📊 3行サマリー
- 韓国NCの新作MMO『AION2』が2026年9月、SteamとPURPLEで全世界同時配信。日本でも特設サイト第2弾と事前登録が6月6日に始まった
- 韓国・台湾では2025年11月19日に先行サービス開始済み。台湾版は基本機能だけで月5,000円前後、衣装や進行有利パスまで含めると月5,000〜15,000円という報告が出ている
- 全8クラス・空中戦が売りで映像の評価は高い一方、海外勢は「Pay to Win」を警戒。日本のアイオン1経験者にとっても課金設計が西側でどう変わるかが焦点
📝 NCの『AION2』、9月にSteamとPURPLEで全世界配信が決定
韓国のNC(旧NCSoft)が、看板MMORPGの続編『AION2(アイオン2)』を2026年9月にPC向けでグローバルリリースすると発表しました。配信プラットフォームはSteamと、NC独自のクロスプラットフォーム「PURPLE」。ジャンルはクロスワールドMMORPGで、価格は基本プレイ無料(一部アイテム課金あり)です。全8クラスに加え、ソロ用・4人用・8人用のダンジョン、自由な飛行と空中戦を組み合わせたアクションバトルが軸になります。
日本では運営をエヌ・シー・ジャパン(東京・六本木)が担い、発表と同時に日本版特設サイトの第2弾を公開、事前登録の受付を始めました。事前登録者にはゲーム内コンパニオンペット「パガティ」が確定で配られ、4種類のなかからもう1体を選べます。
📰 NCジャパン発表:Summer Game Festで新トレーラー、日本で事前登録スタート
元ネタ:『AION2』2026年9月PC向けにグローバルリリース決定!事前登録を開始!(エヌ・シー・ジャパン株式会社プレスリリース / 2026年6月6日)
NCは(中略)『AION2』を、2026年9月にSteamおよびNC独自のクロスプラットフォーム「PURPLE」にてグローバルリリースすることを発表しました。
新トレーラーが公開されたのは、現地時間6月5日にロサンゼルスで開かれたゲーム見本市「Summer Game Fest 2026」。映像では繊細なグラフィック、自由な飛行、空中戦、スピード感のあるバトルが前面に出ていました。NCはあわせて報道関係者向けのクローズドデモも実施し、9月の配信に向けて段階的に情報を出していく構えです。
🔥 先行の韓国・台湾は月額最大1.5万円の課金に失望、Pay to Win批判が西側にも飛び火
盛り上がる映像評価の裏で、海外のMMOコミュニティは課金設計に身構えています。『AION2』は韓国と台湾で2025年11月19日にすでにサービスを始めており、その内容が「先行レビュー」として世界中に伝わっているからです。
現地プレイヤーや海外メディアが繰り返し挙げているのは、課金の重さです。台湾版では基本的な機能を快適に使うだけで月5,000円ほどかかり、衣装や進行が有利になるパスまで積むと月5,000〜15,000円に達したという報告が出ています。プレミアム通貨を使うシーズン制のバトルパスとキャッシュショップも用意され、欧米のMMOファンが最も嫌う「Pay to Win」に映る、という声が根強い。おまけに韓国・台湾ではローンチ時にサーバー混雑とログイン障害が相次ぎ、第一印象も決していいとは言えませんでした。
グローバルPC版そのものは基本プレイ無料をうたっていますが、6月時点で欧米向けのキャッシュショップ・会員・バトルパスの正式な価格はまだ公表されていません。海外勢の評価が「グラフィックは楽しみ、でも課金は警戒」で割れているのは、この未確定さが大きい。NCが先行地域の不満をどこまで西側仕様に手直しするかが、配信前最大の関心事になっています。
🇯🇵 アイオン1を遊んだ日本のMMO層が問う「課金はどこまで西側基準になるのか」
日本にとって『AION2』は、単なる海外産の新作ではありません。前作『アイオン』はNCジャパンが長く運営し、国内のPC向けMMORPGとして根強いファンを抱えてきたタイトルです。その続編が日本語対応・日本での事前登録つきで全世界配信に乗るというのは、当時遊んでいた層にとって素直に大きなニュースです。
一方で、日本のMMOプレイヤーが見ているポイントも海外と重なります。事前登録の特典やSNSキャンペーン(最大1万円分のデジタルギフトが当たる施策)で入口は賑わっていますが、長く遊ぶうえで本当に問われるのは月々いくらかかるか。先行地域で報じられた月額構造がそのまま日本に持ち込まれるのか、それとも基本無料の看板にふさわしい設計に直してくるのか。日本版の価格表が出るまで、様子見を決め込む声は少なくありません。
🏁 グラフィックは高評価、勝負は9月に出る「課金の中身」が握る
つまり『AION2』の評価は、ゲーム本体の出来ではなく価格設計で決まりかけている、ということです。映像と空中戦は世界的に好感を持って迎えられ、Steamのウィッシュリストも動いている。それでも先行地域の月額最大1.5万円という数字が一人歩きし、期待と警戒が同居したまま9月を迎えようとしています。NCが配信前に提示する課金の中身が、このMMOの初動を大きく左右することになりそうです。


