏された。中国の情報サイトJPbetaによれば、この演奏を担当したのはB站で活動するUP主たちが組んだ楽団だという。

中国メディアは「二次元ゲーマーが和解した」と書いた

現地の反応で目立ったのは、演目の中身より「壁が消えた」という書かれ方だった。騰訊新聞は記事の見出しに「一生に一度は泣くコンサート、二次元ゲーマーたちを和解させた」と付けている。JPbetaも、競合と競合、プレイヤーとプレイヤー、コミュニティとコミュニティの間には多かれ少なかれ壁があるとしたうえで、それを1つにまとめたBML-PLAYを「不思議な大舞台」と評した。

公式リリースが拾った視聴者コメントも同じ方向を向いている。「これらの楽曲がこれほど自然に溶け合うとは思いませんでした」「公演のハイライトでした。すべてのゲームが同じステージにそろっていました」。中国語圏で最も語られたのは、歌手の譚晶が『崩壊:スターレイル』の主題歌「何者」を歌ったパートだった。

ただ、和解したのはプレイヤーの気分の話で、運営各社が手を組んだわけではない。翌日にはガチャの引き当て報告でまた殴り合っている。一晩で壁が消せるプラットフォームを持っているのはBilibiliだけ、という事実のほうが実務的には大きい。

日本語版も日本の声優もある7本、日本のプレイヤーはほぼ全部を触っている

この7本は、日本のスマホゲーム市場でもほぼ全部が現役だ。『原神』『崩壊:スターレイル』『ゼンレスゾーンゼロ』はいずれも日本語版があり、日本語ボイスは日本の声優が当てている。『アズールレーン』にいたっては2017年に日本で先に跳ねた中国産ゲームで、「中国のゲーム」という意識すら薄い人が多い。『鳴潮』は8月22日に東京ガーデンシアターで公演を控えている。

比較にちょうどいいのが、BMLの日本開催だ。2022年7月17日、千葉・幕張メッセのイベントホール(最大9000人)で「BILIBILI MACRO LINK – STAR PHASE 2022」が開かれた。チケットは8800円、出演は内田真礼、内田雄馬、ウマ娘 プリティーダービー、GRANRODEO、T.M.Revolution、May’n、Liella!ら10組。日本のアニソン勢を並べる構成だった。あれから4年、同じブランドのイベントが中国産ゲーム7本だけで4500万人を集めている。日本のアニソンフェスから借りてきた形式に、中身だけ自国IPが入った。

コンサートはガチャの次の稼ぎ方になった。日本のメーカーはまだ7社同時にはやれない

Bilibili自身がリリースで書いているとおり、ライブ公演はACGNシリーズがファン層を広げ、ゲーム本編の外で価値を作る手段になっている。ガチャの売上だけを追っていた中国のアニメ調ゲームが、コンサートという別の出口を見つけた。それがこの2晩の中身だ。

日本のゲーム会社にとっては目新しい話ではない。オーケストラコンサートも音楽イベントも昔からやってきた。ただ、競合7社が競争を脇に置いて同じ舞台に乗るところまでは、日本ではまだ見たことがない。同じ座組みを日本でやろうとすると、たぶん権利処理で1年溶けると思う。

編集部
Velleity Note 編集部
Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。