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【サウジアラビア】発祥のeスポーツ世界大会、今週パリで開幕。イラン戦争で50日前に大移動、日本の梅原大吾らも参戦

編集部
Velleity Note 編集部Overseas Reception, Read Straight
公開 2026/07/04
最終更新 2026/07/04
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【サウジアラビア】発祥のeスポーツ世界大会、今週パリで開幕。イラン戦争で50日前に大移動、日本の梅原大吾らも参戦

3行サマリー

  • 世界最大級のeスポーツ大会「Esports World Cup 2026」が、開催地をサウジアラビア・リヤドからフランス・パリへ移転。賞金総額は過去最高の7500万ドル(約120億円)
  • 移転発表はわずか50日前の5月20日。リヤド近郊の空港へのミサイル・ドローン攻撃が相次ぎ、航空便の運休が広がったことが引き金になった
  • 日本からは格闘ゲームの世界的レジェンド、梅原大吾・ときど・ふ〜ど(REJECT所属)がストリートファイター6の代表権を獲得済み。7月末にパリの舞台に立つ

賞金120億円のeスポーツ世界大会、リヤドからパリへ緊急移転

非営利団体Esports Foundation(EF)が主催する「Esports World Cup(EWC)」の2026年大会が、2026年7月6日から8月23日にかけてフランス・パリで開かれる。2024年、2025年と2年連続でサウジアラビア・リヤドを舞台にしてきたこの大会にとって、サウジ国外での開催は今回が初めてだ。100カ国以上から2000人超の選手、200を超えるクラブが参加し、『ストリートファイター6』『鉄拳8』『リーグ・オブ・レジェンド』など24タイトル・25トーナメントで、総額7500万ドル(約120億円)という史上最高額の賞金を争う。

Famitsu報道:エリゼ宮でマクロン大統領とEF最高責任者が並んだ発表

元ネタ【EWC2026】eスポーツワールドカップ2026がフランス・パリで開催決定、現在の地域情勢を踏まえて。サウジアラビア・リヤド以外では初(ファミ通.com / 2026年5月21日)

リヤドは、Esports World Cupを世界的な注目イベントへと押し上げました。リヤドはEWCのホームです。

この発表は、パリのエリゼ宮殿で行われた。フランスのエマニュエル・マクロン大統領とEF最高経営責任者ラルフ・ライヒェルト氏が並んで撮影に応じており、一民間大会の会場変更としては異例の政府トップ級の対応だったことがうかがえる。ライヒェルト氏は「リヤドはEWCのホーム」と強調しつつ、今回のパリ開催を「国際巡回開催の構想を前倒しで推進する」一歩と位置づけた。

リヤド近郊への攻撃相次ぐ、50日前という異例の決断の背景

移転の理由についてEFは「現在の地域情勢を踏まえて」とだけ説明しているが、複数の海外メディアは、2026年に入って激化した中東情勢、とりわけイランとその関係勢力によるサウジアラビア国内インフラへの攻撃を背景として挙げている。リヤドの玄関口であるキング・ハーリド国際空港の周辺では、ドローンやミサイルによる攻撃が断続的に発生し、複数の航空会社が同地域への便を減便・運休する事態となった。100カ国以上から2000人を超える選手を安全に集める大会にとって、渡航手段そのものが不確実になったことが決定打になったとみられる。発表は開幕のわずか50日前にあたる5月20日で、会場変更としては極めて短期間の決断だった。

日本代表の梅原大吾・ときど・ふ〜ども、初の開催地変更に直面

日本のeスポーツチーム「REJECT」は今大会、『ストリートファイター6』部門で梅原大吾(ウメハラ)、ときど、ふ〜どの3人が「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025」優勝によって出場権を獲得している。梅原大吾は世界的に名前が知られる格闘ゲーム界のレジェンドで、ときど・ふ〜ども国内外の大会で実績を積んできた常連だ。3人が挑む『ストリートファイター6』部門は当初リヤドで7月28日から31日に予定されていたが、今大会からパリの会場で開催されることになる。REJECTからはこの3人に加え、欧州リーグ覇者のAngryBird・Big Bird、『餓狼伝説 City of the Wolves』部門のLaggiaも出場権を獲得しており、日本発のチームとして計6人が国際大会の異例づくしの一年に立ち会う。

大会全体では、これまで唯一のリアルタイムストラテジー(RTS)種目として採用されてきた『スタークラフト2』が今大会は種目から外れており、RTSファンやコミュニティからは不満の声も上がっている。開催地の急な変更に加えて種目構成も変わるなど、2026年大会は例年以上に波乱含みのまま開幕を迎える。

eスポーツの国際大会運営に、地政学リスクという新たな課題

EFのライヒェルト氏は「リヤドはEWCのホーム」だと強調し、2027年大会はリヤドに戻る可能性もあるという。とはいえ、賞金総額120億円規模の大会がわずか50日で開催国を変えたのは前代未聞だ。地域紛争の余波がここまで直接的にゲーム大会の運営を揺さぶった例は、これまでなかった。梅原大吾たちが挑むのは、いつものリヤドではない、急ごしらえのパリの舞台だ。

編集部
Velleity Note 編集部
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