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【インド】カプコン『スト6』とバンダイナムコ『鉄拳8』、インド代表2人が名古屋アジア大会へ

編集部
Velleity Note 編集部Overseas Reception, Read Straight
公開 2026/07/02
最終更新 2026/07/02
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【インド】カプコン『スト6』とバンダイナムコ『鉄拳8』、インド代表2人が名古屋アジア大会へ

3行サマリー

  • S8UL Esports所属のGurashish Singh(通称Soul)とPrateek Bhaunt(B Haunt)の2人が、9月開幕のアジア大会にインド代表として出場を決めた。担当タイトルはカプコンの『ストリートファイター6』とバンダイナムコの『鉄拳8』。
  • アジア大会eスポーツの格闘ゲーム部門は、スト6・鉄拳・SNKの『KOF』という3シリーズをまとめて「格闘技(Competitive Martial Arts)」という1つの金メダル種目として扱う。
  • 舞台は愛知・名古屋(9月19日〜10月4日)。日本生まれの格闘ゲームが、国と国が金メダルを奪い合う競技そのものになっている。

S8ULの2人、スト6と鉄拳8でインド代表としてアジア大会に出場

インドのeスポーツチームS8UL Esportsから、格闘ゲームの選手2人がアジア大会2026の出場権をつかんだ。Gurashish Singh(ゲーマー名Soul)が『鉄拳8』、Prateek Bhaunt(同B Haunt)が『ストリートファイター6』で、それぞれインド代表として名古屋の舞台に立つ。人口14億の国が、日本製の格闘ゲームでアジアのトップと殴り合う。その入口に立った2人の名前が、ようやく決まったという話だ。

MyKhel報道:SoulとB HauntがNESC 2026を勝ち抜いて代表権を獲得

元ネタS8UL Esports’ Gurashish Singh, Prateek Bhaunt secure Asian Games 2026 berths(MyKhel / ANI・2026年6月5日)

The support I’ve received through S8UL’s Fighting Games Talent Hunt Program has played a huge role in my journey, giving me access to coaching, tournament opportunities, and the resources needed to compete consistently.

2人はインド代表の選考大会にあたる全国eスポーツ選手権(NESC 2026)を勝ち抜いた。Soulは鉄拳8部門で全国王者になり、B Hauntはスト6部門で頂点に立った。Soulは2025年のBRICS eスポーツ大会にもインド代表として出ており、今回が国際舞台への2度目の挑戦になる。チームが用意した育成プログラム「Fighting Games Talent Hunt」でコーチングや大会機会を積み上げてきた、と本人は語っている。個人の才能任せではなく、組織が金を出して選手を育てる段階に、インドの格ゲーが入ったということでもある。

格闘ゲーム3シリーズは「格闘技」種目としてまとめて1つの金メダルを争う

おもしろいのは種目の組み方だ。アジア大会のeスポーツでは、ストリートファイター・鉄拳・KOFの3シリーズが「格闘技(Competitive Martial Arts)」という枠に束ねられ、全部あわせて金メダル1つを分け合う。柔道や空手のような格闘技と同じ扱いで、画面の中の格ゲーが並んでいる、と考えるとわかりやすい。3タイトルの作り手はいずれも日本の会社で、鉄拳8はバンダイナムコ、スト6はカプコン、KOFはSNKが手掛けている。インドが実際に代表を送り込めたのは、このうちスト6と鉄拳8の2枠だった。

日本製の格ゲーが、インドの巨大市場でブランドを広げる土俵になる

日本のゲーム業界から見ると、この一件は市場の話に直結する。インドのゲーム市場はスマホが主戦場で、家庭用機とPCを合わせても全体の1%程度しかない。そのインドで、家庭用機やPCで遊ぶ格ゲーの代表選手が生まれ、国を背負って日本のタイトルを握る。カプコンやバンダイナムコにとっては、広告費をかけずにブランドが国の代表競技として露出する場になる。プレイヤー人口5億人超という将来市場に、スト6や鉄拳の名前が「国の顔」として刻まれていく意味は小さくない。日本のFGC(格ゲーコミュニティ)にとっても他人事ではない。すぐ隣のパキスタンからはArslan Ashが出て、6月のEVO 2026で鉄拳8の優勝を重ね、通算8度目のタイトルに並んだ。EVO 2026はスト6に2,414人、鉄拳8に1,354人がエントリーする規模で、南アジア勢が世界の上位を脅かす構図はもう現実になっている。日本の強豪が国内だけで無双できる時代は、とっくに終わりかけている。

日本の格ゲーがアジアの国際競技の共通言語になりつつある

つまりこういうことだ。日本の会社が作った格闘ゲームが、いまやアジアの国どうしが金メダルを争う共通のルールブックになっている。そこにインドが選手を送り、パキスタンが世界王者を出す。日本にとっては、自国発のタイトルが国際競技の土俵になったという誇らしさと、その土俵で足をすくわれかねないという緊張が、同時にやってくる。9月の名古屋で、日本製の格ゲーを握ったインドの2人がどこまで戦えるか。それは日本の格ゲーが「輸出品」から「国際共通言語」へ変わったことを、いちばんわかりやすく映す鏡になる。

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Velleity Note 編集部
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