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【アメリカ】庵野秀明監督の劇場版『宇宙戦艦ヤマト√2199』制作決定。米国版ファンのRedditは高評価率100%

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【アメリカ】庵野秀明監督の劇場版『宇宙戦艦ヤマト√2199』制作決定。米国版ファンのRedditは高評価率100%

3行サマリー

  • 『宇宙戦艦ヤマト』52周年の2026年10月6日、庵野秀明と出渕裕が共同で監督する劇場長編『宇宙戦艦ヤマト√2199(ルート2199)』の制作が発表された
  • アニメーション制作はProduction I.Gとスタジオカラーの初の共同制作。公開時期は未定で、リメイク版『ヤマトよ永遠に REBEL3199』は10月30日に最終章を迎える
  • 米国版「Star Blazers」のファンが集うRedditの告知スレは、スレッド作成から約10時間で143票・高評価率100%。最も多くの票を集めたのは「√2199」の計算だった

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庵野秀明と出渕裕が共同監督、Production I.Gとスタジオカラーが初めて組む劇場版ヤマト

劇場長編アニメーション『宇宙戦艦ヤマト√2199(ルート2199)』の制作が、2026年10月6日に公式サイトで発表されました。10月6日は1974年にテレビシリーズの放送が始まった日で、今年が52周年にあたります。

庵野秀明さんが企画・製作総指揮と監督を、出渕裕さんが共同監督を務めます。出渕さんは2012年に始まったリメイク『宇宙戦艦ヤマト2199』の総監督です。アニメーション制作はProduction I.Gとスタジオカラーで、両社が共同で制作するのはこれが初めてです。企画にはProduction I.G創業者の石川光久さんも名を連ねています。

発表と同時にティザービジュアルが公開されました。荒廃した大地から宇宙へ発進しようとするヤマトを描いたものです。公開時期は「決定次第お知らせ」とされ、まだ決まっていません。

公式サイト「新たなるヤマトの航海にどうぞご期待ください」

出典:劇場長編アニメーション『宇宙戦艦ヤマト√2199(ルート2199)』制作決定!ティザービジュアルも解禁。(宇宙戦艦ヤマト√2199 公式サイト / 2026年10月6日)

出典:Hideaki Anno, Yutaka Izubuchi Co-Direct Yamato √2199 Film at I.G, Khara(Anime News Network / 2026年10月6日 日本時間)

少年の時の夢を叶える為だけでなく、自分達が次世代や同世代への祈りや願いを込めたヤマトを作り続けたい。

公式サイトに載った庵野さんのコメントです。英語圏ではAnime News Networkが英題を『Cosmoship Yamato √2199』と紹介し、「√」は「ルート」と読むと説明しています。

2024年の予告から2年、REBEL3199が完結する直前に正式発表

今回の発表は、2年前の予告がようやく形になったものです。2024年10月の50周年記念上映で、庵野さんはスタジオカラーがヤマトの権利元から新作アニメ映像を作る許諾を得たと明かし、出渕さんも参加を認めていました。2025年8月21日には、庵野さんがProduction I.Gの取締役に就いています(Anime News Network)。

なぜこの時期なのか。出渕さんが手がけてきたリメイクの流れが、ちょうど区切りを迎えるからです。現行シリーズ『ヤマトよ永遠に REBEL3199』は全7章の劇場上映で、最終章は10月30日に日本で公開されます。タイトルに「2199」を含む新作が、その3週間あまり前に出てきたことになります。シリーズの完結と次の航海の告知を重ねた、と受け止めました。

では、なぜ庵野さんはここまでヤマトにこだわるのか。本人は中学2年からのファンだと公言しており、リメイク『2199』ではオープニング映像の企画も担当しました。『エヴァンゲリオン』の後に『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』『シン・仮面ライダー』と、子どものころに見た作品を自分の手で作り直してきた流れの先にあるのが、この劇場版です。

ヤマトは2026年9月に、劇場版『さらば宇宙戦艦ヤマト』などを監督した舛田利雄さんを亡くしたばかりです(舛田利雄監督の訃報と米国版Star Blazers世代の追悼)。

米国版Star Blazersのファン板は143票・高評価率100%、最多票は「√2199=46.89」

海外では、米国でヤマトが「Star Blazers」の題で放送された世代のファンが特に強く反応しています。日本時間10月6日19時15分ごろに確認したところ、Redditの各スレッドの数字は次のとおりでした。

  • r/StarBlazers(米国版のファン板)の告知スレ:143票・高評価率100%・コメント12件
  • r/anime(英語圏最大のアニメ板)のティザーポスター告知:66票・高評価率94%・コメント10件
  • r/TwoBestFriendsPlay(ゲーム・アニメの雑談板):31票・高評価率97%・コメント11件

r/StarBlazersで最も票を集めたコメント(37票)は、「2199の平方根は46.893496350773」という冗談でした。タイトルの「√」を数学記号として読んだもので、題名の読み方そのものが、まず話題になっていたのは少しほほえましく感じます。

次に多かったのは中身を案じる声です。21票を集めたコメントは、「前日譚なのか、総集編なのか」と問いかけ、イスカンダルへの旅を描くのは3度目か4度目になると指摘しました。そのうえで「ヤマトがジークアクスみたいにならないといいけど」と続けています。スタジオカラーが2025年に手がけた『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』のように、原作の歴史を大きく書き換える作品になるのではないか、という警戒です。「2199の時系列に沿うのか、語り直しなのか」(15票)という疑問も並びました。

一方で、歓迎の声もはっきりしています。「シン・ヤマトと呼び続けるつもり」(13票)という書き込みは、庵野さんの「シン」シリーズの延長として受け止めていることを示しています。雑談板では「庵野は子どものころに好きだった作品を映像化する夢を生きている」(22票)というコメントが最も支持されました。

公開時期は未定、次の手がかりは10月9日発売のニュータイプと池袋・箱根湯本のポスター

日本のファンが一番知りたい公開時期は、まだ発表されていません。公式サイトと公式X(@yamato_r2199)で順次知らせるとしています。

次に情報が出るのは10月9日です。この日に発売される「月刊ニュータイプ」11月号に庵野さんと出渕さんの対談インタビューが載り、初公開のヤマトのイラストも掲載されます。ティザーポスターは、10月9日夕方からEVANGELION STORE TOKYO-01(池袋)、10月10日夕方から箱根湯本えゔぁ屋で、ほかに先がけて掲出されます。

海外のファンが気にしている「前日譚か、語り直しか」という点も、このインタビューでどこまで語られるかが焦点になります。

『2199』の作り手とカラーが組む新作、海外は期待と「書き換え」への警戒が半々

『宇宙戦艦ヤマト√2199』は、リメイク『2199』を率いた出渕裕さんと、ヤマトに育てられたと語る庵野秀明さんが共同で監督する劇場版です。発表から1日たたないうちに、米国の古参ファンは高評価率100%で迎えました。同時に、最も議論を呼んでいるのは「どの物語を描くのか」です。海外の反応は、期待と、ジークアクスのような大胆な書き換えへの警戒が入り混じっています。個人的には、21票を集めた「前日譚か、総集編か」という問いが、この発表の核心を一番よく突いていると感じます。答えが出るのは、早くても10月9日のニュータイプです。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。