【アメリカ】カプコン、東京ゲームショウの出展が6本から12本に。後から入ったバイオハザードは新作ではなく30周年企画3件

3行サマリー
- カプコンは2026年9月16日23時(日本時間)の配信番組「カプコンスポットライト|TGS 2026」でバイオハザードの新作を発表せず、示したのは30周年の企画3件だった
- 公式の東京ゲームショウ2026特設サイトの出展枠は、9月2日時点の6枠から9月17日時点で12枠に増え、増えた5枠のうち1枠がバイオハザードだった
- 同じ時点で英語版(US)と繁体字版はどちらも11枠。日本語版にだけ「ファミリーゲームパーク」の枠がある
Seriesカプコン 東京ゲームショウ2026全2本
カプコンの東京ゲームショウ2026出展ラインアップと、公式特設サイトの言語・地域版ごとの差を継続して追う連載。
- 2026/9/2【アメリカ】カプコン、東京ゲームショウの出展は6タイトル。公式サイトは15言語で、日本語版だけバイオハザードの名前がある
- 2026/9/17【アメリカ】カプコン、東京ゲームショウの出展が6本から12本に。後から入ったバイオハザードは新作ではなく30周年企画3件(この記事)
カプコンスポットライトでバイオハザードの新作発表はなく、出たのは30周年の展示会・USJの迷路・欧米コンサートの3件
カプコンは2026年9月16日23時(日本時間)、YouTubeの公式チャンネルでオンライン番組「カプコンスポットライト|TGS 2026」を配信しました。中心に据えられたのは『モンスターハンターワイルズ:アセンダンス』です。シリーズでおなじみの古龍テオ・テスカトルが復活し、新要素「ブーストブレイサー」も公開されました。発売は2027年の予定ですが、具体的な日付はこの番組でも出ていません。
そして、9月2日時点の出展ラインアップに名前がなく、カプコン側の意図が読めなかったバイオハザード。ここについては新作ゲームの発表がありませんでした。番組で示されたのは30周年にまつわる3件です。東京で2026年10月30日から12月24日まで開く展示会「The World of Resident Evil 30th Anniversary Exhibit」、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのホラー迷路「Resident Evil Requiem: The Dive」、そして欧米各地で行う30周年コンサート。あわせて、公式サイト「Capcom Town」でクラシック作品23本を2026年11月1日まで無料公開することも決まりました。3件とも「その場に行って体験するもの」で、家で遊べる新作はひとつもありません。ここは正直、少し肩透かしに感じました。
そのほかでは、Nintendo Switch 2版『モンスターハンターワイルズ』の発売日が2026年12月4日と示されました。カプコンとTiMi Studio Groupが手がけるスマートフォン向けオープンワールド『モンスターハンター アウトランダーズ』はトレーラーが初公開され、事前登録も始まっています。『ロックマン: デュアル オーバーライド』はブルースの詳細、『ストリートファイター6』はアルジュンの参戦日が2026年10月13日。『ドラゴンズドグマ 2:ダークアリズン』は新しいストーリートレーラーが出て、発売は2026年10月9日です。
出典はファミ通の速報記事と、カプコン公式の東京ゲームショウ2026特設サイト
出典:『モンハンワイルズ:アセンダンス』新映像公開。古龍テオ・テスカトルが復活、TGSのプレイアブル試遊でも挑める【カプコンスポットライト】(ファミ通.com / 2026年9月16日)
出典:カプコン 東京ゲームショウ2026 特設サイト(カプコン / 2026年9月17日確認)
『モンスターハンターワイルズ:アセンダンス』は、東京ゲームショウ2026(TGS2026)で世界初となるプレイアブル出展。
番組のアーカイブはカプコン公式チャンネルで公開されています。なお、これ以降に出てくる出展枠の数と各言語版の差は、本サイトが2026年9月17日6時台(日本時間)に特設サイトを自分で取得して数えたものです。
特設サイトの出展枠は9月2日の6枠から12枠へ。後から入ったバイオハザードは既発売3本のSwitch 2版だった
本サイトは2026年9月2日に、カプコンの東京ゲームショウ2026特設サイトが15の言語・地域版を持ち、日本語版の出展枠は6本で、そこにバイオハザードの名前がないことを記事にしました。あのときは「隠しているのか、そもそも無いのか」が判断できず、宿題として残していたところです。放送を経た9月17日6時台に同じページを取り直すと、日本語版の出展枠は12に増えていました。
9月2日から増えた5枠は、「Nintendo Switch 2 版 モンスターハンターワイルズ」「Nintendo Switch 2 版 バイオハザード」「モンスターハンター アウトランダーズ」「映画『ストリートファイター/ザ・ムービー』の展示」「ファミリーゲームパーク」でした。このうちバイオハザードの枠に並ぶのは『バイオハザード RE:2 Z Version デラックスエディション』『バイオハザード RE:3 Z Version』『バイオハザード RE:4 ゴールドエディション』の3本。いずれも既発売作品のNintendo Switch 2版です。
つまり、9月2日に「ない」と見えていたバイオハザードは、その後に枠として追加されていた。ただし中身は移植と30周年のイベント群で、番組の内容とも食い違いません。伏せていたのは新作ではなく、単に出展の確定が遅れていた枠だった、と読むのが自然です。
英語版と繁体字版は11枠。日本語版にだけあるファミリーゲームパークと、東京マルイの18歳以上限定ページ
同じ9月17日6時台に英語版(US)と繁体字版も取得したところ、どちらも出展枠は11で、日本語版より1つ少ない状態でした。日本語版にだけあるのは「ファミリーゲームパーク」です。会場はTKP東京ベイ幕張ホールと書かれています。
差は枠の数だけではありません。「バイオハザード×東京マルイ シューティングレンジ」は日本語版だけが独立したページを持ち、18歳以上・身分証明書の提示が必要・子供連れの入場不可という条件と、体験者全員への2027年コラボカレンダー配布まで書かれています。英語版は「Shooting Range」、繁体字版は「射撃場」のタブがあるだけで、パートナー名も「TOKYO MARUI Co., Ltd」とだけ。9月2日に見たときの構図がそのまま残っていました。
表記の作り分けも続いています。英語版と繁体字版はいずれも「Resident Evil」表記のみで、「Biohazard」「生化危機」は出てきません。ロックマンの画像ファイルも英語版は「Mega Man」、アジア版は「ROCKMAN」のまま。なお繁体字版のURLはzh-twからzh-hantへ移っており、旧URLは404を返します。
ステージの扱いも日本語版に寄っています。ステージは9月19日のDAY1から9月21日のDAY3まで、各日10時20分開始でライブ配信される予定ですが、ステージ詳細のページがあるのは日本語版だけ。英語版と繁体字版にはステージのタブ自体がありません。優待試遊の募集も日本語版で「募集は終了しました」に変わっていて、この告知はもともと英語版と繁体字版に置かれていませんでした。新しく加わったのは9月21日23時59分までの「みんなで観ようキャンペーン」くらいです。
ここは率直に不親切だと思います。東京ゲームショウには海外から来場する人も相当数いて、ステージの時間割や年齢制限のある企画の条件こそ、事前に現地語で知りたい情報のはずです。番組を15の言語・地域版で受け止めさせておきながら、会場に関わる部分だけ日本語に閉じているのは、設計としてちぐはぐに映ります。
東京ゲームショウ2026は9月21日まで。バイオハザードで動いたのは新作ではなくイベント側だった
9月2日にバイオハザードの名前が出展ラインアップになかったのは、新作を伏せていたからではありませんでした。カプコンがこのタイミングで用意していたのは、既発売作品のNintendo Switch 2版と、30周年のイベント群です。特設サイトの枠は放送の前後で6から12に増えましたが、増えた分に完全な新作は含まれていません。
その一方で、日本語版だけが厚い状態は9月2日から変わっていません。会場の企画も、ステージの詳細ページも、18歳以上限定のシューティングレンジの条件も、日本語版にしか置かれていない。『モンスターハンターワイルズ:アセンダンス』の世界初プレイアブルも、東京ゲームショウ2026のカプコンブースで行われます。海外のファンが番組で受け取れるのは映像まで。その先の実物に触れられるのは日本にいる人だけ、という構図です。会期は9月21日まで。会場から何が出てくるかは、ここから先の話になります。
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