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【世界15カ国】KLab『僕のヒーローアカデミア UNITED SURVIVAL』、日本の無料ランキングは2週間で3位から160位へ。香港だけ74位で持ちこたえた

編集部
吉沢まことVelleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
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【世界15カ国】KLab『僕のヒーローアカデミア UNITED SURVIVAL』、日本の無料ランキングは2週間で3位から160位へ。香港だけ74位で持ちこたえた

3行サマリー

  • KLabの『僕のヒーローアカデミア UNITED SURVIVAL』は、日本のGoogle Play無料ランキングで8月10日に3位。最新の取得日である8月23日は160位まで下がりました。
  • 同じ2週間で香港は3位から74位、台湾は11位から125位。落ち方がいちばん緩やかだったのは香港です。
  • 香港のApp Storeゲーム無料では8月7日から11日まで5日続けて1位。配信18日目の8月23日も23位に残っています。

当サイトは、15の国と地域のアプリ順位を毎日1回記録しています。8月上旬にいちばん大きく動いたのが、KLabが8月6日に配信を始めた『僕のヒーローアカデミア UNITED SURVIVAL』(略称ヒロサバ)でした。配信直後の様子は8月10日の記事に書いています。あれから2週間ぶんの記録が溜まったので、続きを書きます。順位の落ち方が国ごとにこれだけ割れるとは、正直なところ思っていませんでした。

日本の無料ランキングは3位から160位、香港は3位から74位。同じ2週間で下げ幅が2倍以上開いた

Google Playの「無料ダウンロード」ランキングで、ヒロサバの順位はこう動きました。日本は8月10日が3位、8月13日が9位、8月15日が26位、8月16日が53位、8月17日が66位。8月20日の83位まではゆるやかで、そこから8月21日に127位、8月22日に145位、8月23日に160位と、最後の3日でまとめて落ちています。2週間で157位ぶんの下げ幅でした。

香港は同じ8月10日が3位。8月16日に11位、8月20日に20位、8月23日で74位です。台湾は8月10日の11位から8月23日の125位。同じ日に配信されて同じ日に上位へ入ったのに、2週間後の位置は74位・125位・160位と、きれいに割れました。

国・地域App Storeゲーム無料で1位だった日数8月23日のGoogle Play無料8月23日のApp Storeゲーム無料
日本4日(8月6日から9日)160位25位以内の記録なし(最後は8月16日の24位)
香港5日(8月7日から11日)74位23位
台湾0日125位25位以内の記録なし(最後は8月13日の19位)
残る12の国と地域0日20位以内の記録なし20位以内の記録なし
当サイトの記録より。日本と香港の「1位だった日数」は、8月6日から9日ぶんを前回記事の記録、8月10日以降を今回の記録として通算しています。

課金額のランキングであるGoogle Playの「トップセールス」では、15の国と地域のどこでも、この2週間で20位以内に入った日が1日もありませんでした。前回記事の時点でも同じ状態でしたから、無料ダウンロードの山が過ぎても課金側の山はまだ来ていない、という記録が続いています。

順位の取り方:15の国と地域を毎日1回、Google Playは200位・App Storeのゲームは25位まで記録している

数字の出どころをはっきりさせておきます。

  • 何を:日本・韓国・米国・台湾・香港・中国・ドイツ・フランス・英国・ブラジル・インド・サウジアラビア・シンガポール・インドネシア・タイの15の国と地域。App Storeの「無料ゲーム」と、Google Playの「無料ダウンロード」「トップセールス」を見ています。
  • どこから:App StoreとGoogle Playが公開しているランキングそのものです。第三者の推計値は使っていません。
  • いつ:日本時間の昼過ぎに毎日1回。その時点の順位を1日1件として保存しています。この記事の最新の取得日は2026年8月23日です。
  • どこまで:Google Playは各200位、App Storeのゲームは各25位までが取得範囲です。
  • 限界:1日1回の記録なので、日中に順位が上下しても途中は残りません。取得範囲の外にあるアプリは「記録なし」であって、配信されていないという意味ではありません。中国にはGoogle Playが存在しないため、iPhone側だけの観測になります。なお香港のApp Store側は8月14日と8月19日、台湾は8月14日にデータを取得できておらず、その日の順位は抜けています。

記録は日本ゲーム海外浸透指数のページで毎日更新しています。同じ場所を見れば、この記事の数字はそのまま確かめられます。

香港のApp Storeゲームでは8月7日から11日まで5日連続1位。配信18日目の8月23日も23位に残っている

15の国と地域のなかで、ひとつだけ動きが違ったのが香港でした。

App Storeの「無料ゲーム」ランキングで、香港は8月7日に1位へ立ち、8月11日まで5日続けて首位。日本が8月6日から9日までの4日連続で、8月10日にはもう4位へ落ちていたのと比べると、1日長く、しかも後ろへずれています。そのあとも香港は8月17日に12位、8月21日と22日に11位、そして8月23日が23位。取得範囲である25位以内に、配信18日目まで残り続けました。

台湾は8月10日の5位が最高で、8月13日の19位を最後に25位以内から消えています。日本も8月16日の24位が最後。同じ日に始まったものが、9日目・11日目・18日目という別々の日に取得範囲の外へ出ていったことになります。

もうひとつ、当サイトの記録から言えることがあります。Google Playの無料ランキング上位20本が前日から何本入れ替わるかを14日ぶん数えると、日本と台湾は1日あたり1.85本、香港は1.46本でした。日本と台湾のほうが、およそ1.3倍の速さで顔ぶれが変わる市場です。同じ勢いで人が減っていても、押しのけてくる新作の数が違えば、順位の落ち方は変わります。日本の順位が最後の3日でまとめて落ちたのも、香港が74位で止まっているのも、この差が効いています。

配信は8月6日で事前登録100万人。アニメ本編は2025年12月に完結しており、放送中の作品ではなかった

順位の外側で何が起きていたかは、当サイトでは測れません。ここは公式発表と各社の報道に頼ります。

ヒロサバはKLabが開発・配信するローグライト・ヒーローアクションで、配信日は2026年8月6日、中国大陸を除く全世界向けです。事前登録は配信当日に世界で100万人を突破しました。KLabは配信翌日の8月7日に、App Storeの無料ゲームランキングで1位を獲得したと発表しています。

『僕のヒーローアカデミア UNITED SURVIVAL』(略称「ヒロサバ」)がApp Store 無料ゲームランキングで1位を獲得したことをお知らせいたします。

この配信日は、もともと予定されていた日ではありません。海外メディアのCBRによれば、当初の配信予定は11月で、事前登録70万人を達成したあとに8月6日へ前倒しされました。3か月ほど早く出した格好です。

タイミングでもうひとつ効いているのが、原作アニメの状況です。テレビアニメ『僕のヒーローアカデミア』は2025年12月13日放送のFINAL SEASON最終回で、9年8か月の放送を終えました。つまりヒロサバは、アニメが毎週流れている状態ではなく、完結から8か月たったところに出た作品です。毎週の放送が新しいプレイヤーを連れてくる、という追い風は最初から無かったことになります。

出典アニメ『僕のヒーローアカデミア』新作アプリゲーム『僕のヒーローアカデミア UNITED SURVIVAL』(略称「ヒロサバ」)がApp Store 無料ゲームランキングで1位を獲得!(KLab / 2026年8月7日)

出典My Hero Academia’s New Roguelite Action Game Launches This Week After 700,000 Sign-Ups(CBR / 2026年8月)

出典アニメ『ヒロアカ』最終回が本日(12/13)放送。約9年にわたり放送されてきたデクたちの物語がついにラストへ(ファミ通.com / 2025年12月13日)

App Storeの評価件数は日本だけ1万4218件で、2番目に多い台湾の11倍。平均点は4.63で日本がいちばん高いわけではない

順位とは別に、AppleのApp Store検索APIから各国のストア情報も取りました。2026年8月24日に取得した数字です。

まず配信状況から。15の国と地域のうち、13でヒロサバの配信を確認できました。確認できなかったのは中国とブラジルです。中国はKLabが「中国大陸を除く」と明記しているとおり。ただしブラジルについては、公式サイトにもニュースリリースにも説明が見当たりませんでした。前回記事の時点でもブラジルのApp Storeでは確認できておらず、2週間たっても変わっていません。全世界配信をうたう作品で、南米最大の市場が説明なく抜けているのは、記録していて引っかかるところです。

平均評価は、日本が4.63で1万4218件。台湾が4.85で1220件、米国が4.70で1177件、香港が4.69で544件、タイが4.89で148件、フランスが4.50で134件、英国が4.65で113件、韓国が4.92で73件、ドイツが4.93で43件と続きます。インドの3件やサウジアラビアの11件のように母数がひと桁から2桁の市場もあるので、平均点を横に並べても比較にはなりません。

はっきりしているのは件数のほうです。日本の1万4218件は、2番目に多い台湾の1220件の11倍を超えています。それでいて平均点は日本が飛び抜けて高いわけではありません。評価を書く場にいちばん人が集まっているのが日本で、そこには5点を付ける人も厳しい点を付ける人も両方いる。順位が落ちても、書き込む人の数だけは桁が違うままです。

Google Playの売上ランキングは15の国と地域すべてで20位以内の記録なし。ヒロサバの2週間が映したのは「最初に触った人」の厚みの違い

無料ダウンロードのランキングは、人気の総量ではなく「その日に新しく入れた人の数」で決まります。事前登録100万人が一斉に入れた8月6日から9日が山で、そこから先は新しく入れる人の数だけで順位がつく。日本の3位から160位という下がり方は、その意味では珍しいものではありません。珍しいのは、同じ作品・同じ配信日で、香港だけが2週間後も74位に、App Store側では25位以内に残っていることのほうです。

課金側は、15の国と地域のどこでも20位以内に届いていません。ローグライトは1回のプレイが短く区切られるジャンルで、毎日長くログインさせて課金へ運ぶ作りとは設計が違います。無料ダウンロードで取った数がそのまま売上ランキングに移らないのは、ジャンルの形からすれば驚くところではありません。

日本のヒロアカファンにとって、この2週間の数字が意味するのはこういうことだと受け止めました。アニメが完結して8か月、毎週の入口が閉じたあとでも、配信初日に日本と香港でストアの首位を取れるだけの人が残っていた。そして最初の熱が引いたあと、いちばん長くランキングに姿を残しているのは日本ではなく香港でした。作品が海外でどのくらいの厚みで根を張っているかは、こういう地味な順位の残り方に出るのだと思います。

次に見るのは課金側です。無料ダウンロードの山が過ぎたあとにトップセールスへ顔を出すかどうかで、遊び続けている人の数がはっきりします。同じ15の国と地域を毎日記録し続けているので、動きがあればまた書きます。

編集部
吉沢まこと
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。