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【アメリカ】ゴジラ-1.0の山崎貴監督、初の英語作品『Grandgear』の全米公開を2028年1月14日に前倒し。日本公開日は未発表

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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3行サマリー

  • ソニー・ピクチャーズは、山崎貴監督の初の英語作品『Grandgear』の全米公開日を2028年2月18日から1月14日へ、5週間早めました
  • 新しい1月14日は、パラマウントの『ロングレッグス』続編を含む計4本が並ぶ週末です。元の2月18日には『ザ・バットマン Part II』が入っています
  • 山崎監督の『ゴジラ-0.0』は日本で2026年11月3日、北米で11月6日に公開予定。『Grandgear』の日本公開日はまだ示されていません

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山崎貴監督の『Grandgear』、全米公開が2028年1月14日に5週間前倒し

『ゴジラ-1.0』の山崎貴監督が初めて英語で撮る長編『Grandgear(グランドギア)』の全米公開日が、2028年2月18日から1月14日に変わりました。米ハリウッドの業界紙Deadlineが現地時間9月30日(日本時間10月1日)に報じ、米国の興行データサイトThe Numbersの2028年公開予定表も同じ日付に更新されています。

1月14日は、米国のキング牧師記念日(1月17日)と重なる3連休の初日です。配給はソニー・ピクチャーズ傘下のコロンビア・ピクチャーズで、製作はJ.J.エイブラムス氏のバッド・ロボット。山崎監督は監督と脚本を兼ねています。

Deadline「MLKの週末へ」、同じ発表でPlayStation原作『ヘルダイバー』は半年後ろへ

出典:Ridley Scott’s ‘Treasure Island’; ’24 Jump Street’ Eye 2027 Release Dates, More(Deadline / 2026年9月30日・米西部時間)

出典:Movie Theatrical Release Schedule for 2028(The Numbers / 2026年10月2日確認)

Grandgear, moves from February 18, 2028, to MLK weekend January 14, 2028.

今回の変更は、ソニーが劇場関係者の集まる時期にまとめて出した日程変更の1つです。Deadlineによると、同じ発表でPlayStationのゲームを原作にした実写映画『ヘルダイバー』は2027年11月10日から2028年6月9日へ移り、空いた11月の枠にはリドリー・スコット監督の『宝島』が入りました。

新しい1月14日の週末には、パラマウントの『ロングレッグス』続編やAmazon MGMの『Alone at Dawn』も並びます。The Numbersの予定表では、計4本が同じ日に公開されます。

前倒しの理由は未説明、元の2月18日には『ザ・バットマン Part II』

ソニーは前倒しの理由を説明していません。ただ、The Numbersの予定表を見ると、元の2月18日にはワーナー・ブラザースの『ザ・バットマン Part II』が入っています。巨大ロボットの新作が、大型シリーズと同じ週末にぶつかるのを避けたと読むのが自然だと、わたしは受け止めました。

では、なぜ1月なのか。米国の1月は、年末の賞レース作品が広がる裏で大作の少ない時期とされ、「1月公開は期待されていない作品の置き場」というイメージがいまも根強く残っています。一方で、競合の少ない連休を取れば、オリジナル作品でも初週の数字を作りやすくなります。山崎監督の前作は、TheWrapによると製作費1,000万ドルで世界興収1億1,600万ドルを超え、シリーズ初のアカデミー賞(視覚効果賞)を取りました。ソニーはその実績を、混み合う2月ではなく空いた1月に賭けたことになります。

中身はまだほとんど明かされていません。2026年4月の米映画興行会議シネマコンで流れた短い映像について、TheWrapは巨大ロボットが怪獣と戦う場面で、『クローバーフィールド』に近い地上目線の撮り方だったと伝えています。

Reddit r/moviesの反応は「1月はつらい」、前倒しを歓迎しきれない声

海外の映画ファンの反応は、期待と不安が半々です。Redditの映画コミュニティr/moviesでは、日程変更を伝えた投稿が10月2日朝(日本時間)の時点で96ポイント、高評価率92%を集めました。

  • 最も支持を集めたコメントは「1月公開のイメージを変えてくれるかもしれないけど、夏の枠を取るべきだった」というものでした(6ポイント)。
  • 「1月か、うわあ。それでも山崎監督を信じてる」と、日程には不安を示しつつ監督への信頼を口にする声もあります。
  • 同じ投稿には、r/moviesのモデレーターが「山崎監督が数週間のうちに質問に答えるAMA(Ask Me Anything)に参加するかもしれない」と書き込んでいます。

4月に2028年2月18日公開が決まったときは、r/moviesで89ポイント、興行を語るr/boxofficeで87ポイントでした。話題の大きさは当時とほぼ同じですが、今回は「なぜ1月なのか」という戸惑いがはっきり出ています。英語版ウィキペディアの「Takashi Yamazaki」の閲覧数も、直近7日の平均が1日あたり844回と、前の週(397回)の2倍を超えました。

日本では『ゴジラ-0.0』が先、『Grandgear』の日本公開日は未発表

日本のファンにとって先に来るのは『ゴジラ-0.0』です。日本では2026年11月3日、北米では同じ週の11月6日に公開され、日本製作のゴジラ映画として初めて日米ほぼ同時の公開になります。

『Grandgear』は、その北米公開から1年2か月あまりで続くことになります。今回の発表は北米の公開日の変更で、日本での公開時期には触れていません。英語作品のハリウッド映画は、日本公開が米国より遅れることも珍しくありません。日本の観客がいつ観られるのかは、国内での配給の発表を待つ必要があります。

山崎監督の米国本格進出、1月の連休で試される初週の力

『Grandgear』の前倒しは、日本の監督が書いたオリジナル作品を、ハリウッドのスタジオが競合の少ない連休に置いたという判断です。原作もシリーズの看板もない作品なので、初週の数字がそのまま山崎監督の米国での評価になります。『ゴジラ-0.0』の北米興行がその前哨戦になる点も含めて、2026年11月から2028年1月までの1年あまりを追いかけたいと思います。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。