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【韓国】名探偵コナン『30号殺人事件』、映画館で公開初日1位。日本ではテレビ放送の2時間スペシャルに2.5万人

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【韓国】名探偵コナン『30号殺人事件』、映画館で公開初日1位。日本ではテレビ放送の2時間スペシャルに2.5万人

3行サマリー

  • 名探偵コナン30周年スペシャル『30号殺人事件』が11月5日に韓国で公開され、初日に2万5,379人を集めて日次興行1位になりました
  • 初日の売上シェアは22.2%。4週連続で週末1位だった映画ちいかわ(累計263万9,794人)は、この日4位でした
  • 日本では9月25日にテレビで放送された2時間スペシャルが、韓国ではCJ ENM配給・CGV単独の吹き替え版として映画館にかかっています

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Series名探偵コナン 放送30周年スペシャル全3本

名探偵コナン放送30周年記念2時間スペシャル『30号殺人事件』の放送と、海外での劇場公開・配信状況を追う連載

  1. 2026/9/6名探偵コナン『30号殺人事件』はいつ?9月25日よる9時から2時間スペシャル。海外掲示板は毎週の放送より30周年に反応
  2. 2026/9/27【台湾】名探偵コナン30周年スペシャル、11月6日に台湾・香港・マカオで劇場公開。日本のテレビ放送が海外では映画館に
  3. 2026/11/7【韓国】名探偵コナン『30号殺人事件』、映画館で公開初日1位。日本ではテレビ放送の2時間スペシャルに2.5万人(この記事)

名探偵コナン『30号殺人事件』、韓国公開初日に2万5,379人で1位

アニメ『名探偵コナン』の放送30周年を記念したスペシャル『30号殺人事件』が、韓国の映画館で好調なスタートを切りました。韓国映画振興委員会の統合電算網の集計によると、公開初日の11月5日に2万5,379人を動員し、その日の興行ランキングで1位になっています。先行上映を含む累計は2万8,165人です。

韓国題は『명탐정 코난: 30호 살인 사건』。配給はCJ ENMで、上映はCGVの単独、韓国語の吹き替え版です。上映時間は96分。日本ではテレビで放送された回が、韓国では有料の劇場作品として1位を取ったことになります。

韓国メディア2紙が報じた初日の数字、2位『最終面接』に約5,600人差

出典:‘명탐정 코난: 30호 살인 사건’ 개봉 첫날 1위 출발…’최종면접’ 2위(イコノミックレビュー / 2026年11月6日)

出典:“Detective Conan” Opens at No. 1 With 25,000 Moviegoers; “Chiikawa” Leads in Advance Sales(シネプレイ / 2026年11月6日)

「『名探偵コナン:30号殺人事件』が11月5日の公開初日に2万5379人を動員し、ボックスオフィス1位を記録した」(イコノミックレビューより翻訳)

イコノミックレビューによると、2位は韓国映画『最終面接』の1万9,745人で、コナンとの差は約5,600人でした。シネプレイは、コナンの初日の売上シェアを22.2%と伝えています。

同じ日のランキングには、ほかにも日本のアニメ映画が入っていました。4位は映画ちいかわ(累計263万9,794人)、5位は『魔法少女まどか☆マギカ』の劇場版(累計1万8,250人)です。上位5本のうち3本が日本のアニメということになります。

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テレビの2時間スペシャルが韓国で1位を取れた理由は、劇場版で育ったファン層

1位を取れたのは、韓国にコナンを毎年映画館で観るファンが根付いているからです。劇場版コナンは韓国でも毎年のように公開されていて、2026年の劇場版も8月12日に吹き替え版で公開されたばかりでした。映画館でコナンを観る習慣があるからこそ、テレビ向けに作られたスペシャルでも観客が集まったのだと思います。

では、なぜテレビ回を劇場にかけたのか。『30号殺人事件』は、新紙幣の偽札事件をめぐってコナンと全国の警察、FBIが総出で動く話です。韓国メディアのウィキトリーは公開前の記事で、主要キャラクターが勢ぞろいする「ファンサービスの回」として紹介していました。登場人物が多く、30周年の記念回でもあるため、劇場版を観てきた層に向けて売り出しやすい作品だったといえます。

ただ、勢いが週末まで続くかはまだ分かりません。シネプレイによると、6日時点の週末の前売り率は、ちいかわが23.0%(約6万3,000枚)で1位、コナンは9.3%(約2万5,000枚)で3位でした。CGVだけでの上映なので、館数でも不利になります。初日の1位は、ファンが公開日に集中して足を運んだ結果と見るのが自然です。

日本では地上波の放送回、韓国では入場料を払って観る映画に

日本の視聴者にとって意外なのは、作品の扱いの違いでしょう。日本では9月25日よる9時から2時間スペシャルとして放送され、テレビをつければ無料で観られました。それが韓国では、映画館で入場料を払って観る作品として興行ランキングの首位に立っています。

この扱いは韓国だけではありません。台湾・香港・マカオでも、11月6日から曼迪傳播の配給で劇場公開されています。日本のテレビアニメの特別回が、アジアの各地で「劇場版」と同じ売り方をされているわけです。日本のファンが何気なく観たテレビ回が、海外ではお金を払っても観たい作品になっている点に、コナンという作品の海外での強さを感じました。

コナン30周年スペシャルの韓国1位は、日本のテレビアニメを海外の劇場で売る試金石

初日2万5,379人での1位は、テレビ向けの特別回でも海外の劇場で売れることを数字で示しました。週末の前売りではちいかわに大きく離されているため、累計がどこまで伸びるかは、この週末(11月7〜9日)の成績で見えてきます。台湾・香港・マカオでの成績とあわせて、週明けの数字を確認したいと思います。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。