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【アメリカ】JENNIE参加『Dracula』、ビルボードのトップ10に16週でK-POP最長と韓国紙。記録更新中の8月、JENNIEはサマソニにいた

編集部
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
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【アメリカ】JENNIE参加『Dracula』、ビルボードのトップ10に16週でK-POP最長と韓国紙。記録更新中の8月、JENNIEはサマソニにいた

3行サマリー

  • Tame Impalaの「Dracula」(BLACKPINKのJENNIE参加版)が、米ビルボードHot 100のトップ10に16週とどまったとKorea Heraldが報じた。K-POPのアーティストが関わった曲としては最長になる
  • それまでの記録はBTS「Butter」の15週。「Dracula」は2026年2月6日にJENNIE参加版が出て、Hot 100で最高5位まで上がった
  • 記録が伸びていた8月、JENNIEは14日に東京、16日に大阪でサマーソニック2026に出演していた。国内盤CDはソニーミュージックから2,860円(税込)で出ている

「Dracula」がHot 100のトップ10に16週、BTS「Butter」の15週を上回る

オーストラリアのTame Impalaが2025年9月26日に発表した「Dracula」に、BLACKPINKのJENNIEが参加したリミックス版が2026年2月6日にColumbia Recordsから出ました。この曲が米ビルボードのメインチャートHot 100でトップ10に入り続けているとして、韓国メディアが記録を報じています。

Korea Heraldは2026年9月15日、この曲がトップ10での滞在を16週に伸ばし、BTS「Butter」が持っていた15週を上回ったと報じました。K-POPのアーティストが歌った、あるいは参加した曲としては最長のトップ10滞在になります。最高位は5位で、報道の時点では2週連続の6位でした。

数字の並びが示しているのは、この曲が一度跳ねて落ちる打ち上げ花火型のヒットではなかった、ということです。2月にリミックスが出てから7カ月以上が経ってなお6位にいる。トップ10というのは通常、数週で入れ替わる場所です。16週という数字を見たとき、記録そのものより先に、その居座り方のほうに目が行きました。

Korea Herald「K-POP勢が関わった曲で最長のトップ10滞在」

出典‘Dracula’ featuring Jennie longest-charting song by K-pop artist in Hot 100’s top 10(Korea Herald / 2026年9月15日)

出典Billboard Hot 100(Billboard / チャート本体)

The track held at No. 6 for a second straight week, extending its stay inside the top 10 to 16 weeks.

同じ見出しの記事はKorea JoongAng Dailyにも翌16日付で掲載されています。ただし文面が一致しているため、これは独立した2本目の取材ではなく同一原稿の配信と見るのが妥当です。週数そのものはビルボードの公開チャートで確認できる数字ですが、「K-POP最長」という位置づけの部分は、現時点では韓国メディアの報道に依拠しています。

リミックス投入から7カ月、曲名がちょうどハロウィン商戦に差しかかる

ここから先が、この記録がまだ止まらないかもしれないと見られている理由です。曲名が「Dracula」で、10月にはハロウィンがあります。季節物のプレイリストに乗る曲は毎年10月に再生数が跳ねるため、海外のファンの間では「まだ上がる」という見方が出ています。

ストリーミングの規模も小さくありません。集計サイトkworbによれば、Spotifyでのグローバル累計再生は2026年9月15日時点で4億9,343万回に達しています。この数字がハロウィンでもう一段乗るなら、最高位5位の更新も射程に入ります。

ビルボード自身も、この曲がHot Rock & Alternative Songsで1位、Pop Airplayでも1位を取った時点でそれぞれ記事にしていました。ロック系チャートとポップのラジオチャートの両方で首位に立つというのは、ジャンルの境界を越えて回っている状態を指します。16週という数字は、首位を取ったからではなく、どのジャンルの入口からも聴かれ続けて落ちなかったことで積み上がったものです。

r/kpopの関心は「4カ月超のトップ10」と「これはK-POPなのか」に割れた

2026年9月15日、Redditのr/kpopにこの記録を扱うスレッドが立ちました。反応は大きく2つに分かれています。

ひとつは記録の異常さへの驚きです。過去のK-POP曲のトップ10滞在週数を自分で調べたというユーザーが、4カ月を超えてトップ10に居続けた曲はこれが唯一だと指摘しており、この点を評価する投稿が目立ちました。比較として挙げられていた他の曲の週数(ROSÉとBruno Marsの「APT.」が14週、BTS「Dynamite」が13週、PSY「Gangnam Style」が12週)は、あくまでコミュニティ内で集計された数字で、公式発表ではありません。

もうひとつは、そもそもこれをK-POPの記録として数えてよいのか、という引っかかりです。「Dracula」はTame Impalaの曲であり、JENNIEは参加アーティストです。制作の主体はオーストラリアのプロジェクトで、韓国の事務所やレーベルが仕掛けた曲ではありません。この分類に違和感を示す声もスレッドには含まれていました。

ハロウィンに向けた再上昇への期待は、この2つの論点をまたいで書き込まれています。SNSでは、こうした受け止めが並走している状態です。

記録が伸びていた8月、JENNIEはサマーソニックの2公演に立っていた

日本にいた人にとって、この記録は遠い国の話ではありません。トップ10滞在が続いていた2026年8月、JENNIEはサマーソニック2026に出演しています。8月14日に東京(ZOZOマリンスタジアムおよび幕張メッセ)のマウンテンステージ、8月16日に大阪(万博記念公園)です。米ビルボードで記録を更新している最中のアーティストを、日本のフェス客は生で見ていたことになります。

音源の側も国内に入っています。「ドラキュラ(JENNIE Remix)」の国内盤CDがソニーミュージックから2,860円(税込)で発売され、歌詞対訳と解説が付いています。輸入盤で済ませずに国内仕様が組まれるというのは、日本市場で売れる見込みが立っていることの表れです。

報道の面でも、日刊スポーツや聯合ニュースが「ビルボードのラジオチャート1位」「2週連続で自己最高の5位」といった節目ごとに日本語で伝えてきました。今回の16週という記録も、その延長線上にあります。夏のフェスで浴びた曲がそのまま記録を更新していたと知ると、あの日の景色の見え方も少し変わりますね。

米国の16週が示すのは、K-POPの主戦場がK-POPの枠の外に移りつつあること

この記録の面白さは、週数そのものよりも、記録の作られ方にあります。BTS「Butter」の15週は、K-POPのグループがK-POPとして出した曲で積み上げた数字でした。対して「Dracula」は、オーストラリアのロックプロジェクトに韓国のアーティストが客演した曲です。分類を疑う声がRedditに出たのは、むしろ自然な反応だと受け止めました。

ただ、疑われていること自体が結果を示しています。K-POPのアーティストが最も長く米国のトップ10に居座った方法は、K-POPの枠の中で勝負することではありませんでした。ジャンルの側に入っていって、ロックチャートとポップのラジオの両方で1位を取る。そういう回り方をした曲が記録を持っていったわけです。

10月のハロウィンで「Dracula」がもう一度浮上するかどうかは、数週間で分かります。日本のリスナーにとっては、8月のサマソニで聴いた曲が、その後どこまで記録を伸ばすのかを追いかける形になります。

編集部
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。