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【アメリカ】ゴジラ-0.0、北米の初日興収1,350万ドル。週末は外国語の実写映画で歴代1位の見込み

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【アメリカ】ゴジラ-0.0、北米の初日興収1,350万ドル。週末は外国語の実写映画で歴代1位の見込み

3行サマリー

  • 東宝『ゴジラ-0.0』は北米3,254館で公開され、11月6日(金)の興収は先行上映670万ドルを含めて1,350万ドルでした(Deadline集計)
  • 週末3日間の見込みは3,000万〜3,300万ドル。2002年の中国映画『HERO』の1,780万ドルを抜き、外国語の実写映画として北米で過去最高のオープニングになる計算です
  • 日本では11月3日の初日に興収9.1億円・動員59万人で、実写映画の初日として歴代1位。前作『ゴジラ-1.0』初日の201%でした

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Seriesゴジラ-0.0全4本

東宝『ゴジラ-0.0』の世界同時期公開と、日本と海外での受け止められ方を追う連載です。

  1. 2026/7/19【ブラジル】ゴジラ新作、日本公開の2日後にブラジルへ。オスカー受賞作の続編、標的はニューヨーク
  2. 2026/8/30【アメリカ】東宝『ゴジラ-0.0』のメイキング、日本語版は再生58万回で英語版の4倍。高評価の割合は英語版が5倍
  3. 2026/10/31ゴジラ-0.0の海外評価|米ロッテントマトで批評家の92%が好評、前作-1.0は99%。日本公開は北米より3日早い
  4. 2026/11/7【アメリカ】ゴジラ-0.0、北米の初日興収1,350万ドル。週末は外国語の実写映画で歴代1位の見込み(この記事)

ゴジラ-0.0、北米の金曜興収は1,350万ドル。前作のオープニング週末を1日で上回った

山崎貴監督の『ゴジラ-0.0』が、北米で大きなスタートを切りました。米業界誌Deadlineの集計では、11月6日(金、現地時間)の興収は1,350万ドル。11月3日の「ゴジラの日」に組まれたファン向け上映から木曜夜までの先行上映670万ドルを含む数字です。

前作『ゴジラ-1.0』は2023年の北米公開で、オープニング3日間の興収が1,140万ドルでした。今回は金曜1日だけでその数字を超えています。配給のGKIDSにとっても過去最高のオープニングになる見込みだと、Deadlineは伝えています。

シリーズの経緯は、北米の批評家評価をまとめた前回の記事と、北米IMAX先行上映の発表で整理しています。

Deadlineは「外国語の実写映画で北米最高」と試算、Varietyも先行670万ドルを報道

出典:Box Office: ‘Godzilla Minus Zero’ Roars Toward Record Opening(Deadline / 2026年11月7日 8:10 日本時間更新)

出典:Box Office: Godzilla Minus Zero Has $6.7 Million in Previews(Variety / 2026年11月7日 2:55 日本時間)

it also would be the biggest opening for a live-action foreign-language movie at the domestic box office.

Deadlineによると、週末3日間の見込みは3,000万〜3,300万ドル。これまで外国語の実写映画で北米最高のオープニングだったのは、2002年の中国映画『HERO』(チャン・イーモウ監督)の1,780万ドルで、24年ぶりに塗り替わる計算です。先行上映の670万ドルは、ハリウッド版『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019年)の630万ドルや、『名探偵ピカチュウ』(同)の570万ドルも上回りました。

Varietyも先行上映を670万ドルと報じ、週末は3,000万ドルで首位に立つ見通しだと伝えています。同じ週に公開されたワーナーのアニメ映画『The Cat in the Hat』の先行上映は100万ドルでした。

前作のオスカーとIMAXが北米の客層を広げた。字幕のR指定作品でも先行上映は前作の3倍

数字が大きく伸びた一番の理由は、前作『ゴジラ-1.0』が北米で積み上げた評判です。前作はアカデミー賞の視覚効果賞を受け、北米でも名前の通った作品になりました。その続編を待っていた観客が、公開初週に一気に劇場へ向かった形です。

では、なぜ前作より上映の初速が速かったのでしょうか。前作の先行上映は水曜と木曜の2日間で210万ドルでした。今回はIMAXと大型スクリーン(PLF)の上映枠が多く、「ゴジラの日」の11月3日からファン向け上映を始めています。日本公開と同じ日に北米のファンも観られるように組んだ日程が、先行上映を前作の約3倍まで押し上げました。

北米ではR指定(17歳未満は保護者同伴)を受けていますが、Deadlineは「裸になるトカゲも、F言葉を連発する人間や怪獣も出てこない」と書いています。米映画批評サイトのロッテントマトでは、批評家の好評率が91%(前作は99%)、一般観客の好評率は96%です。

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米Redditの興行ファンは「キングは健在」。出口調査のCinemaScoreは前作と同じAという投稿に278票

映画興行を追う米Redditのコミュニティr/boxofficeでは、Deadlineの金曜集計を伝えるスレッドに233票・63件のコメントが集まりました(日本時間11月7日15時ごろ)。コメント欄には「前作のほぼ3倍のオープニング。ビッグGにかなう者はいない」という声も並びます。

同じコミュニティでは、公開初日の観客に聞く出口調査CinemaScoreの評価が「A」だったとする投稿が278票・52件のコメントを集めています。CinemaScore側の発表そのものは確認できていませんが、Deadlineによれば前作もAで、ゴジラ映画でAを取ったのはこれまでハリウッド版『ゴジラvsコング』(2021年)だけでした。投稿のコメント欄では「前作と同じ。キング万歳」に79票が付いています。

一方で、実際に観た人からは「前作ほどではないが、IMAXの音響は信じられないほど」「とにかく音が大きいので注意」という感想も目立ちます。人間ドラマより怪獣の場面を評価する感想が目立つのは、前作との違いとして印象に残りました。

日本の初日9.1億円は実写の歴代1位。北米の金曜1日はその2倍を超えた

日本では11月3日(火・祝)に全国448館(うちIMAX65館)で公開され、初日の興収は9.1億円、動員は59万人でした(興行通信社調べ)。邦画・洋画を問わず実写映画の初日として歴代1位で、前作『ゴジラ-1.0』の初日比201%です。Deadlineによれば、それまでの記録は『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の8.4億円でした。

Deadlineは日本の初日9.1億円を570万ドルと換算しています。北米の金曜1,350万ドルは先行上映分を含むとはいえ、その2倍を超える金額です。日本では公開3日間で13.8億円(同誌換算で870万ドル)に達しました。前作の国内興収は76.5億円で、日本の報道ではシリーズ初の100億円突破も視野に入ったと伝えられています。

字幕の日本映画が北米の週末首位へ。24年続いた『HERO』の記録が週明けに確定する

日本語の字幕で観る実写映画が、北米の週末興収で首位に立とうとしています。ハリウッドのゴジラは英語版の権利を持つレジェンダリーが作り、日本の東宝は日本語の作品を作る。その日本語版のほうが、先行上映ではハリウッド版に並ぶところまで来ました。

r/boxofficeでは「R指定・字幕の実写映画で北米7,500万〜9,000万ドルまで伸びたらすごい」という試算も出ています。週末3日間の推計は日本時間11月9日、確定値は10日ごろに出る見込みです。『HERO』の1,780万ドルを本当に超えるのか、そして前作のように息の長い興行になるのか、引き続き追っていきます。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。